第3話 プロローグ - 3 -
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「やぁ、久しぶりだね。君もお気に入りの物語は見つけられたかな?
ここには、たくさんの物語が保存されているからね、きっと良い出会いがあるはずだよ。
今回はせっかく出会えた同好の士にもっと読書を楽しんでもらいたくてね。
君たち
せっかくだから、この世界の
この世界のスキルは
同じスキルでも、
また、
スキルの儀で高ランクのスキルが発現しなかったら、、と思うかもしれないが、スキルは鍛える事で冠位を上げる事も出来るし、日々の修練や行動で新しいスキルを取得する事だって出来る。
スキルの儀で得られたスキルは"先天スキル(☆)"といい、行動の積み重ねの中で得たスキルを"後天スキル(★)"なんて言ったりする。
同じ冠位・同じスキルでも使い手によって、性能が全然違ってきたりもする。
王道だね!王道!まぁ、王道の英雄は最終的に天災クラスになるって相場は決まっているけどね!!
その過程が僕は大好きd、、って危ない脱線する所だった。
どこまで話したかな?あぁ、
例外なんてどこにでも転がっているからね、軽い感じで覚えておいてくれればいいと僕は思うよ。
次に"制約スキル"について説明は外せない。
これはスキルを授けた神が、子供に試練を課している状態の事だ。
同種・同冠位のスキルよりも、制約開放したスキルは単純性能で優秀な物が多い。
その分試験は困難で、開放出来る人なんて半数も居ないんじゃないかな?
特に多い制約の一つに【他人に制約スキルに関する事を喋る・伝える事を禁ずる】は9割以上の制約スキルに見られる兆候だね。
実際僕も制約スキルを授けた際には禁じたものだよ。
ん?ああ!スキルの儀と言うのは、カランコエが子供の才能?可能性?を見出して、最適な神の元へ導く儀式なんだ。
実際に子供達にスキルを与えているのは、その子を気に入った紹介を受けた神々という事になる。
これも僕らの
子供達はスキルを授けた神に感謝の念を届けるために、教会で祈りを捧げてくれている。
現に今も僕に感謝する念がびしばし届いている最中さ!
僕らは祈りを力に変える事で、子供達にスキルを授けたり、
っと、そろそろそちらの世界では夜が明けるのかな?気配が薄くなってきているね。
制約スキルは特に気に入った子供に、現時点の力量では取得出来ないスキルを与えている状態なんだ。
もちらん力量が伴わないから十全に使えないし、無理に使えば体が壊れる可能性だってある。
だから僕らは試練を与え成長に期待するんだ。
君はもっと成長出来るんだぞ!こんなスキルだって使える様になる可能性を秘めているんだ!ってね。
他人の力を借りて試練をクリアしても、力量が伴わず体が壊れてしまう。
だから独力で頑張ってもらうための制約を付ける事が多くなる。
最後は駆け足になっちゃったけど、君の読書の時間が快適になってくれれば僕もうれしいよ。
それでは、また会おう」
-教会 [
「よく来てくれたね、私は
まずは他の子供達より早いスタートだが、君には今日から教会で住込みの下働きをしてもらう事が決定している。
基本的に日中は他の下働きメンバーと共に働いて仕事を覚えてくれ。
夕刻以降に私か後ほど紹介する"ディルク"が魔法等を教えていく事になる。
ここまでは良いかな?」
僕が頷くのを確認すると、神父は続ける。
「次に君の"吸魔"以外の魔法系スキルがあれば教えて欲しい。
適正を伸ばした方が覚えやすいし、君の将来の課題になる
僕は少しだけ考えて、発現したスキルを伝えられ物は全て伝える事にする。
「…スキルは"吸魔""セルフチェック""生活魔法"の三個発現しました」
「なるほど、生活魔法は便利だが魔力消費が少ないのが少し君にはネックだな。
いや、魔力量が増えるまでは消費が少なく発動しやすい生活魔法は便利と考えるべきだな。
当面は"封印"で"吸魔"を抑えつつ、生活魔法で自然回復した分を定期的に減らしながら、君の適性を確認していこう。
生活魔法は威力が最弱の部類だが、ほぼすべての属性を使用出来るからね。
まずはディルク君から"風"と、私から"封印"と生活魔法と相性の良い"付与"の講習をしながら適性確認をしていこうか。
特に自分で"封印"を覚えられれば、君の力になってくれると思うからね。」
「はい、がんばります。ベルガ神父よろしくおねがいします。」
僕は神父に向かい一礼しながら、目標を定める。
『"亜空"の事を伝えられれば良いんだけど。
"吸魔"が発覚してから、周りがみんな心配してくれている。
まずは、心配しなくても問題無い様に頑張らなくちゃ!』
主人公
名前 : トキト
年齢 : 5歳
スキル: 吸魔(☆☆)<封印:効力を80%減>、セルフチェック(☆☆☆)、生活魔法(☆☆☆)、亜空<制約:試練[魔力を1000000捧げる]【0/1000000】>
配属 :
魔力量: 22/20(ERR:許容量を超えています。)
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