私もキャラ放置派です。むしろ、キャラ頼み。たまに応援しちゃうw
結末未定、それどころか、謎だけ提示しておいてその答えすら決めぬまま「ま、なんとかなるっしょ」とノリと勢いで書き進めたりするので……で、キャラが動いて答えを出してくれて「おお、そういうことだったか。繋がったわ〜」と納得したり。
ストーリーが進む中で、「あの時の選択には、こういう事情があったからなのか〜」と他人事のように思ったり。
おそらく、脳内で漠然・混沌として在る要素を、キャラが動くことでセリフや筋書きとして掬い上げているんだと思います。出たとこ勝負の泥縄方式、つじつま合わせて結果オーライ♪ みたいな感じです。アホのやり口です。脳内で映画を観ているようで、楽しくはあるのですが。
ストーリー先行の書き方に憧れはあります。今度長編を書くときは、きっちり構成を決めて起承転結を意識して書くぞ! まだネタは無いけど、意気込みだけはバッチリ(笑)
作者からの返信
脳内で映画を観ているようで、楽しくはある。これすごく分かりますね。私の場合、若君書いている時がそんな感じでした。キャラクターを主にして書いていると、こういうことが起きるのかな、なんて思いますね。
ちなみに伏線がつながっていく感覚も同じです。モノノ怪クリニックがまさにそんな感じで、無意識に伏線を張っていたことに気付いたときにはすわ天才か? と思ったものです。
たとえば聖夜爺の正体が花咲爺だったの下りとかですね。
こういうのはまさに書いている時の楽しみですね! 私の場合、しょっちゅうじゃないのが残念です。
自分の長編はストーリーに合わせてキャラを作りました。
ただその後に一度、キャラを他の漫画や映画などの色んなシチュエーションに放り込んで、どう動くかシミュレーションはしますね。
そうする事で少しでもストーリーのためではなく、血の通ったキャラとして肉付けできるのでは、と。
これで自分の長編は大きな変更無く進める事が出来た気がします。
……でも最初は闇堕ちしきった復讐鬼として想定していた主人公が、終わった頃にはかなりトボけた性格になってましたがw
あ、でも一つだけ大きな変更が。
序盤でいきなりモブが自己主張しだして、ヒロインの座を取っちゃったんですよね。
おかげで元々予定していたヒロイン候補の扱いと性格をかなり変更する羽目になりました。(^_^;)
まぁでもメリバもしくはバッドエンドを予定していた物語を、彼女のおかげでハッピーエンドにする事ができたので、結果オーライでしたが。
作者からの返信
きさまるさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
そう、血の通ったキャラクターにすることがすごく大事だと思います。ストーリーという台本を読む役者ではなくて、ちゃんと自らの意志で動いているキャラクター。
逆に言えばストーリーに合わせて動かないのはストーリーが良くない証拠でもあるんですよね(笑)このあたりもまた難しいところですね。
モブがヒロインにというのも面白いですね。まぁ書き手のきさまるさんが一番びっくりするんでしょうけど。
キャラクターが勝手に動き出す。
これはとても楽しい状況であり、やはり大変な状況でもあるのだなあと実感しました。
まだ執筆を始めて日が浅い所以の至らなさなのかもしれませんが、『自分たちはこう動く、こう言う!だからお前は早くそのとおりに書け!』と追い立てられるようにして書いた節があります。
わたしはとりあえず言うことを聞き、後日個別に呼び出して、おやつでも与えながら話して聞かせるタイプかもしれません。
作者からの返信
琥珀さん、こんばんは!
キャラクターが動き出す瞬間というのは、書き手ならではの楽しみですよね。初めて生き物として現れてくれたような、不思議な感動がありますね。
しかし生まれたばかりのキャラクターはとかく自分勝手なもの。琥珀さんとこの皆さんもそんな感じみたいですね(笑)
個別呼び出しで甘いモノでてなずける。実にいい作戦ですね。
逆らったときに琥珀さんが怒るのかどうかも興味ありますね!
