問② 小さな起承転結とは?
なんだか一回目が思った以上に読まれていてびっくりしました。
今のうちに警告しておきますと、あくまで自分解釈ですので、これからも大して役立つ情報は出ないでしょう。話半分で、関川はこんなこと考えてながら書いてたのか、と聞き流してくれるくらいのスタンスで読んでいただければと。
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ついでに言うと、一回目を読み直すと長編を無理に読んでたのか、なんて誤解されそうだなと。
アレはこれまで読んでいた紙の本の話で、カクヨムの作品のことではありません。これまでたくさんの長編を読ませていただきましたが、どれも楽しく読ませていただいておりますので、誤解しないでいただければと。
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ということで本筋に。
一回目では『読みやすい書き方があるはずだ、それを追求したいと思った』ということを書きました。
で『いきなり困難にぶちあたった』という流れでした。
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何はともあれ、とにかく試してみようと、これまで書いていた長い文章を適度な長さでぶった切ってみたわけです。
目安ですが五~六行ぐらいのユニットで分割していったんですね。
……これが見事に流れが悪いんですね。
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句読点の多すぎる文章みたいに読みづらい、といえば分かるでしょうか?
もしくは少なすぎる文章みたいな感覚でしょうか?
もう息継ぎがうまく出来ない感覚なんですね。
そしてリズムが何とも気持ち悪いことに気付いたわけです。
全然スラスラ読めないんですよね。
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ここがまず一つ目の壁になりました。
これがまた大きな壁でして、いろいろと問題が噴出するわけです。
で、まず一つ目の改善として、この短いユニットの中で簡単な起承転結を組み込もうとしたわけです。
といっても二百字くらいのなかに、そんなもの仕込むのはほとんど不可能です。
ですのであくまでリズムとして取り入れるということに重点を置きました。
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……ところがコレがまた難しい。
そんなもの何百も積み上げるのはほとんど神業だと気づきました。
ということで文末に何かしらのオチをつける、というレベルに下げましたが、どうやらバランス的にはそれくらいがいいのかな、と今では思います。
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そしてここから、ショートエピソードの中での『オチ』言い換えれば『引き』のことを強く意識するようになります。
……そしてまた『迷いの森』へとさまよいだすことになるのです。
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ちなみにカクヨムでも、エピソードを短く区切って書く作家さんに、すでにこの技術を完成させているな、と思う方々が沢山おります。
ちゃんと起承転結が組まれていて、引きもしっかりとつけてある。こういう人の文章構成はホントに惚れ惚れしますね。
このエッセイのフォローをしてくれている方の中にも、もろちんいます。
そういう人の作品はとにかく読みやすいし、やっぱり次のエピソードに手を伸ばしてしまいますね。
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皆さんは文章のリズムをよくするのに、どんなことに気を使って書いてますか?
企業秘密に触れない程度に教えてほしいものです。
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