情報過多、やってしまいがちです。
書いている時の勢いを優先してガーッと進めてしまい、のちに読み直して「ここはクドい、読み辛い」とは思うのですが、詰め込み過ぎていてどこをどう直せばいいのか……なんて状況に陥ることもしばしば。シーンやキャラクターに思い入れが強いほど、やらかしちゃうんですよねえ。
情報は小出しに、効果的に散りばめて。文章は短く簡潔に。憶えました! 憶えたからといって、実践できるかはまた別の話なのですが……
これは、勢い任せでは無理だ。長編では、計算と全体の見通しが必要ですね。おりゃー! と書き殴りたくなる衝動と戦わねば。
作者からの返信
霧野さん、こんばんは!
つい、いろいろと書き込んでしまう、というのはあるあるですよね。なんか乗ってるときはなおさらです。で、読み返して反省するまでがセットですね。私は一杯飲みながら書いているとそうなります。翌日シラフでほとんど書き直したりして(笑)
でも勢いのままに書くことも大事なんですよね。書かないと次々忘れていくものもありますからね。消すのは簡単、でも書くのは大変ですから。
あとくれぐれも霧野さんの良さを消さないようにしてくださいね! 創作についていろいろ書いていますが、話半分でとらえるくらいで。間違ったこと書いてるかもしれないですし(笑)
文章を細切れにするのとはちがうのですが、キャラクターの行動によってその人物を描くことはやりますね。他にも、行動描写解説とぼくが勝手に名付けた方法が……。
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あたしは、卒業祝いに去年祖母が買ってくれたロレックスの時計をちらりとのぞいた。
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みたいに、行動によってそのキャラクターのディティールを解説してしまうやりかたをたまに使います。
作者からの返信
雲江さんこんばんは!
そしてたくさんのコメントありがとうございます。
創作話は楽しいですね。
人の話を聞くと、自分の気付かなかったことにいろいろと気付きますね。
行動描写解説、例の一文の中にいろいろと情報が詰まっているのが分かります!
こういうのを隙間隙間に挟んでいくことで、ディテールが積みあがりますし、短文にすることで読みやすさにもつながるんですよね。
台詞を誰が言ったか、読者様に悩ませたくないと同時に、できるだけ「〇〇は言った」という表現はしたくない自分がおります(笑)
ですので、
「(台詞)」
〇〇の言葉に、△△が哀しげに視線を伏せた。
「ですが……(台詞)」
弱々しい反論に、思わずはんっ、と鼻を鳴らす。
「(台詞)」
という感じで、人物の感情や仕草、行動を書きつつ、会話を……という感じの文章になってしまいます(*ノωノ)
作者からの返信
「これもまたうなずくことばかりです」
と、関川が言った。
の「言った」の部分。重ねると気持ち悪くなるんですよね。
でも誰が言ったか分かりやすいのは最終的にコレなんですよね(笑)
この会話文と地の文の絡め方はみんな悩んでいるところですね。
会話文の補足的な、描写的な文章も多用すると流れを悪くしますからね。
私は基本的に会話文はなるべく一対一のシチュエーションになるようにして逃げてますね。で交互に会話させる感じですね。とはいえそれだけで対応しきれないのですが。
まぁとにかくリズムですよね。これも。
新入りのくせにずけずけとすみません、岩井です(^^;
皆様のお話の中で一番印象的だったのは、『説明の中にアクションを入れる』というところですね。
登場人物の説明でそれを行えば、その人物像も描くことができて一石二鳥かなと。
ただ、世界観の説明となるとどうなんでしょうか。そもそもアクションを入れる、というのが難しいのではと思います。
宣伝ではありませんが、今書いている『讃美歌~』なんかは地球滅亡してるので(おい)、それまでの経過を書いたわけですが、説明くさいったらありゃしないという(汗)
あ、でもこれ一人称で書いてるから、『主人公が過去の記憶を思い返している』という形で『俺は~~~なことを思い出してため息をついた』とか入れるとアクションになるかな、と思ってみたり。
まとまりがなくてすみません。
作者からの返信
ぜひいろいろと書いてください!
