第84話 しゃどうでーもんろーど

ガブッ


パナケアを敵が噛み付き・・・


パナケアが自動復活、俺の側に現れる。


「ぽふ?!」

「ぴきぃ?!」


クリーピーみたいな擬死か!


「擬死を妨害します」


レインが告げ、無数の魔法陣が敵を包む。


残りのメンバーで集中攻撃・・・強力なブレス、飛んでくる宝飾が付いた武器・・・何とか凌ぎ、ややあってトドメを刺す。


ギアアアアアアアアア


今度こそ倒した。


鍵片キーフラグメント原初プロト宝竜王ゴールドドラゴンを入手しました〉


「手強かった・・・みんな、良くやった」


下位レッサー原初プロト影法師シャドウが出現しました❳


「まだいるのか?!」


「あらあら・・・」


みんな困惑の声をあげる。


下位レッサー原初プロト影法師シャドウの他にも、後1種類居ますね」


レインが告げる。

多いな!


ボウッ


俺の影が突然浮かび上がり、俺に斬りつけ・・・レインが無数の魔法陣で影を妨害する。

こいつか!


シャッ


影が無数の手?を伸ばし、みんなに攻撃。

防いだり、躱したり、躱しきれず受け、回復が飛んだり・・・


混戦が続き、やがて・・・音もなく消えゆく。


鍵片キーフラグメント原初プロト影法師シャドウを入手しました〉


後一体・・・?


下位レッサー原初プロト魔司書デーモンロードが出現しました❳


強そう!


3対の漆黒の羽を持つ天使。

美しいが、危険な美しさだ。


手を振る度に様々な魔法が発動。

レインとダリオが打ち消す。


「☆7の禁呪や神魔法等ですね」


レインが冷や汗を流す。


コウッ


敵の周囲に数十・・・いや、数百のユニットが現れる。


「全部☆7の999レベルですね・・・」


レインが半ば呆れるように言う。

無茶苦茶だ。


「わふ・・・めんどう」


ダリオがそう言うと、空間が歪み、敵が召喚したユニットが消える。


「迷宮に誘った。しばらく、戻って来れない」


良し、今の内に。


全員でかかるが、ある攻撃は限定対抗魔法、ある攻撃は躱され、逆にカウンター撃ち込まれる。

・・・自動蘇生の回数がどんどん減っていく。


「わふ・・・未来が見えてるから、対抗される」


ダリオが言う。


「未来予知を封じます!」


レインが叫び、魔法陣を展開。

敵が消え、近くに出現。

魔法陣を躱す。

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