第93話 えいとすたーしんか
ゴウッ
ダリオが光に包まれる。
今までこんな演出なかったけど。
「何?!」
レインが警戒して叫ぶ。
ダリオ
種別:フライングブック・アビスマスター
ランク:☆3(★8)
レベル:1/10050
スキル:
全魔法(★8)
無詠唱(★8)
召喚(★8)
迷宮創造(★8)
ダンジョン作成(★8)
時空操作(★8)
PTスキル:
経験値アップ(10000)
使用回数制限解除
武器:
チャクラム+4 ☆3(☆7) 999/999
「わふ・・・よろしくです」
気怠そうに言うダリオ。
しかしその姿は魔力に溢れている・・・あ、収まった。
上限レベルも高いなあ。
「・・・進化した?!」
レインが驚きの声を上げる。
「ぽふー、いいなあ!」
パナケアがぴょんぴょん飛び跳ねる。
「格好良いでござる」
ユグドが目をきらきらさせて見る。
「あらあら・・・先を越されてしまったわね」
ライが困ったように言う。
「ぴきー!クリーピーも進化したい!」
クリーピーがぴょんぴょん飛び跳ねる。
「わふ・・・今私が言った以外にも、何か自分に合った進化が見つかるかも・・・知れない・・・ただ、対応する
自己と向き合う、とか、そういうのが必要なのかも知れないな。
「明日からは、ユニットダンジョンを回ってみよう。それで何か分かるかも知れない。
みんなにそう言うと、
「で、ダリオ」
「わふ?」
妖艶な目でこちらを見るダリオ。
お仕置きがまだなんだよなあ。
そっとダリオに手を伸ばした。
--
「おはよう、レイン」
レインに口づけすると、可愛く飛び起きる。
「わ・・・ご主人様、申し訳有りません・・・」
かなり疲れてしまったらしく、レインはすっかり朝寝坊していた。
ダリオはまだ寝ている。
レインは魔法で身支度を整えると、ダイニングへと急ぐ。
ダイニングでは、ライが朝食を作り、ユグドがテーブルへと運んでいた。
「あらあら、レイン。昨日は随分頑張っていたようですし、もう少し寝ていても良かったのに」
「そういうわけにはいかないわ。遅れてごめんなさい」
「大丈夫でござるよ。もう用意は終わったでござる」
最後の1つを運び終えたところだったようだ。
パナケアは食事の前に座り、待ち構えている。
「ぽふ・・・自分と向き合う・・・僕はこの朝食を食べたら進化出来る気がする」
そんなお手軽に進化出来てたまるか。
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