4.八月一日留守無敵③
「そうか。無敵さんがそう思うのならそれでもいい。しかし、それが本当にいい方法だとでも思っているのか?」
俺はふふん、と鼻にかけた笑みをこぼして無敵さんをぞんざいに見下した。
「こ、こわいぃ……」
すると、無敵さんはぷるぷると小動物よろしく震え出した。すげぇ涙目。もう泣く。すぐ泣く。絶対泣く!
「ご、ごめんごめん。ほ、ほら。怖くないよー?」
俺は両手の人差し指で自分の頬を突き、ママの味がするキャンディを舐めている少女のように舌を出した。
はっ。な、何をしているんだ、俺は。咄嗟だったとはいえ、これはあまりにもアホ過ぎる!
「ほんとう?」
ぐし、と鼻を鳴らした無敵さんが上目使いに俺のアホ面を見つめる。「幼稚園児かっ、テメーはぁ!」とか怒鳴りそうになるのをなんとか堪え、俺は「うん。もちろんだよー」と愛想笑い。
「よかったぁ」
ほ、と胸を撫で下ろす無敵さん。俺もつられて息を吐く。
いや、「よかったぁ」じゃねーよ。話が進んでねーじゃんか。この子、かなりの怖がりみたいだな。大声で思考回路を麻痺させるという、説得における“力技”は使えないってことか。でも、今のは大した威嚇になってなかったと思うけど。デリケートな子だな。
そこで、ぽん、と俺の頭に豆腐が浮かんだ。それも白く艶やかな絹ごし豆腐だ。そして無敵さんと重なった。ふ、と俺の口から笑みが漏れる。
「なにがおかしいの?」
「あ、いや。なんでもない」
無敵さんの怪訝な視線を遮るべく、俺は慌てて手を振った。
「それよりも、だ。サバンナ行くとかアホなこと言ってないで、もう教室に戻ろうぜ。すぐに入学式だって始まるんだからな。講堂に行く方が先決だ」
この高校では、一旦新入生を教室に集めたあと、HRでの説明を経て、入学式へと移行する。今は二、三年生が合同で始業式を行っているところだ。
あと、ここって入学初日に在校生が新入生にちょっかいをかけることで有名なんだよな。しかし、昔からのその伝統も、二年前から入学式と始業式が分けられたことで、消滅したって聞いたけど。
かなり派手な伝統だった、ということだろう。俺たち新入生にとって、多分いいことではなかったはずだ。
「いやです。あたしはサバンナへ渡ります。そして、ライオンさんに救ってもらうのです」
無敵さんは、決意を秘めた拳を固めた。俺は正直げんなりしたが、辛うじて表情には出さずに堪えた。
はぁ。やれやれ。それじゃあ、言弾の二発目を発射するとしようか。ちなみにこの《言弾》というのもある大ヒットゲームのパクリだ。なんだよ。思っているだけなんだからいいだろ、別に? と、自分で自分に言い訳する。
「それだけどさ、無敵さん。サバンナへ渡ったあとは、どうやってライオンに会うつもり?」
「えっ?」
無敵さんがきょとんと首を傾げた。
この反応だと、やっぱりその辺までは考えていなかったみたいだな。愚かなヤツよのぅ。フヒヒヒ(下衆顔)。
「サバンナって言えばアフリカだろうけどさ。例えばインドでもアフリカでも、野生のライオンって国定公園とかにいるんだぜ。そりゃあ日本じゃ考えられないくらいに広大な公園だから、侵入するのは容易いかも知れない。でも、そこに行くまでにはいろいろと煩雑な手続きだって待っている」
「そ、それってどういう……?」
「つまりさ。ライオンに食べられようと思ったら、こっそりと公園内に入り込んで、徒歩でキャンプやらしながら探さなくちゃならないってこと」
そこまで言うと、無敵さんは「うーん」と苦しそうに唸りだした。
よしよし。分かってきたみたいだな。《現実の厳しさ》ってやつが!
