第71話 わたしはどくをあくようしました
「武器を進化させませんか?」
レインが尋ねる。
そう言えば、忘れてた。
「確かに、進化素材もあるし、進化させるか」
「わふー、私の武器は無いのですか?」
ダリオが口を挟む。
「・・・武器は何が使えるんだ?」
「わふ・・・本?」
冗談なのか、本気なのか。
「チャクラムなら余ってるけど、これで良いか?」
「わふー、我慢してやるのです」
「・・・後は、武器を進化させて・・・」
デッキ枚数:12
デッキコスト:36/55
進化カード:
武器☆3:9枚(-10)
武器☆4:0枚(-4)
武器☆5:3枚
レイン
武器:
ミスリルスタッフ+2 ☆3(☆5) 150/150
パナケア
武器:
ミスリルグローブ+2 ☆3(☆5) 150/150
ユグド
武器:
ミスリルソード+2 ☆3(☆5) 150/150
ライ
武器:
ミスリルメイス+2 ☆3(☆5) 150/150
クリーピー
武器:
ミスリルハンマー+2 ☆3(☆5) 150/150
ダリオ
武器:
チャクラム+2 ☆3(☆5) 150/150
これで良し。
次は進化素材溜まってから。
自宅に戻り、お風呂と食事。
寝る時間になり、
「ぽふー。今日は僕の番〜」
「く・・・」
前回は失態を見せたからなあ。
昨日もアレだったし、出来ればレインあたりが。
「残念ながらクジで負けてしまいました」
レインが残念そうに言う。
・・・仕方が無い。
--
翌朝。
レインに食卓まで運ばれ、朝食。
食べたら少し元気が出た。
部屋の隅ではパナケアが正座させられている。
薬物使用、駄目、絶対。
「ぽふぽふー・・・お腹すいたよう・・・」
「ご主人様が食べ終わるまでそうしてなさい」
レインがぴしゃりと遮る。
「神域ダンジョンは難しいのか?」
レインに尋ねる。
「ランク6用とランク7用が有りますね。ランク6用は、ランク6の最大レベルである300が適正レベル。ランク7用は、500から100毎に、900まで有ります。ランク7の900より上は、適正レベルの敵が居ないのでレベル上げにくかったのですが・・・最近、次元ダンジョンや奈落が追加され、上げやすくなったようです」
なるほど・・・おや。
「レイン達、ランク6なのに上限レベルが500なのは何でだ?」
「・・・そう言えばそうですね。何故か上限突破しているようです。とは言え、☆7の方が強いので、300を超えたら進化をお勧めします」
そういう物かあ。
「とりあえず、☆6の神域ダンジョンで進化素材を回収。その後は☆7の神域ダンジョンでレベル上げだな」
「☆7でも、☆6から☆7への進化素材出ますよ」
「なら☆7の500に行こうか」
--
神域ダンジョン。
白い大理石の壁、出てくるのはキメラにガーゴイル、天使にドラゴン・・・
みんな人化済。
パナケアがドラゴンに蹴りを入れる。
ドラゴンは耐え、前足でパナケアを掴もうと手を伸ばし、
ザン
ユグドの一撃がドラゴンの腕を切り落とす。
キメラが援護に入ってくる。
ライが放った無数の光がキメラを貫く。
天使が魔法を行使しようとするが、レインの魔法に妨害され。
ガーゴイルがクリーピーのハンマーに砕かれる。
瞬殺とは言わないが、余裕はあるようだ。
一体でレベルが数レベル上がっているので、恐らく格上なのだろう。
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