第3話 ベッカー達の過去[前編]
繭[ここは、琵琶財閥の琵琶家の大豪邸 あっ、ちなみに私達はここに住んでたの。まぁ今回の話を聞くと 琵琶 柿斗、怪盗ベッカーの誕生の秘話が分かるかもね…………
7年前
繭「もうお父さんお願い、後継ぎは、柿斗が、継ぐからいいでしょ。」
父「だがな繭、柿斗は、まだ小学生だぞ。それにな、男と一緒に暮らすなんてなぁ〜」
繭「いいじゃない、子供作った訳じゃないんだし、それにお父さんいい男だな言ってくれたじゃない。」
少しイラついた繭が言う
父「だからと言ってな、まずな、駆け落ちしていいとお父さんに頼むもんかあ、お前。」
繭「いや、お父さんでしょ。やりたいことは、まずお父さんに相談しろって言ったのは。」
父「それは、そうだがな…。」
不意を突かれた父は少し勢いが弱くなった
繭「それに、お母さんにはokって言われたんだもん。」
父「えっ、お前なんで。」
母「あら、知らないの?女は、恋して生きるものよ。」
母と娘の二段攻撃畳み掛けである
父「そ、そうですか。」
繭「ねぇ、いいでしょお父さん。」
父「う〜ん、わかった良いだろう。ただし…。」
繭「連絡ちゃんとしますよ。じゃあ報告してきます。」
繭は、ウキウキで玄関に向かった。
父「まったく誰に、似たのやら。」
母「ふふ、女は、こんなものですよ。」
柿斗「ただいま帰りました。」
繭「あっ、かっちゃん。後のことは、頼んだよ。行ってきまーす。」
柿斗「あっ、いってらっしゃいませ。」
柿斗は、リビングに向かった。
柿斗「お姉様は、どうなさったのですか?」
母「ふふ、駆け落ちですよ。」
父「まったく、困った娘だよ。」
父は、少し寂しそうに言った。
父「さぁ柿斗、宿題を終わらなさい。そしたら、お父さんが、一緒に遊んであげましょう。」
柿斗「本当ですか!」
父「あぁ。」
柿斗「あっ、では、宿題やってきますね。」
柿斗は、自分の部屋に向かった。
母「本当、柿斗も誰に似たんでしょうか。」
父「そうだな。」
トントン ドアがノックされた
父「どうぞ。」
執事「失礼します。」
父「どうした、ん?お前!。」
バン バンと銃声が鳴り響いた
途端にあたりがシーンと静かになる
柿斗「ん?何だ今の?」
柿斗は、音が気になってさっきリビングに戻った。
柿斗(あれ、ドアが開いている。)
柿斗は、部屋を覗いた。
柿斗「……えっ?」
中に入るとそこには、父親と母親が血を流して倒れていた。
その光景の前でもまだ周りは信じられないほどシーンとしていた
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