第99話 こんげんとくろいかげ

「レイン、お前はお前だ。俺はお前を頼りにしているよ」


「・・・はい」


何時もの落ち着いた感じはなく、心此処に在らずといった状態だ。

どうしたものか・・・


その後、午後からもレインのダンジョンの進行。

みんな大活躍したが・・・やはり、レインと他のユニットの差が大きい。

レインのレベルは高いのだけど・・・


ファンド

 レベル:973(+337) 1504(+631)

 マナ:1591/1603

 所属クラン:ソロモンの泉

 常時召喚数:6

 常時召喚コスト:0

 デッキ枚数:12

 デッキコスト:36/190

 固有スキル:すりいすたあず、ねえみんぐ、だぶる

 ルーンストーン:263(-442+263)

 進化カード:

  ユニット☆3:322枚(+163)

  ユニット☆4:211枚(+121)

  ユニット☆5:139枚(+90)

  ユニット☆6:85枚(+63)

  魔法☆3:171枚(-163+171)

  魔法☆4:124枚(-101+124)

  魔法☆5:87枚(-69+87)

  魔法☆6:68枚(-39+68)

  武器☆3:306枚(+141)

  武器☆4:193枚(+116)

  武器☆5:140枚(+87)

  武器☆6:85枚(+61)


レイン

 種別:マスターフェアリー

 ランク:☆3(☆7)

 レベル:1400/1400

 スキル:

  全武技(☆7)

  全魔法(☆7)

  神速詠唱(☆7)

  システム干渉(☆7)

  データ干渉(☆7)

 PTスキル:

  マップ(☆7)

  初心者の加護(☆7)

 武器:

  ミスリルスタッフ+4 ☆3(☆7) 999/999


パナケア

 種別:スポア・フードファイター

 ランク:☆3(★8)

 レベル:36/10050

 スキル:

  格闘技(★9)

  全ブレス(★9)

  全ミスト(★9)

  全毒(★9)

  食べる(★9)

 PTスキル:

  エンカウント率操作(★8)

  敵強弱操作(★8)

  キノコの加護(★9)

  自然回復(★8)

  基礎能力強化(500)

 武器:

  ミスリルグローブ+4 ☆3(☆7) 999/999


ユグド

 種別:トレント・ニンジャ

 ランク:☆3(★8)

 レベル:33/10050

 スキル:

  全武技(★9)

  植物支配(★9)

  植物召喚(★8)

 PTスキル:

  警戒(★8)

  罠無効(★8)

  ダッシュ(★8)

  潜伏(★8)

  物理強化(500)

 武器:

  ミスリルソード+4 ☆3(☆7) 999/999


ライ

 種別:ウィルオーウィスプ・ヒーラー

 ランク:☆3(★8)

 レベル:31/10050

 スキル:

  全魔法(★9)

  無詠唱(★9)

  精霊支配(★9)

  反射(★8)

  二重魔法(★8)

  四重魔法(★8)

 PTスキル:

  ライト(★8)

  聖なる加護(★8)

  アナライズ(★8)

  飛翔(★8)

  魔法強化(500)

 武器:

  ミスリルメイス+4 ☆3(☆7) 999/999


クリーピー

 種別:フェイクトレジャー・ルナティック

 ランク:☆3(☆8)

 レベル:41/10050

 スキル:

  みがわり影分身

  イマジンウェポン空想武具具現化

  昼上がりの紅茶は9杯蜃気楼の後ろに俺は

 PTスキル:

  宝箱出現率上昇(★8)

  レアアイテム出現率上昇(★8)

  素材ドロップ率上昇(10000)

  自動復活(99)

  装備効果上昇(10000)

  偽装無効(★8)

 武器:

  ミスリルハンマー+4 ☆3(☆7) 999/999


ダリオ

 種別:フライングブック・アビスマスター

 ランク:☆3(★8)

 レベル:39/10050

 スキル:

  全魔法(★8)

  無詠唱(★8)

  召喚(★8)

  迷宮創造(★8)

  ダンジョン作成(★8)

  時空操作(★8)

 PTスキル:

  経験値アップ(10000)

  使用回数制限解除

 武器:

  チャクラム+4 ☆3(☆7) 999/999


晩御飯はライが作った。

夜、レインを誘ってみるが・・・


「すみません、今夜は、お勤めご容赦願っても宜しいでしょうか?」


そう言って断られてしまう。


寝付けず・・・ふと外を見ると、レインが特訓をしている。

ライに拡大して貰うと・・・泣いているようだ。

それでも懸命に、何か特訓をしている。


レインの周りに、黒いもやが見える。


「あれは・・・根源への繋がりを探っているようですね。確かに進化への早道では有るのですが・・・出来れば、感応よりは、打倒の方が・・・」


ダリオが心配そうに言う。


恐らく、根源への同化、それは一般的な方法で。

根源を打ち負かしたダリオはその優れた方法で・・・


それとは違う、自分、を見つめたクリーピー達は、恐らく特殊で・・・


決してレインは遅いわけでは無い。

最初から条件を満たしていたダリオや、自分達をよく見つめた他のユニットが特殊だったのだ。

そもそも、☆7から☆8に進化できるユニットなんて・・・運営が作った特殊ユニット以外ではほぼ居ないと思っている。


さて・・・


--


翌日。

疲れたのだろうか。

レインが目覚めたのは、昼過ぎだった。


「・・・ご主人様?!」


びっくりして飛び起きる。

俺はレインの枕元に座り、レインをじっと見ていたのだ。


「おはよう、レイン」


「おはよう御座います・・・すみません、寝坊しました」


「いや、こちらも都合良かったよ」


レインは起き上がり、無理に微笑むと、


「すみません、ご主人様。朝は・・・何をしておられたのでしょう」


「レイン、話がある」


俺はレインの肩を掴むと、抱き寄せ、唇を・・・


レインが俺を押し、拒絶する。


「私は、自分が一番役に立つ・・・自負が有りました・・・今の私・・・では・・・」


レインの目の端から、涙が伝う。

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