「車で探すことが出来れば簡単だけど、そんな理由でライオンに会いたいとか言って、協力してくれるドライバーがいるとでも思う? 嘘をついて真っ当な業者に頼んでも、当然安全第一になるはずだ。密猟者なら請け負ってくれるかもだけど、そんなやつらが信用出来る? それに、サバンナやらサファリやらには、もちろんパロトールしている管理者だって常駐してる。彼らに見つからないようにもしなくちゃならない」
無敵さんは「むむむむむ」と腕を組んだ。
そろそろいいか。さっきの自己紹介で思ったけど、この子はやたらと人に気を遣うタイプなのかもしれない。もしそうなら、これでとどめを刺せるはずだ。
「それに第一“アシ”がつく。無敵さんがアフリカに渡ったって記録は残るんだ。じゃあ、いつまでも帰国しなければどうなる? 捜索願だって出るだろ? 捜査が始まれば、誰かがアフリカにまで行かなくちゃならない。死体が見つかれば、運搬だって必要だ。金もかかれば人手も時間も相当かかる。これって迷惑な話だろ?」
「め、迷惑っ……!」
無敵さんの目がくわ、と見開かれた。うわ。目、でけぇ。
「迷惑。迷惑ぅ……。あ、あたしは、迷惑を、かけたく、ない……」
無敵さんは、がっくりと肩を落として項垂れた。それはもう、見るからに「しょぼーん」としたたたずまいだった。こんなに見事な「しょぼーん」には、そうそうお目にかかれない。てか、初めて見た。そして見たくなかった。
こんなに気の毒な姿を見せられちゃ、こっちもしょんぼりしてきちまう。でも、やっぱりそういうことか。どういう理由があるんだか知らないが、この子は自分をとてつもなく卑下している。名前を知らせることはおろか、生まれてきたことさえも謝罪してしまうくらいなのだから。
きっと“存在”すること自体が、人に迷惑をかけていると思い込んでいるんだろう。……待てよ。そんな馬鹿な。生きているだけで迷惑な人間なんているのか? 何があったらこんな風になれるんだ?
「……ま、いいか。俺には関係の無い話だ」
「ふぇ?」
俺のひとり言に反応し、無敵さんが顔を上げた。
なんて頼りない顔だ。自信なんて、微塵も無さそうな表情だ。さっき大きく見開かれた瞳も、暗さを印象付ける長めの前髪に隠れてしまっている。なんてイライラするやつなんだ。俺の一番嫌いなタイプだ。
何も出来ないからとか容姿が劣っているからとか頭が悪いからとかいろいろと言い訳をして、それをちっとも改善しようとしないやつら。ぶつぶつと文句ばかり垂れまくり、そのくせ努力は人一倍に嫌う怠慢の安住者。
こんなやつらが、この世にはたくさん、たくさん生きている。そう思う度、俺は核ミサイルの発射ボタンが欲しくなる。
「なんでもない。さ、教室に帰ろうぜ。みんな心配して待ってるから。よりよい自殺の方法は、また後日にでも考えろ。これ以上、迷惑かけたくないならな」
「あう。わ、わかりましたぁ……」
くるりと踵を返した俺の背で、無敵さんのか細い返事を受け取った。
ふぅ。なんとかなったか。他のクラスのやつらには見られずに済んだし、これなら俺のこれからの学園生活に支障は出まい。
あれだけ大声で叫んでも、他の教室から出てくる人間はいなかった。他のクラスもHRしてただろうし、そこの担任が無視さえしてくれれば、生徒も動けなくなるからな。特に、今日は入学初日なんだから。
これが俺と無敵さんとの《トークバトル》第一戦になったのだった。とりあえず、初戦は俺の勝利だろう。だがしかし。これはあくまでも初戦なのだ。俺と無敵さんとの戦いは、この後、まだまだ続くこととなる。
そして、この初戦についても、まだオマケがついていた。
「ん? どうしたんだ、無敵さん?」
少しだけ進んだ後、無敵さんはぴたりと足を止めていた。俺は振り返り訊ねる。無敵さんはスカートの前の両手をもじもじもじもじと動かしてしたので、俺の足はイライライイライラと床を叩いた。
無敵さんは俯いたまま、俺にとっては全く意味不明なことを言い出した。
「あ、あのぅ。手を、つないでもらってもいいですか?」
「は? なんで?」
いや、本当に全く意味が分からない。ここで俺と手をつなぐ必然性が見出せない。
「いや、ですか? そうですよね。あたしとなんて、手をつなげないですよね。あたしなんて、不細工だし暗いし逃げ足が速いしすぐに死のうとするし、そんな子と手をつないだって、暑苦しいだけですよね。そう、迷惑。迷惑、なんですよ、ね……?」
「あ、いや」
まるでテレパシーでも使えるかのように無敵さんは俺の心を言い当てた。そうそう、全くその通りなんだけども。さすがの俺も、「うん、そうなんだ」とは言えないぞ。で、逃げ足が速いって自覚はあるんだ、こいつ。
「いや、そうは言ってない。それより、俺の質問に答えろよ。質問に質問で返すんじゃない」
俺はとにかくそう答えて逃げてみた。なんだこいつ。すげぇめんどくせぇー。
俺は無敵さんの印象に「面倒くさい」を追加した。俺の心の中に、全然必要のない無敵さんフォルダが増えてゆく。これ、削除出来るよね? 結構メモリ食いそうなんだけれども。
「だ、だって」
無敵さんが言い淀む。
「だって?」
ちゃっと言えよ、ちゃちゃっと! ぐああ、イライラするぅ!
