問㉙ 動きのある描写を書きたくないですか?
今回は前回で引っ張ったテーマ『動き』です。
ちなみに前回は『シーン設定』の話をしまして、キャラクターや世界観を表現しやすいエピソード作りが大事、なんて考えていると書きました。
これは私的には難しいんですが、それが嵌まるとすごく読みやすいし、イメージが広がりやすいと思ってます。
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ここでどうして『動き』が出てくるのか? なんて思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私が思うに、序盤にこの動きのあるシーンを出すことが重要だと思っているからなんです。
序盤の『起』、その中に、スピード感のあるシーンが入ると、読む方も加速がつくと思うんです。
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これは戦闘シーンばかりでなく、ドラマでも動きのあるシーンってあると思うんですよ。
ちょっと感情が揺さぶられて、思わず行動に出てしまう、みたいな感じのシーンとか。
とにかく感情の高ぶりと行動、こういうモノが出てくると目が離せなくなります。
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もっともこれは読み手として、の意見です。
だからこそ書き手としては、早い段階でそういうエピソードを仕込みたいわけですね。
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そうそう、ちょっと脇道ですが、私はわりと自分が読んでみたい物語を意識しています。
読み手として気になるところ、好きなところは、とにかく自分の作品に反映させたい、そんな風に思っています。
もちろんお手本に届かないことも多いのですが、少なくとも自分なりの達成感はあります。
まぁこういうのも、書き手ならではの楽しみ方かな、なんて思います。
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ハイ、またわき道にそれましたね。
今回のテーマである動きのシーン。
実は私も苦手でした。元々はホラー系の心理的、状況的な怖さを追求していたせいで、動きのあるシーンは特に苦手だったんです。
しかしエンターテイメント的な物語を書くなら、この辺りは避けられないんですよね。
だからなんとか戦闘シーンみたいなものが書けるようにならないかな、と試行錯誤しておりました。
ちなみにコメントを寄せてくれる方々にも戦闘シーンは苦手という方が多いように思えました。
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そこで今回は大盤振る舞い。
かつてどなたかにコメント返信した記憶もありますが、ココで改めて私の気付いたポイントを披露しようと。
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動きのあるシーンを書きたいなら……
まずはキャラクターを走らせる!
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これは、私のターニングポイントになった発想です。
実は投稿作品の中にはないのですが、とあるサイボーグの戦闘シーンを書く中で気づいたものです。
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何気なくですが、私はそのサイボーグを敵に向かって走らせました。
すると、次にどうしなければいけないか、すぐに書かなければいけないことに気づきました。
走っているから時間も容赦なく過ぎていきます。
敵の動きも簡潔に書かなきゃなりません。
これからどうする? 飛ぶ? 攻撃する?
とりあえず突っ込ませる! でも次はどうする?
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なんて考えながら書いているうちに戦闘シーンが出来たのでした。
それ以降、とにかく戦いの前には主人公をダッシュさせるようになりました。
ちなみに意外と、これ、書きやすいんですよ。
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さて、企業秘密もばらしたことだし……
この際なので、みなさんの企業秘密も教えてください!
こういうシーンはこういう書き方するとスムーズ、みたいなもの。
戦闘シーンの書き方のコツとか!
ほら、世間ではギブ&テイクという言葉もありますからね!
……というのは本当に冗談ですが、お互いに何かの気づきにでもなればいいかな、と思います。
そっと追記……
近々ノートの方で【番外編】として『シチュエーションでアピールするキャラクターコンテスト』(長いな……)みたいなことをやりたいと思ってます。
その際は是非お付き合いただけると嬉しいです。
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