問⑥ 読み手を巻き込むには?

 えと。

 話が蛇行していて、何が言いたいのかぶれているこのエッセイですが、さらに簡潔におさらいを。

 もちろん指南書のようなものではなく、私自身が気付いたこと、気を付けている事の範囲です。


   ✒


 要は文章のリズムをよくするためにはどうしたらいいのか?

 という問いの答えですね。


   ✒


 短い中にも起承転結を意識したい、ダメならせめて引きを良くしたい。

 情報の出し方のタイミングと簡潔さを意識している

 簡潔にまとめるためのディテールに気を使っている

 キャラクターがぶれそうになったら過去話を投入している


   ✒


 なんてことを書いてきたのだと思います。

 まぁ自分でも全部出来ているわけではないですし、あくまで心がけている、テーマにしている、というレベルです。


   ✒


 で、今回のテーマですね。

 要はこの全てが、なんとか読み手に夢中になって読んでもらいたい、が動機だということです。

 興味を引き付けて、キャラクターを気に入ってもらって、とにかくストーリーの続きを読んで欲しい。

 次はどうなるのかな? このキャラクターはどうなるのかな?

 なんて思ってもらいつつ、物語を進めてもらいたいわけです。


   ✒


 しかしそれにはもちろん、読み手に物語に没入してもらう必要があります。

 あっさりといえば、参加してもらう必要があります。


   ✒


 で、今回のテーマとなります。

 ちなみに私的には今回も大盤振る舞いです。

 思いあたったこの秘訣を披露します。


   ✒


 何の秘訣か?

 もちろん読み手を作品世界に巻き込む秘訣です。


   ✒


 答えは『問いかける』です。

 これは『賢者の手』という作品の中盤で試した手法なのですが、面白いと思いました。

 実際は作品世界から現実世界に引き戻すような文脈でしたが、問いかけ自体に効果があると思いました。


   ✒


 で、これを知ってから、冒頭にはなるべく文末に?のつく文を載せるようになりました。

 これがけっこうリズムをよくすると思うんです。

 なぜなら……『?』で疑問を突き付けたからには、答えを披露する必要があるからです。


   ✒


 これは一種のリズムとなるような気がします。

 問いかけて、答えを出す。

 単純なようですが、これは結構書きやすいと思います。


   ✒


 ということで、唐突かもしれませんが、

 読者を作品に巻き込むテクニック、自分が書いたものでなくても、コレはまきこまれた、なんてありましたら教えください!

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