というかタマにはこういう形での息抜きも必要だと思うんですよ。皆さんの執筆にかける思いを見ていると、こちらもなんだか書きたくなりますし、また考えを書くことで頭の中が整理されるというか、そんな書き手にとっての『癒し』の効果があるのではと(笑)
で、アクションですね。これこそ私は映画の画面を思い浮かべてそう思います。ただ向かい合ってセリフを話しているだけでは、面白みに欠けますからね。ちょっとした仕草、行動一ついれるだけで、画面に動きが出るような気がします。
世界の説明にしても、突風が吹くとか、なんかが倒れるとか、ネズミが顔を出すとか、なにか象徴するような動きがあればより印象的になるのでは、なんてことを考えています。
こちらもまとまりのない話でした(笑)
>「彼はグイッとウイスキーを飲み干した」
なるほど、確かに短い文章で色んな情報が入っていますね。
自分は書こうとすると無駄に長くなって話のテンポが悪くなることが多いので、とても勉強になります。
情報はどうやって出して行くかが難しいですよね。大事な事は早めに伝えておかなければいけませんけど、例えば冒頭から世界観や人物関係を長々と書いては、小説ではなく教科書を読んでいるような印象を与えかねませんし。
アクションを交えながら。確かにそれなら飽きが来ませんね。後はいかにそれを実行できるか。やろうと思ってもいざ文章にしようとすると中々難しいですし。
ここで書かれている事を参考に、少しでも読みやすい物語を作れるよう精進したいです。
作者からの返信
無月さんコメントありがとうございます!
私の書いてることは気付きみたいなものですので、話半分でどうぞ。
みなさんのコメントの方になるほどと思うこといっぱいです。
で、本題です。
情報の出し方はやっぱり迷うところですね。飽きない程度にピッタリなな言葉で伝えたいな、と思ってます。
あとはアクションを交えながら、はポイントだと思いますね。とにかくキャラクターを動かしたいとはいつも気を付けています。
ま、現実はまた別ですが……
句読点の打ち方がかなり変わりましたよ。
数が激減しました。
一つの文が長くても、意味の区切れで打ち、なるべく誤解を与えない文にしたいと思います。
「~故郷(日本)へは帰らないと重い決断をした。」というのに対して、思いの誤りではないかとご指摘をいただいたことがありますが、「重い」を表現したかったなどの例があります。
子ども向け番組でも、区切りの違いで意味が変わってしまうというのもありますから、読み易さは意味の分かりやすさなのかも知れません。
作者からの返信
分かりやすい表現は読むスピードに大事だし、誤解のない書き方はやはり釣っかかってスピードが落ちないために大事ですよね。
ルビなんかもまぎらわしい時はつけたりしますね。あえてひらがなで書いたり。全ては読みやすさのためですね!でもそりより、オリジナリティーの方が大事だと思います。これが一番難しいですからね。
確かに、自分のイメージをより早く、できるだけ正確に伝えたいという思いから、あれこれ説明や描写を繋げてしまうことってあります(><)
最近はそこを分散させることにようやく意識を向けられるようにはなってきましたがまだまだですね(^_^;
書けば書くほど、色々なことを意識しだして遅筆になっている気がします💦
ブレイクスルーがあるのか、書き続ける限りこのまま深く悩んでいくのか……。
作者からの返信
説明は続けすぎると、くどくなる時がありますよね。
たぶん情報過多になるのが原因かもしれませんね。私もよくやります。なんか先に説明しておいた方がいい、なんて勝手な思い込みが、押しつけに感じるのかもしれません。
一番いいのは、もうちょっと知りたいな、と思ったときにそっと差し出してくれるくらいの感じでしょうね。難しいですが(笑)
ちなみにひまわりさんの作品群では異世界オカンの話あたりで、一度ブレークスルーした印象を受けました。ただ、本来書きたいジャンルとは違うかもしれませんね。
そういう意味では男性主人公とか、縛りのある物語(性的な方面ではなく)、なんかでまたきっかけがつかめるのかも、なんて思いました。
ちなみに私は主人公を女の子にした「若君」とか制約の多かった「モノノ怪」なんかはいろいろと見直すきっかけになりましたので。
編集済
「情報の出し方のタイミングと簡潔さ」
まさにこの一言につきると思います……ですがこれって本当に難しいですよね。ベタ書きというか、事実の羅列だけで文章になってしまうのが嫌で工夫してみるものの、私程度の力量では逆効果といいますか、あまりに伝わらなさすぎて「まだ自分の(構想の)時代は来ていなかった」となることがほとんど(笑)
そんな私が最近試したのが「曲に歌詞をつけてみる」というトレーニングで、歌詞のないゲームサウンドとかに歌詞を当てこむというものですが、これが難しい。曲のテンポに合った文字数の範囲で描写、心情を上手くまとめなければならないわけですが、なかなか収まらないんですよ。やり方としては、最初にベタ書きの文をたくさん準備し、それを組み合わせ、構成を整え、推敲しながら新たに付け足したり削ったりするのですが、非常に泥臭い作業なんですね。それでもなんとか頑張って複数の意味を持たせる言葉を使いながら無駄を省きつつ、全体のバランスを考えて配置していると不思議と丸く収まってきたりして、「これ小説でもこういう表現使えるかも」って発見があったりします。
「アイデアの羅列では小説として成立しない」という自分なりの危機感からそんなことに取り組んでいるのですが、もちろんあくまでトレーニングです。作った歌詞を表に出すようなことはしません。やっちまったら黒歴史確定です(笑)
作者からの返信
やっぱりこのタイミングと簡潔さは重要ですよね!
