第5話ギルド

冒険者ギルド本部か、なんか凄そうだな。意を決してドアを開ける。

中は、クエスト発注口とあとは酒場だ。照明がオレンジ色で雰囲気が出て酒の匂いが漂ってくる。


「すみませーん、冒険者登録したいのですが」

「はーーい今行きます」


そう行って出てきたお姉さん、NPCかな?

今作のNPCはかなり特殊で、自我などは人間からとったサンプルをAIに積んだり、思考回路の操作をもう一つのAIに任せている。だからスランプとかは、起こさない。一種の洗脳とも言える。


「で、でけぇ(小声」

「黙れコーヤ」


まあ、何とは言わんがでかい、何とわ言わんが。


「こちらに、名前、年齢、ジョブを書いて下さいね」

「ジョブ選択もしたいです」

「あ、はいじゃあこれに手を当てて」


お姉さんは、水晶玉をとりだして説明する。


「じゃあお先に」


コーヤ割り込みわよくないぞ。いつか麻痺毒盛ってやる。ピリピリすっぞ。


「えっとなになに、『狩人』か『魔法使い』か、んじゃ『狩人』で」

「はーい分かりました。次の人」

「じゃあ私が」


うん、先越されたクッソ。腹癒せにコーヤに麻痺毒盛ってやる。


「えっと、『武士』か『鈍器使い』か、.............『武士』で」


ん?そこ間を置く必要あった?


「次の人ー」

「はい、『医者』か『+×+×』......『医者』でよろしく」


何あのジョブ、怖い。バグ?こうなったらコーヤにyr


「はい、じゃあこれをお持ち下さい」

「ドックタグって.......」

「失くさないようにして下さい」


受け取ったのは銅製のドックタグ、

軽くて落としても分かりそうにない。


「気をつけて下さいね」


念を押された。ちゃんと付けておこう。........そんなに頼りないかな、俺。

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