キャラクターが勝手に動き出したときは放置です。というか、勝手に動いてくれないと、逆に大変ですよね。ここでなにを選ぶか、何を言うか、いちいち考えないとならない。
もしキャラが勝手に動いて物語が壊れるのなら、それは物語の方に作り込みの甘さがあると思うべきです。勝手に動いたキャラクターはだいたい正しい選択をしてくれるものだから。
キャラのつかみ方ですが、こんなエピソードがあります。
『仮面ライダー 龍騎』の二話で、アクシデントで小道具として持っていた剣が折れてしまうのです。それをスーツアクターの人が「折れた!」と叫び、その映像が本編でも使われ、俳優さんがその「折れた!」というセリフの声をあてます。そして、その「折れた!」のひとことで、俳優さんはその主人公のキャラクターが掴めたそうです。
つまり、キャラクターをつかむのに、そのキャラがいかにも言いそうな一言。それを見つけるのがいいですよ、とぼくは思います。
作者からの返信
キャラクターが動き出したら放置、という人がやはり多いのですよね。他のコメントでもそう言う方が多かったです。
私の場合は書きはじめの時に脱線するパターンが多くて、文量だけ増えて、だんだんストーリーになじまなくなるというパターンが多かったんですよね。それから手なずけ方を考えるようになりました。
まぁこの辺りも書き手さんそれぞれだな、と改めて思いました。
キャラの掴み方のエピソードはなるほど、と思いました。たしかに何気ない一言でそのキャラクターの方向性がぴったりはまる瞬間というのはありますね!
それが見つかるまで待つのも有効な方法ですね。
基本的に、物語のラストのイメージが固まって、「書き上げられそう!」という自信を掴んでからしか、書かないようにしています(*´▽`*)
書くからには、完結させたいので!( ・`д・´)
私はストーリー派ですが、自作の主役級のキャラクターは基本、何らかの過去を持っており、その過去があってのストーリという場合が多いです。
なので、あらかじめある程度の選択をこなしてきたキャラクター達で、ストーリーを進めていくので……。暴走しても、受け入れるようにしています(*´▽`*)
私の目がそこまで見抜けていなかっただけで、そのキャラクターがそんな風に考えるのなら、そしてそれを自分が納得できるのなら、受け入れたいな、と。
それでも、キャラがブレているという意見をいただいたりもして、やっぱりキャラクターって難しい! ってなっちゃうんですけれども……(>﹏<)
作者からの返信
書くからには完成させたい。まさに同じ思いです。
やはり完結して、本をパタッと閉じる瞬間。読み手としては至福の時ですからね。自分もそうありたいと願ってます。(とはいえ、私の場合ちょっと書きかけが増えてますが)
キャラクター造形というのはやはり一つの大きなテーマなんですよね。ストーリーありきでつくるか、キャラクター先行でつくるか。
私もストーリー派なのですが、思ったようにストーリーとかみ合わないことも多々ありますし、気付くとストーリーの方がおかしい、となることも多々。
キャラクターのブレはなるべく単純化することで減らすようにはしてますが、それでもうまくいくことばかりではないですね。
でもそれがまた創作の楽しみであるのは確かですね。
ちなみにキャラクターが最初に「」付きで喋り出した時って、なんかワクワクしませんか?最初ははずれて書き直すんですが、ピタリとはまったセリフと話し方をしてくれた時、わたしはその瞬間がすごく好きですね。
暴走したら……「落ち着いてほしいところを祈りつつ放置」してます。
物語の大筋を変えてしまわないようにするだけですが、こうしておかないと、拙いわたしの手腕では支離滅裂になりすぎて辻褄が合わなくなるのです。
あぁ、「手なずけてます」と言ってみたい!