「だって。こ、怖い、んですもん……」
「何がだッ!?」と叫びそうになる心を必死で押さえる。間違えた。押さえるのは口だった。言っちゃってたよ、俺。
「ふぇぇっ」
無敵さんが、びっくう! となって飛び上がった。もう泣きそうになっている。てかもう泣いてる。涙腺ゆるいな、おい。駄々漏れじゃねーか。暮らし安心クラシアンを呼べ、クラシアンを。五千円くらいで直してもらえるから。
ふと嫌な予感がして、振り返る。と、案の定、クラスのやつらが廊下に出て俺たちを見守っていた。留守先生を先頭にして。
まずいぞ、これ。これじゃあ、俺が無敵さんを泣かせているみたいじゃないか。く、くそ。こいつ、俺に選択肢を与えないやつだな。わざとやってんだとしたら、こいつは相当な策士だぞ。
「ああもう、泣くな。ほれ、手。つなげばいいんだろ?」
俺はぎりぎりと歯ぎしりをしながら手を差し伸べた。
「あ。あり、がとう」
「うっ……!」
差し伸べられた俺の手に、無敵さんが柔らかく微笑んだ。素直な、なんの飾り気も無い笑顔だ。その笑顔は、認めたくはないが素敵だった。
雲の切れ間、廊下の窓から差し込む朝日が、無敵さんの黒髪や真新しい制服に反射して煌めく。無敵さんを取り囲む輝く塵が、ダイヤモンドダストに見える。俺たちの周りだけ、時間が止まったかのようだ。その光景は、まるで一枚の絵画のようだったかも知れない。
はっ。どうしたんだ、俺は? こんな地味で怖くて関わったら間違いなく面倒なことになるような、更に言うならもしかしたら変態でもあるかも知れない女に、例えほんのコンマ一秒ほどであろうとも、こんなに脳内美化してしまうなんて。さっきまでの沈んだ表情とのギャップが凄まじいせいだ。多分そうに違いない。いや、絶対そうに決まっている。
ほら見ろ、俺。良く見ろ、俺。こいつの容姿は地味だ普通だ十人並みだ。そして性格は最悪と言って差し支えないほどに面倒だ。
例えるならば、「今すぐ来て。光速で来て。今夜会ってくれなかったら、手首を切って死んでやる。あ。もう切っちゃった。ごめん、あと十分以内に来てくれないと、多分死ぬくらいの出血レベルだ、これ。テヘ☆」とかいう電話を夜中の三時にかけてくる、付き合って二年経った彼女くらいに面倒だ。
まぁ、俺にそういう経験はないのだが、こんなの想像しただけでいやになる。一度や二度なら我慢も出来るが、三回目には「もう死ねよ」とか言いそうな自分が怖い。
とにかく。
こいつには、ミジンコほども好意を抱く理由が無い! そうだろ、俺!?
「あれ? どうしたの? なんか、顔が赤いみたい……?」
「は? え? いや、そ、そんなことねーよ」
無敵さんに指摘され、ついどもった。おいおいおいおい。本当にどうしちゃったんだ、俺! しっかりしてくれよ、俺ぇ!
「変なの。でも、ごめんね。あたし、こんなことしちゃって、自分で戻る自信がなくて。あたし、バカ。ホントにバカです。戻ったら、みんなに何を言われるのかなって考えたら、もう足が動かない。はぁぁ、死にたい……」
そういうことか、と納得した俺の手を、無敵さんがきゅっと握った。なんて小さな手なんだろう。俺がここで思いっきり握ったら、ぽきんと折れてしまいそうだ。それほどにか弱く、そして柔らかい無敵さんの手。そういえば、人の手を握るのなんて久しぶりだ。
莇飛鳥。
あいつの手は、もっとしっかりとしていて、熱かった。
「何を考えているんだ、俺は」
ちょこちょこと出てくる莇の顔を、ぷるぷると頭を振って振り払う。と、俺の後ろで手を引かれている無敵さんの様子が目に入った。無敵さんはすっかり安心しているようで、ほんわかとした空気感を漂わせている。
なんか、それがイラっときた。
初対面の女子と手を繋ぎ、衆人監視の中歩かされるというのは、目立ちたくない俺にとってはもはや拷問なのだ。その原因たる無敵さんだけがのほほんとしているのは、正直かなり腹が立つ。
そうか。俺が赤面していたのは、この怒りのせいなのだ。俺は怒っていただけなのだ。決して。決して、無敵さんになんか見惚れたりしてないんだからねっ!
