　いよいよ11作目。

　最後は、きぐるみ女神Ｑ　様の「『1500文字で綴るシリーズ』人を絆ぐ♡女神絵巻」　です。

　指定がなかったので、甘口感想になります。

　さてこの物語は、小さいころから不思議な能力を持っていた女子高校生が、女神になって、父親に会うために天界を目指し、異世界で活躍する物語です。

　主人公は前向きで、努力家。

　使い魔ならず「テイムちゃん」に助けられ、着ぐるみではなく、「キュイぐるみ」を着て戦います。

　彼女自身で編み出した技がこれまた凄い。

　「胸キュン♡流格闘術」

　わかりますか？「壁ドン♡」とか、そういう「胸キュン」な行動で、敵をやっつけるのです！

　これ以上書くと、これから読む人の楽しみを奪ってしまうので、自重。

　用語が本当に、ユニークで新しい世界に踏み込んだ気分になりました。

　また用語だけでなく、書き方もスーパーユニーク。

　三人称と一人称が混ざった文体で、視点も変わります。

　でも、それを童話調のふわっとした口調でまとめていて、読んでいると「まあ、こういうものか」と納得してしまいました。

　一話ごとに、最後に次回へのナレーションのように、童話調の地文が、はたまた登場人物が語るので面白いです。

　比較的に女子率が高い作品で、ガールズパワー炸裂。

　しかも着ぐるみ、いえいえ「テイムぐるみ」を着ているので、皆可愛いです。

　私は作品を読む前に、レビューを見ることが多いですが、その時に目にした「新感覚」とか「お菓子を積み上げたような」の言葉に首を傾げました。しかし読んで納得しました。

　本当に、驚きの作品でした。

　読みながら、綿菓子やショートケーキを食べている気分になり、新世界を見た感じです。（食べ物の話ではありません！）

　と書いてきましたが、甘いだけはありません！

　先ほども書いたように独得の技（「壁ドン♡」など）を使いながら、敵を倒していきます。戦いの描写も細かいです。また敵が倒されていく時の言葉が面白い。

　ネタバレを防ぐため、端的な感想になりましたが、真相？を知りたい方はぜひ読んでみてください。

　本当に、新しい、ユニークな物語だと思いました。

　企画にご参加いただきありがとうございました！

　これで、感想書きは終了となります。

　ご参加いただいた方々、面白い作品を読ませていただきありがとうございました！

　長くなりそうなので、あとがきに続きます。

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