作者からの返信
キャラクター主体で書くタイプと、ストーリー主導で書くタイプに分かれるのかな、とこのエッセイを書きつつ思ってます。
私はストーリータイプなので、肝心の話が破たんしないように、ダメ出しをしたりしますね、鬼監督なので(笑)……というのは嘘で、バランス見ながら修正してますね、実際は。
キャラが自由に動き出す瞬間はやっぱり書いてい楽しいですからね。
僕は完璧自由主義です。キャラクターには勝手に動いてもらいます。それに合わあせて、設定までも捻じ曲げます。
あるいは、主人公に『あれ? こいつこんな奴だったっけ?』とわざと言わせて、対象キャラの違和感の相殺を図る、とか。
『行動に一貫性のないキャラ≠自由なキャラ』というのは分かっているつもりですので、『一貫性がないように見えるけど、ああ、そういうことだったのか!』という設定を付け足したりもします。
まあ、最近はちょっとやりすぎてるかな、と反省していますが(^^;
作者からの返信
完璧自由主義。
このテーマをやってみて、そういう方が結構多いのだな、と思いました。私の場合はストーリーが先に来るので、そのストーリーにあった人物像を積み上げていく感じですね。それもなるべく無理ないように。
それでも最近はキャラクターに重きを置くようになり、最近の作品はそういうモノが多いですね。
で、やってみて思ったのは、やはり苦手分野を責めるのは経験値になるな、という事でした。
まぁ書くことが新鮮に楽しめますし(笑)
はじめまして!久里と申します。
まだまだ執筆歴の浅い身なのですが、最近、安定して執筆し続けるための創作方法について悩むようになりました。ひまわりちゃんからこちらのエッセイでタメになるお話をまとめられているとお聞きしてうかがわせていただきましたが、本当に参考になる内容ばかりですとんと腑に落ちてきました…!とても勉強になります、今後もじっくり読ませていただきますm(_ _)m
私はキャラクターがプロットを無視して動き始める瞬間がすごく好きです。おおお、この子、ようやく自我を持ち始めてきた…!という感じがするんですよね笑
なので、ラストに向かう上で不自然にならない範囲の中で、なるべくキャラクターの好きなようにさせるようにしています。
作者からの返信
初めまして! 久里さん!
なんとひまわりさんからのご紹介とは!わたしも大変楽しく交流させていただいております。
タメになるかは分かりませんが、ちょっと違う視点とかヒントになればなぁと思いつつ書いております。コメント欄にも興味深い話がたくさん埋もれているので、のんびり楽しんでくださいね!
キャラクターが動き出す、作者の想定していなかったことを話したり、行動したりする瞬間は、まさに自我を得たのかな、という気持ちになりますよね。
こういう楽しみは書き手ならでは、ですよね!
自分はキャラクターが勝手に動き出した時は基本放置派です。
今書いている小説があるのですが、途中で暴走し出したキャラがいました。
サブキャラなのですがコイツの暴走がとにかく酷くて、他のキャラが全員喰われてしまい、話を書くのを放棄して半年ほどほったらかしという事態に陥っていました。
ただ暴走したこのキャラの事は結構気に入ってしまい、無理に修正を加えたくなかったのです。
結果、下で如月芳美さんが仰っているようにコイツを軸にプロットを練り直したり、キャラを追加して方向修正をした結果、話が当初の予定とだいぶ変わってしまいました。
暴走したキャラに無理に修正を加えたらかえって不自然になるので、他のキャラに頑張ってもらって暴走を抑えてもらう事が多いですね。その結果話が長くなりますけど。
プロットでは10文字で済んだ部分が、いざ書いてみると1万文字になったりとか。どれだけ暴走するんだコイツは?と思いながらも、個性が出てきたキャラクター達の成長を嬉しく思いながら書いています。
予定通りに行かなくても、楽しめたからそれで良い!そう割り切ることにして、今日もパソコンと向き合っています。
作者からの返信
ありますね、キャラがメキメキと成長して暴走していくこと。で、なぜかそっちが気に入ってしまう。いったい自分の発想のどこからこんなキャラが出てきたのやら、なんて。
でもそれもまた物語を書く楽しみの一つなんですよね!
拙作の一つに、「チシャ猫と会話しているのか、と錯覚した」とコメントをいただいたことがあります。
言い換えれば、お花畑だったのかな? くだらない感じがしたとか?