ちょっと意地悪してやろう。それぐらいしないと気が済まん。
「ところで俺、トイレに入っても、小なら手を洗わない派なんだが」
いや、嘘だけど。ホントホント。俺ってきれい好きだから。
「えっ?」
おもむろに妙なことを言い出した俺に、無敵さんはぽかんとした。無敵さんの戻ることへの躊躇いを映す歩幅は狭い。足は少しずつしか進まない。
「つまりは、今、無敵さんが握っているその俺の手は、性器に触れたまま、なんの処置もされていないということだ」
これぐらいの意地悪ならかわいいもんだろ。だよね?
「はっ。じゃ、じゃあ、あたしはっ」
無敵さんの表情が、劇画のように引き締まる。通常モードでは眠そうな細い目が、鋭い光を放ち出す。ゴルゴ? それってゴルゴじゃない? もしかして何人か殺してる?
てっきり「きゃあぁぁぁっ!」とか叫んでぱぱっと手を離すかと思っていた無敵さんが、予想外なことを言い出した。それはもう、俺の想像の遥か彼方、一周回って真正面からの言葉だった。
「か、間接、性器……」
「はぁっ!?」
無敵さんが、ぽっと頬を朱に染めた。俺は我が耳を疑った。
「なにとんでもないこと口走ってんだ、テメーはぁっ! 死ね! お前は今すぐに死ね! ライオンでもワニでもサメでも何でもいい! 今すぐこの世からきれいさっぱり消え失せろぉ!」
こいつ、絶対変態だ! 間接キスならその反応もいいけどな! むしろ、かなり萌えるけど! 《間接性器》でかわいらしく照れる子なんて、絶対イヤだぁっ!
「ふ、ふえぇぇぇっ。ひひひ、ひどいぃぃぃー」
びやー、と無敵さんが子どもも引くくらいの勢いで泣きだした。涙腺は決壊したらしく、涙が洪水なみに溢れていた。
――その後、入学式は三十分遅れで執り行われた。原因は、我が一年三組が入場に遅れたせいである。
俺が大泣きさせた無敵さんは、結局クラスの女子が総動員で宥めすかし、なんとか教室に収容された。大混乱に陥ったクラスの体勢を留守先生が立て直すのに、ちょうど三十分を要したというわけだ。
後で聞いた話によると、留守先生は入学式終了後、校長室に呼び出され、泣くまで説教をされたらしい。担任教諭に昇格早々、とんだ大失態を晒したものだ。留守先生には、同情を禁じ得ない。
だが、まだだ。まだまだだ。俺たちの物語は、これからどうしようもないほどに、青春と呼ぶにはあまりもアレな感じになってゆく。全くもって、不本意ながら。
もしも俺がこの物語の主人公だったとしたら、これは多分、ラブコメと呼ばれることになるんだろう。入学初日の出来事で、もうその路線は確定だ。俺にはそうとしか思えない。
この時点で、もう嫌な予感しかしなかった。
なぜなら。
ラブコメの神様は、みんな「バカなの? 死ぬの?」と言われるほどにアレだから。奴等は絶対に遊んでいる。奴等の住まう天上界は、きっと平和すぎて退屈なんだろう。そんな想像が容易に出来てしまう俺って、きっと夢見がちな男の子だとか言われちゃうんだろうなぁ。厳しい人には「現実逃避するんじゃない」とかバッサリ斬り捨てられそうだ。
――だが。
「ねぇ、ホズミくん」
「ん?」
入学初日の予定を全て消化し、玄関で靴を履き替えていた時だった。俺は、そいつに遭遇する。そいつは、俺の顔をニコニコと見ていた。男にしては“きれい”としか形容出来ない、ユニセックスな雰囲気を纏ったやつだった。
「ああ。確か、同じクラスだよな? ごめん。まだ、名前までは覚えてなくて」
「うん、いいよいいよ。今日は初日だもんね。気にしないで」
そいつは笑顔を崩さず、爽やかに歌うように俺を許した。
「悪い。他のやつの名前も覚えてないし、気にしないでくれ。で、なんか用か?」
少し待ったが、そいつは名乗ろうとしなかった。はっきり言って疲れていた俺は、先を促す。
すぐにそいつは牙を剥いた。何の前触れもなく、それが牙だとも俺に気付かせないうちに。
「キミ、『囚人のジレンマ』って知ってる?」
「……『囚人の、ジレンマ』……?」
これが、そいつと俺との、初めての会話だった。
そいつの名は、《阿久戸志連(あくとしれん)》。
この阿久戸が隠し持った“悪意”に、俺はまだ気付いていない。すぐに気付くことにはなるのだが、それでも遅かったと言うしかない。
知ってさえいれば、こんなヤツとは関わらなかったはずだから。
「ふふ。無敵さんてさ、面白いよね? キミもそう思うだろう、ホズミくん」
阿久戸の笑みが、邪悪に歪んだ。
音も無く。
気配も無く。
静かに――運命は、変わってゆく――
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