第6話雑貨屋とリーナ

雑貨屋行く道中


「そーいや、センスの方は聞いてなかったな」

「俺は、効果延長、理解、医学」

「微妙だし、『初心者の心得』入れてないっていう」

「私は、裏筋力上昇、見切り、挑戦」

「挑戦って?」

「格上と戦っている時は、味方と自分の全ステータス15%upって言うやつ」

「俺そんなセンス知らない」

「右に同じ」


なんだよそのチートセンス。クソだろまじ。


「でも格下と戦うと効果が下がる」

「戦闘狂かよ」

「安心して、下っても、また格上と戦うとまた上がるわ」

「もういいよ。コーヤセンス教えてろ」

「はぁ、わぁった。センスは、集中、 節約、土魔法のセンス、初心者の心得」

「ああ、初心者の心得とったのな」

「節約って?」

「例えば、火魔法の初期消費MPは、

ファイアボールが、15なんだでも節約すると7になる、というよりかは、端数切り上げて2分の1になる」

「.......クソチート野郎がぁぁぁあ‼︎」

「ど、どうしたいきなり」

「コーヤ、私も流石にそれはないと思うの」

「え、えッ⁈」


全くだ、こんなクソチート野郎なんか無視して雑貨屋にいこう。


——カランカラン


「ポーション5つ下さい」

「はい、少し待ってて下さい」

「ん?あれ?NPC?」


NPCと、プレイヤーの違いってちょっとあるんだよね。表情とか、喋り方とか。


「いいえ、プレイヤーですリーナって言います。ジョブは、薬師です」

「俺はジュン、医者、そこのクソ野郎がコーヤ、でアイツがセン。一応パーティー組んでる」

「おいジュンクソ野郎ってなんだよ酷いなぁ、えーと、リーナさんだっけ?

俺はコーヤ、狩人だよろしく」

「私は、セン、武士だ。リーナちゃんよろしくね」

「もうポーションも買ったけど、このままおいとまするのもあれだから、フレンド登録しとくよ」

「え、あ、はいありがとうございます」


リーナさん(ついでに忘れてたコーヤとセン)と、フレンド登録を済ませ、森に向かう。特にクエストはないがちょっとした腕試しだ。




——————

ククルより

まあ、このワルクリでは、その一人のプレイヤーにしか出来ない、スキルかセンスがあって、ジュンの毒製作もその一つなのですよ。


ハズレだけど(ボソッ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る