真面目には書いていたのですが。
キャラクターはこれまでになく、設定に励み、動かす時も少々は計算していましたが、ある意味、自由奔放だったのでしょうか。
テーマは着地できたつもりでしたが、そこではないのでしょうね。
放置というよりも、泳がせたらこんなに活躍した。
心情を表してくれた。
そんな時が多々あります。
きんととちゃーん。泳ぐよ。
多数のキャラクターが登場した時には、中心人物になるべく動いて貰いましたね。
駄文ですみません。
小雪
作者からの返信
真白さんのお話はどこか幻想的で童話的な雰囲気が漂っているせいだと思います。それは例えば語り口のせいだったり世界観だったり。
しかしキャラクターを見た場合に、なんとも傷口が見えるような生々しさとリアルさを感じるんです。
そこに感じるギャップなんかが私が真白さんの作品を大好きな理由でもあるんです。なんか深みを感じるんですね。真白さんならではの世界観がある感じがします。
例のpwsなんかでもそのあたりが凄く濃く出ていて、私はひそかに嬉しかったんです。あのシンプルな歌詞とかもグッときました。
ちょっと長くなりましたね!
編集済
似たようなお話を告解室かどこかで話したことがあるような気がするのですが、私はストーリーの大筋は当初の予定を押さえつつ、手綱をゆるめたり締めたりしながらゆるく調整しているつもりです。自分では(笑)
書き始めはまだそれほどキャラの肉付けができていないことが多いのですが、話が進むうちに生き生きと動き出すのは書いている方としても楽しいですよね(*´∀`)
それを楽しんで自由にさせつつも、大筋から外れそうな予感がした時には何かアクシデントを起こしてみたり、影響を与える人物を投入してみたり、キャラのぶれを起こさずに言動を軌道修正しつつ大筋から外れることのないように調整しています。
だから大抵想定していた文字数より長くなりますね(^_^;
作者からの返信
キャラクターとストーリーの持って行き方は、それぞれの作家さんでいろいろですよね。
ここではあまり深く書きませんでしたが、ストーリー展開によってキャラクターの持って行き方は変わると思ってます。もっと簡単に言うとエンディングが見えているか、いないかで変わる気がしています。
エンディングが見えているならば導く必要があるでしょうし、とくに決めていないのであればキャラクターが決めてくれることもあります。
個人的には終わりまで読んでしっかりと面白い話が好きですね。
その点でもひまわりさんの作品は大好きなんですよ。
キャラクターが動き出すのは良い証拠、と見て大幅な脱線をしない限りは好きにやらせてしまいますね。
私は設定上、大まかな過去と肩書、話の流れとして重要な骨子以外は決めていないのもあって、そうやって動かしながら「あ、こういうキャラだったのね」と教えてもらいつつやっています。
それでもたまに「どうかな」って思う時はそのキャラと向き合って台詞や流れを微調整したり、そのキャラがやりたかっただろうことを掘り下げてもっと良い方法に導いてみたり。
プロットという地図では見えてこなかった現地の脇道とか、名店とか、登場人物が見つけて案内してくれるととっても嬉しいです。
作者からの返信
草詩さんも放任派ですか!
けっこう、そういうご意見が多いですね。というか、今のところ全員そうみたいですね。
やはりキャラクターとともにストーリーもまた積みあがっていくものですからね。私もけっこうキャラクターに教わることは多いですね。
でも自然と元々のストーリー展開には沿っていて、その理由付けに当たる部分が変更になったりする感じですね。
ちょっと抽象的ですが……
こういう話が出来るのは楽しいですね!
