第11話高い高い
今俺は、『大迷宮アトランティス』に向かってる。アトランティスは、柱のような迷宮で、上にどこまでも続いてると言う。だが、別に攻略するわけじゃない、あるコウモリの皮を買いに来た後、魔法の書も。皮は、防具に使うから、魔法の書は無くてもいいがあった方がもっといい。
「着いたよ」
「ここが迷宮街か」
「そうだ、迷宮街ははじめてか?スリが居るから気をつけな」
御者に礼を言い露店や店を見て回る。——ふと、あるナイフが目に付いた。
「清潔なナイフ?」
「ああ、嬢ちゃん売れ残りだぜ。まあ、魔道具っちゃあ魔道具だが地味でな1500Gが妥当だな」
どうやら『清潔』の効果掛かったナイフだそうだ。医者として中々目を引いた。1500Gか妥当だろ。
「買った。後、俺は嬢ちゃんじゃない」
「すまねぇな。ちと目がわりぃもんでな。あいよ、これはおまけだ。まっ、売れ残りに売れ残り足しただけだしいいだろ?」
「魔法の書?『予知』?なんだこれ?」
「これを読めばあんたは預言者になれるぜ」
「まあ、いいか。パーティーでここに来たら。また寄るよ」
中々気前のいい露店だった。いい買い物をした。——おお、あったあったアベンジバットの皮、げっ24000Gもすんのかよ高っ!
「アベンジバットの皮1番大きいのをくれ」
「あいよ、これだな、嬢ちゃんかわいいから20000Gでいいよ」
無言で20000Gをだして買った。ふふっ多少は、儲けたな。ついでに、魔法の書は——『パラライズ』か。500000G............見なかった事にしよう。
その後は、馬車に乗って帰った。俺そんなに女っぽいか?
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