各話の登場人物
一話の登場人物
【ダルトン】
ヨシミ村出身
15歳で平民でありながら試験に合格、準書記官となる。
とある事件の解決に貢献し、下級書記官へと1年半と言う異例の早さで昇進する。
そのまま何事もなければ王都への配属も夢ではなかったが、タイミング悪くラギヴァ将軍の補佐官に任命。
異例の昇進が仇となる結果となった。
また、優れた危機察知能力と戦闘センスを有しており、冒険者になればそれなりに大成したかもしれない。
幼い頃から魔力操作を感覚で理解できており、本人に自覚はないが天才と言えるほどの潜在能力を持つ。
今は悩みを抱えており、前任の補佐官(高等書記官)が魔物に襲われ怪我を負い心が折れたと聞かされたが、将軍のいる場所で魔物に襲われるとはどういう状況なのか、また、心が折れる事態とは一体何なのかと不安に思っている。
ちなみに、歳の近い友人はほとんどいない(衛兵たちは少し歳が離れている)。
外見は黒髪黒眼。
【ラギヴァ将軍】
未だ出番のない物理最強将軍。
本作のもう一人の主人公。
自身の称号である【必滅】を部隊名とする直轄部隊を持つ(他の将軍も自身の称号を部隊名とする直轄部隊を持つ)。
現在は自身の部隊と国王直轄の軍、カイロ領領主の兵と共にカイロ領の砦から帝国との国境を睨んでいる。
【マクトー】
三十代のおっさん衛兵。
ダルトンの歳の離れた友人の一人。
短い金髪と髪と同色の手入れをしていない短い髭が特徴。
ロレム上級書記官とは彼が下級書記官の頃からの付き合い。
【モモ】
ダルトンと旅を共にするタピタス。
通常のタピタスは黒や灰色の体毛であるところ、薄桃色の体毛を持つ特殊な個体。
ダルトンは知らないが、色違いは通常の個体と比べて特別秀でた能力を持つ。
二話でその兆候が現れる出来事が起こるが、ダルトンは気づくだろうか。
三話、閑話、四話
【レイガス】
【必滅】結成当初からの古参兵。
ラギヴァが将軍となる前からの付き合いで、ラギヴァの元上司。
最近は目の衰えを感じている。
眼鏡はそんなレイガスを気遣ったラギヴァが、レイガスの誕生日に贈ったもの。
それまでレイガスは衰えを隠していたが、ラビヴァに眼鏡を贈られてからは隠すのをやめて、常にこれを首から下げている。
【サーロンド】
赤髪の大剣使い。
ラギヴァにスカウトされ、一騎打ちの末に【必滅】へ入隊。
入隊当初は戦闘狂な一面を隠そうともせず、隊員からも厄介がられていたが、今はその面も落ち着き、隊に受け入れられている。
【アンケル】
準書記官の青年。
灰色の髪をした無表情男。
ダルトンに対して無表情だったのは反感からではなく、元から表情のないタイプ。
【エルセナ】
ロレンツ領サタピサ事務院統括書記官。
ロレムの元同僚。
見た目は実年齢と比べて非常に若い。
髪の手入れには余念がない。
実は弓の使い手であり、ファーランス家の悲劇の際も周辺住民を事務院まで避難させる為にロレムと共に翼竜と戦った。
【疾風】
ラネタール将軍の称号であり、彼女の直轄部隊の部隊名でもある。
【ラネタール】
元六将軍の一人であり、当時の六将軍で唯一の女性。
ファーランス家の悲劇の際に死亡。
彼女の死亡によってできた空席には、当時【疾風】の副隊長であったローエンド・ラルツ・ウェースデンが任命された。
【ローエンド】
現六将軍の一人。
【迅雷】の称号を持つ。
【軍神】
現六将軍の一人であるシドルテ将軍の称号であり、彼の直轄部隊の部隊名でもある。
ちなみにシドルテ将軍は現六将軍の最年長者。
【災厄の竜王】
巨大な黒竜。
【疾風】ラネタール将軍を戦闘の末に殺す。
その戦闘の際に傷を負って逃走して以来、行方が分かっていない。
なお、【軍神】は街にいる飛竜らの始末の為に【疾風】と行動を別にしていた。
五話
【パパス】
動物が好き。
ダルトンとの会話の際も、動物への餌を「ご飯」と言っていることからもその事が伺える(伺って欲しい...)。
ダルトンはモモのときだけ「飯」と言う辺り、モモを特別視している事が分かる(分かって欲しい...)。
【ラクスウェル】
元冒険者の北方調査隊の隊長。
冒険者時代から使っているやや厚みのある剣を用いて戦う。
七話
【ヘイレム】
男爵家の四男として生まれたものの、幼い頃から狩りを好み、書記官や軍人、裁判官などになる事なく、志願して調査隊に入った変わり者。
弓の腕は調査隊で十本の指に入る程。
北方調査隊ではナルクルとトップを争っている。
よくナルクルとぶつかるが、仲が悪いのでは無く、ライバルと認めているからこその距離感である。
【ナルクル】
ヘイレムと同じ時期に調査隊に入った。
実家は代々狩りを生業としており、そんな家に嫌気がさして父と喧嘩別れの形で家を飛び出して調査隊に入った。
弓の腕は調査隊で十本の指に入る程。
北方調査隊ではヘイレムとトップを争っている。
よくヘイレムに突っかかる様な言動をするが、仲が悪いのでは無く、誰よりも認めているからこその距離感である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます