第7話 ずっと

 身体を小さく震わせながら、ひなたは潤んだ瞳でゆいを見た。


“なんで。なんでこんなに気持ちいいの?”


 気がついたら下も脱がされ、ゆいはひなたのお尻を撫ぜている。ひなたの肌を滑らすように指先を動かしている。


 誰もいない保健室のベッドで、ひなたは構わず声を漏らしていた。


「ひなたの気持ち良いところ、全部さわらせて」


 そう言うと、ゆいは、ひなたのあそこ触れた。


「あっ」


 充分に濡れた、ひなたのあそこで指を潤ませながら、ゆいはひなたのクリトリスを軽く弾いた。


 リズム良く小刻みに動かす指に、ひなたは悶えている。ひなたはたっぷりイかされる。


「気持ちいい。気持ちいいよぉ」


 ひなたは、ゆいの首にしがみつき、身体がどうにかなってしまいそうなのを懸命に耐えていた。


 中に指が入った時は、本当に気を失ってしまいそうになった。掻き混ぜられた分だけ溢れて行くのがわかる。


「またイク!またイッちゃうよ」


 トドメとばかりにゆいは、ひなたの中を擦り上げると、今まで感じた事の無いような快楽がひなたを襲った。


 地面がどこだか分からないくらいに、ひなたは激しくイッた。


 力尽きたひなたは、そのままベッドに横たわる。今まで満たされなかった思いが、溢れ出るほど満たされている。


 いつの間にか、ゆいも裸になっていた。あれだけ責め続けていたのにいつ脱いだのか不思議だった。


 ゆいは、そっとひなたに寄り添って後ろから抱きしめた。大きな胸が背中にあたる。


「すごく可愛かった。ひなたすごく可愛かったよ」

「やだ。恥ずかしい」


 ひなたが、顔を向けるとゆいはキスをしてくれた。


「初めて?女の子とするの?」

「うん」

「男の子は?」

「……」


 返事に困るひなたを見て、ゆいは察する。


「どっちが気持ち良かった?」

「ゆい…」


 ひなたも、ゆいと下の名前で呼ぶ事にする。


「ゆいとするのが一番気持ちいい。これからもしてほしい」

「うれしい。わたしもひなたといっぱいしたい」


 そう言われて、ひなたは自分が何もしていない事に気づいた。


「ねえ」

「何?」

「わたしも、ゆいを気持ち良くしたい」


 そう言うひなたを、ゆいは少し驚いたような顔で見た。


「好き」

「え?」

「ずっと前から好きだったの」


 ゆいは涙を流してひなたに言った。


“何だ。そうだったんだ”


 それを聞いて、ひなたは安心する。ひなたはゆいの涙を指先で拭う。そして、そのままゆいを愛撫した。

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