バイエルンマイスタービールとフジヤマハンターズビール
静岡県東部にも、いろいろな地ビールのブルワリーがあります。一番大手で有名なのは、御殿場高原ビールでしょうか。その名の通り、御殿場高原にある、
そして、わが富士宮にも、個性的なブルワリーがあるのです。ひとつは、日本三大名瀑に選ばれることもある、国の名勝・天然記念物である白糸の滝のほど近く。
写真は「エーデルワイス」というビールです
https://www.instagram.com/p/BilYvm6BudM/
本編中でもご紹介しましたが、バイエルンマイスタービールのビールマイスターであるステファンさんは、元々はドイツの醸造所で働くビール技師でした。それがある時期、御殿場高原ビール関連の仕事か何かで来日したのがきっかけで富士宮にも訪れ、富士山の雪解け水由来と言われる綺麗な水と奥様にほれ込んで、うっかり富士宮の地にビールの醸造所を建てて定住してしまったのです。地元のビール好きは常々言っています。水と奥様、グッジョブ! と。
実はこのバイエルンマイスタービールは、ドイツ大使館にも納入している、由緒正しい正統派のドイツ・ビールです。麦やホップも、ドイツの「世界の酵母銀行」ともいわれる、ヴァイエンシュテファン醸造所さんから取り寄せているそうです。
おかげで、地元民はドイツはおろか、最長のお出かけはお隣の山梨県というレベルの人間すらいますが、なぜか本場ドイツのビールの味を知っている謎の地域になっています。
そして、最近、
本編中でもご紹介しましたが、ハンターズビールさんの本業は、農家や猟師なのです。クラフトビールを飲んで感動し、その後、クラフトビールの作成キットを購入して試した所、ますます感動し、お仲間を誘ってそのままの勢いでブルワリーを作成してしまった深澤さんという方がオーナーをしています。
ちなみに、柚野地区では「深澤」姓が多いため、「柚野の深澤さん」と言っても、「でしょうね」と言われるレベルの情報になってしまいます。
本当にまだできたてのブルワリーなのですが、作成しているビールはとても美味しかったです。なんでも、地元素材100%を掲げて作成しているとの事で、ブルワリーの目の前には麦とホップの畑があったりします。見ているだけで凄く綺麗です。
英国パブ系が基本コンセプトのようで、無濾過のエール、IPA、スタウト等を作成されていました。今もいろいろと試行錯誤をしているそうです。はちみつを入れたり、ミルクを入れたり。今後に大期待です。
インスタの写真の2枚目が、ハンターズビールさんのIPA、「NENGU IPA」です。お米を少し配合している為、NENGUなのだそうです(富士宮の民魂が垣間見えますね)。
余談になりますが、本編の方の時間軸は、「そこそこ前」をイメージしながら書いています。そのため、できたてホヤホヤのハンターズビールさんが出てくるのはおかしいのですが、そんな事は関係ありません(暴言)。あのお話は、物語の整合性とかストーリーよりも、地元のあれこれを伝えるのと、いい加減でも書いちゃえばいいじゃんと伝えるのが優先なんだぜ。
ともあれ、富士宮のおいしい地ビールブルワリーの紹介でした。これから暑くなってきたら、ビールがおいしい季節がやってきますね。ビール好きとしては、非常に楽しみなのです。
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