編集済
放置派ですね!(キッパリ)
キャラクターが勝手に動くときは、自分の想定が間違っている時。その子の生きてきた道筋、考え方、感じ方に合わない思い込みをこちらが押し付けているのだと考えます。
むしろその子に合わせて最初から話を直したりしますね。……こういうことをするから、自分の手元で完結してない話は怖くて公開できないのですがw
でも無理して自分の想定に合わせさせても、絶対に納得のいく話になんかなりませんから。
もちろん、なぜその子がそうするのか? 書き手である自分の想定のどこがずれているのか? の把握は必須です。
なかなか教えてくれない子だと考えすぎて軽くノイローゼ気味になったりしますがw でもそこで突き詰めて得た答えはぶれませんからね。
まあ、それが作品のなかで書けるとは限りませんが、自分が把握していることは必要と考えます。
結局はその子の過去、道筋を考えなおすことになるので、関川さんのおっしゃっている過去を付け足す、というのと近いかもしれません。
……という苦労をこの前させられたところだったので、つい語ってしまいました(笑)
キャラクターにもよりますよね。こちらの提示する展開にほぼ従順な子もいれば、こっち側のコントロールなんかきかない、好きにしなさいって言うしかない子もいる。
あとこの子は私には理解できないわ……の前提で書く子もいるけど、そういう子はあまり踏み込まないようにするせいか暴走しにくい気がしますね。
まあ、いろんな子がいますね(笑)
作者からの返信
この文面で見ると、沙倉さんはキャラクター重視のタイプの様ですよね。しかし作品を読んだ感想では、ストーリー派だと思ってたんです。世界を作って、ストーリーを作って、それからキャラクターの順番のような気がしてました。
キャラクターとの対話、理解というのは面白い反面、頭痛の種でもありますね(笑)まぁ某ルージア君なんかは、主役なのに無口でぶっきらぼうっぽいところもあったりで、ひょっとして問題児だったのかな、なんて思いました。
まぁ過去話は単純に現在との比較にもなったりするわけで、タイミングが嵌まればすごくいいアクセントになりますよね。それに考える方もなんとなく楽しいんですよね。
編集済
どちらかと言うとキャラクターに対しては「自由放任かつ、成長を求める派」です。そのキャラならば普通ありえないであろう発言、行動が入る場合って、よっぽどの動機付けや何か理由があるはずで、そこに本人の成長を含ませるのが好きなんです。最初は暗くて嫌なやつなのが、いつの間にかできる奴、明るい奴になっている、その過程を書くのが好きなんですね(ほぼ自己満足)。
場合によっては「お前が言うな!」ネタで終わってしまうのですけど、そんなケースも含めてそれぞれのキャラクターの一貫性に多少の幅を持たせるようにしています。特に複数のキャラを使う場合はいつどこで誰が活躍するのか、ある程度プロットに書いてはいるものの、それも割とざっくりなので、話数との兼ね合いで隙間を埋めつつ文字数調整しつつ、基本的には話をふくらませる方向で折り合いをつけてます。予定変更には寛容というか、正直あまり管理してないですね。他人とキャラ被りせず、一話か二話くらい増えるんだったら全然いいんじゃね? くらいの話です。
(やりすぎるといつのまにか脇役が主役にとってかわろうとするので「あまりヤンチャすんなよ」と釘刺しますけど)
逆にマイナス成長もありだとは思うのですが、自分の力ではどうしても説得力を持たせることが難しいので、踏み込めていません。
作者からの返信
キャラクターと共に読者も作者も成長する!
カッコよく言えばこんな感じですね!
……しかしはみ出したら「お前が言うな!」で断罪するのが笑えました。でもそれもまた現実生活であることですよね(笑)リアル。
マイナス成長というのはまた興味深いですね。悪い方向に正しく転がっていく様はコメディーなんかでもうってつけですよね。この発想はありませんでしたね。
すごく楽しそうです。
ちなみに叶さんはかなりしっかりプロットを作る方かと思ってます。長編でもきちんと盛り上がりを積み上げてますからね。
確かに話が進んでエピソードが語られるにつれて、登場人物が深く印象付けられていくように思います。
クロコちゃんの場合でも、単なるしっかり者の女の子とだけ思っていたのが、ちょっとしたエピソードから、ああ助けられた恩義のようなものを感じているのね、とか、ちょっぴり山吹先生にキュンとなってきちゃってるな可愛いわね、とか、だんだん読み手の方も自分なりに塗り始めたぬり絵が、少しづつ色づけられていくようになる・・というか、上手く言えませんが、最初からクロコちゃん像が全部紹介されてしまっているというよりも、作者が書き進めながら色んな情報をだす方が、読み手にも楽しいかも知れないな、と思いました。
上手く説明できないのがもどかしい。そこから勉強せい!と言われそう。シュン。
作者からの返信
「自分なりに塗り始めたぬり絵が、少しづつ色づけられていくよう」
まさにそれですね。一気にあれもこれもと描写すると、半分以上は忘れてしまう気がするんですよ。読んでいてそうなので。
だから簡単に分かりやすく小出しに付け足していくのが私的にはあっています。書き手としても読み手としても。もっとも書き手はある程度ビジョンが湧いてますからね、出し方とか順番とかを考えるのは大事じゃないかと。あとは詳しく描き過ぎないことかなぁ、想像の余地がある方が楽しいし。