問㊿ あなたはなぜ物語を書くのか?

 最終回です。

 ここまで短かったような、長かったような。

 でもまぁいろいろと書きましたね。


   ✒


 で、最後はやっぱりこの質問がいいのかなぁ、と。


……その前になぜ章タイトルを『問』にしていたか、についてちょっとだけ。


   ✒


 これは前の方でも書きましたが、問があると答えが必要だからです。

 問が目の前にあれば、自然と自分なりの答えを用意するもの、それが正しいのかずれているのか確認したくなるものです。


 実際に創作というモノには『正解』というモノはほとんどないでしょう。

 みんながそれぞれのスタンスで自由に書いているからです。


 ではなぜ問うのか?


   ✒


 答えを用意するという思考やプロセスが大事だからですね。


 普段は無意識に意図せずにやっていることに、今一度振り返るきっかけを作る。

 これは皆さんのためばかりでなく、私自身のためでもありました。


 昔考えていたことなんかを、今もちゃんと活かせているのか?楽しく書く、考えて書く、計算して書く、そんなことを問い直す為でもありました。


 それを問という形にして、皆さんの創作のヒント・気づきの一つにでもなればいいな、と。

 思っていたのはそんなことでした。


   ✒


 ということで最後の『問』です。



   ✒


 私の場合は簡単です。



 これだけです。

 

 だから信条は『楽しんで書く』それだけです。


   ✒


 その結果として皆さんが楽しんでくれるような作品が書ければいいな、と。

 出来れば沢山の人に読んで欲しいな、と。

 沢山の人を楽しませたいな、と。


   ✒


 でも結果に関しては、あくまででしかありません。

 これはもう自分がどうこうする話ではありません。

 つまらないと思う人もいるし、合わないという人もいる。

 まぁそういうモノです。


   ✒


 だからとにかくまずは自分が楽しんで書く。


 楽しむことで、書き続けることができる。


 そんな繰り返しの先で、いつか、誰もが楽しいと思える、本当に素晴らしい作品を書くことが出来ればいいな、と。


 そんな風に思っています。


   ✒


 ついでに言うと、具体的に書いていて楽しいのは何か?


 いいキャラクターが思い浮かんだ、変わったストーリーが出来た、私も予想していない意外な展開になった、ワクワクする設定を思いついた、ピッタリの表現で書けた、比喩がかっこよく決まった、なんだか泣ける話になった、絶好のコメディーポイントをみつけだした……


 と、挙げればきりがないですね(笑)

 書くことには楽しみがいっぱいです。


 これを知るのはおそらく書き手である人たちだけかと思います。

 だから読み手の人たちもぜひ、今度は創作してみてほしいな、と思ってます。


   ✒


 さて長々続いたこの話。


 最後の質問の前にお礼と感謝の気持ちを、読んでくれた皆さんと、コメントを書いてくれた皆さんに。


 これを読んでくれて、一生懸命が伝わるコメントをたくさん寄せてくれて、ありがとうございました!


 参加してくださったみなさんのおかげで、このナイショ話、私の予想を超えて、とても特徴のある創作論・エッセイになったと思っております。

 なにより私自身がとても楽しめた作品になりました。


 本当にどうもありがとうございました!

 文章だけでは追いつけないほど、本当に感謝しています。


   ✒


 さて、去りがたいけれどもこれで最後。


 みなさんへの最後の質問です。

 でもこの答えはきっといろいろでしょう。

 それは分かっているんです。


 でもあえて問うわけです。


 その理由はもうお分かりですよね?


   ✒


『あなたはなぜ物語を書くのか?』


 ぜひナイショで教えてください。



      ~ ナイショ話 終わり ~

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ナイショ話 関川 二尋 @runner_garden

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