第1章 プロローグ
第3.5話 プロローグ - 簡略まとめ -
- 記録の神の神殿 -
「やぁ、久しぶりだね。いや、初めましての人もいるのかな?
僕はこの
君もお気に入りの
ここには、たくさんの物語が保存されているからね、きっと良い出会いがあるはずだよ。
ここで会ったのも何かの縁。
ちょっと僕の世間話に付き合っておくれ。
君たち読者は、基本的に異なる世界からここに本を読みに来ているのだろう?
せっかくだから、この世界の常識を少し知っておいてもらいたかったんだ。
この世界のスキルは冠位でランク分けされていて、☆が多いほど性能が強力で希少になると思ってくれて問題ない。
同じスキルでも、剣術より剣術の方がステータス上昇補正が高いから強力になる。
また、水魔法より氷魔法の方が希少になる。
スキルの儀で高ランクのスキルが発現しなかったら、、と思うかもしれないが、スキルは鍛える事で冠位を上げる事も出来るし、日々の修練や行動で新しいスキルを取得する事だって出来る。
スキルの儀で得られたスキルは"先天スキル(☆)"といい、行動の積み重ねの中で得たスキルを"後天スキル(★)"なんて言ったりする。
同じ冠位・同じスキルでも使い手によって、性能が全然違ってきたりもする。
同系統低冠位でも、スキルを理解して・考えて・自分に合った方法で使っている子が、同系統高冠位を打ち破るなんて日常茶飯事さ。
王道だね!王道!まぁ、王道の英雄は最終的に天災クラスになるって相場は決まっているけどね!!
その過程が僕は大好きd、、って危ない脱線する所だった。
どこまで話したかな?あぁ、冠位については"自己紹介しやすい特技"程度に考えておけば大丈夫さ。
例外なんてどこにでも転がっているからね、軽い感じで覚えておいてくれればいいと僕は思うよ。
次に"制約スキル"について説明は外せない。
これはスキルを授けた神が、子供に試練を課している状態の事だ。
同種・同冠位のスキルよりも、制約開放したスキルは単純性能で優秀な物が多い。
その分試験は困難で、開放出来る人なんて半数も居ないんじゃないかな?
特に多い制約の一つに【他人に制約スキルに関する事を喋る・伝える事を禁ずる】は9割以上の制約スキルに見られる兆候だね。
実際僕も制約スキルを授けた際には禁じたものだよ。
ん?ああ!スキルの儀と言うのは、カランコエが子供の才能?可能性?を見出して、最適な神の元へ導く儀式なんだ。
実際に子供達にスキルを与えているのは、その子を気に入った紹介を受けた神々という事になる。
これも僕らの世界では一般的に知られている知識だね。
子供達はスキルを授けた神に感謝の念を届けるために、教会で祈りを捧げてくれている。
現に今も僕に感謝する念がびしばし届いている最中さ!
僕らは祈りを力に変える事で、子供達にスキルを授けたり、世界を見守り続ける事が出来ているんだ。
制約スキルは特に気に入った子供に、現時点の力量では取得出来ないスキルを与えている状態なんだ。
もちろん力量が伴わないから十全に使えないし、無理に使えば体が壊れる可能性だってある。
だから僕らは試練を与え成長に期待するんだ。
君はもっと成長出来るんだぞ!こんなスキルだって使える様になる可能性を秘めているんだ!ってね。
他人の力を借りて試練をクリアしても、力量が伴わず体が壊れてしまう。
だから独力で頑張ってもらうための制約を付ける事が多くなるんだ。
せっかくだ、今僕が追っている"物語"を紹介しておこう。
まだ
きっと君も気に入ってくれると思うよ。」
そういって私に一冊の本を手渡してくる。
「彼は"吸魔"という少しやっかいなスキルも同時に発現している少年なんだ。
このスキルは自分で発動を止めるのが難しいスキルだからね。
ほっておくと魔力過多で死に至る事もあるスキルさ。
まず彼がどうやって克服して成長していくかが楽しみな展開かな?
さぁ、せっかくだ読んで感想を聞かせておくれ。」
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主人公 <プロローグ>
名前 : トキト
年齢 : 5歳
スキル:
・スキル1>生活魔法☆☆☆(☆☆☆):全属性使用可能。威力・規模はすべて最小。使用魔力は少ないが威力を上げようとすると比例して必要魔力が増大していく。
・スキル2>セルフチェック(☆☆☆):自分のステータスがわかる
・スキル3>吸魔(☆☆)<魔導士ベルガにより封印中:効力を80%減>
・制約スキル>亜空☆☆☆☆☆☆
→制約1>他人に制約スキルに関する事を喋る・伝える事を禁ずる
→制約2>試練を完了するまでは、寝ている間にのみ亜空に干渉する事が可能(寝ている時に身につけている物を亜空へ持ち込み・保管・設置等は可能。)
→制約3>他者からのすべての鑑定・遠見系スキルを完全に無効化する
→試練>亜空に魔力を1000000捧げる(捧げた魔力は亜空の拡張・環境整備に使用可能)
配属 :
魔力量: 22/20(ERR:許容量を超えています。)
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