第2話 状況を整理するワンピース男

鉄朗(えっと…えー…

ちょっと落ち着いて、状況を整理してみよう。

えーっと…)


沙和とは付き合い始めて一ヶ月くらい。

お互いの家が地味に遠いので、いつもは外で会っていたが、今日は初めて沙和が俺の家に来ることになった。


俺は部屋の中を片付けて掃除して、駅まで沙和を迎えに行き、家まで連れてきて…


沙和「お邪魔しまーす」

鉄朗「今お茶淹れるねー、座ってー」


そして、俺が茶を淹れて振り向くと、沙和が本棚の前に座っていて…


鉄朗「あれ、何か気になる本…

あ、マンガ多い?」


沙和「マンガが問題じゃないの…ワンピースが問題なのよ…!」


「テレビ台の上にフィギュアまで飾ってあるじゃない!」


「まさかあなたが、ワンピース男だとは思わなかったわ…!」


以上。



鉄朗(ダメだ、振り返ってみても、全然ワケわからん…!

俺に落ち度、無かったよな…?

つうか、ワンピース男って…

何だよ!?)

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