読むほどにキャラクターのイメージが湧いて、愛着がわいてくる。とかストーリーが深みを増して、次へと次へと読みたくなる。
そういうのが理想ですよね。たぶん上手な人は、その辺の呼吸感が出来る人なんだろうな、と思います。
そして曲に歌詞をつけてみる、のトレーニング!たしかに一歩間違えば、それを誰かに聞かれれば黒歴史に間違いなく刻まれるでしょうね。
しかし言葉を選ぶトレーニングには間違いなくなりますね。愛宕さんとか樋口さんとかも575のリズムを意識している話がありましたし、叶さんも575ではあの作品がありますしね。
アイデアの羅列も要は順番とタイミングですよね。いかにそのアイデアを盛り上げていくか。
ちなみに『若君』も基本のアイデアは一つでした。
被害者であるはずの、血を飲まれる女の子が、逆にそれを条件に最強の吸血鬼に言うことをきかせる。
これのみでした。これを生かすために設定を作っていきました。
ちょっと長くなりましたね(笑)
今回、初の長編をトライするにあたって、最初に行き詰まったのはキャラクターのイメージを伝える事でした。
この文中にもあるように、外見の特徴だけを並べ立てるだけでは限界があるんですよね。その人物の内面的な特徴をさらけ出すように描写するのって難しいなと感じつつ、プロローグをポチっとするまで凄い時間がかかったのを記憶しています。
作者からの返信
キャラクターのイメージを表現するのは難しいですよね。おっしゃるように、内面が現れてくるような仕草や、思考、外見的な特徴、こういうモノをいかに効率よく伝えるかは大事な要素だと思いますね。
しかしこれがなかなかうまく出来ないのが現実ですよね。だからこそ、うまく伝わると嬉しくなったりしますね!
情報過多になっているかどうかって、一度に出し過ぎているかどうかな気がしております。1話に詰め込む情報量が多くても、合間合間にアクションが挟まれば気になりにくい。
逆に言えばアクションなしにずっと解説やら説明やら独白が続いた場合、どんなに文章がうまくても読者が冷静になる可能性が高くなってしまう。
物語って没入してなんぼのものですから。それらを力技で何とかできるくらいの文章力がある、独特の雰囲気を創り上げることが出来る、のなら問題ないのでしょうが。
アクションは何も毎回格闘し始めろというわけでなく、カメラワークだったり外部からの投げかけや議論だったり。
とにかく状況を動かせれば良くて。真面目な話をしていたら「せんせー今日のお菓子は―!?」って子供たちがやってくるだとか。
これがうまく行くようになれば、あとはそれぞれの分量を調節すればあら不思議。とても素晴らしい文章が。
……って出来たら良いんですけどね。頑張ります!!
作者からの返信
つい外見的なものはいろいろと書き込みたくなりますよね。
どうせだったら早くイメージを共有してほしいですからね。でもそこが我慢のしどころ、押しつけになると引いてしまうんですよね。
やはり没入してもらうには「知りたいな」と思ったときに「こんな感じです」と差し出すようなスタンスが良いのではと思うようになりました。まぁ対話みたいなものですね、でもこれが難しいんですよね(笑)
アクションに関してはまさにその通り、箸の上げ下げくらいでも、何かしら画面の中の人物が動く様子は必要ですね。しかしこれにもコツがいるみたいですね。こんなところもまたお題にするつもりです。
「彼はグイッとウイスキーを飲み干した」
「それから金時計にチラリと目を向け、ため息をついてから、マスターに追加をオーダーした」
たったこれだけで読んでみたいと思いました。な~るほどぉ。
作者からの返信
なかなかいい例えだったみたいですね。
では続きを……
マスターは溶け切った氷を新しいものに取り換え、静かにウィスキーを注いだ。
それをそっとカウンターに滑らせたところで、マニキュアも鮮やかな白い手がグラスをとりあげた。
「マスター、同じものをもう一ついただけるかしら?」
男がその声にハッと顔をあげる。
「待たせたわね、関川さん」
「いいや、今来たところさ」
ダンディーに笑ったつもりの関川の顔はすでにべろんべろんだった。