第63話 さんしすいめいのち
まずは攻城戦の会場、今は拠点だけ入れる状況だ。
アイテム管理の人から、金の宝珠を6個受け取る。
「金の宝珠はまだ楽ですね・・・虹の宝珠は本当にレアアイテムとなります」
「一応交換できるけど、レートが100倍な上に、1週間に1個限定らしいな」
「神域ダンジョンを周回し続ける方が楽ですね」
神域ダンジョンとやらもちょっと行ってみたかったけど。
次に、レインの案内で、レインの進化素材、フェアリーのソウルクリスタルが出るダンジョンに着く。
「フェアリーは、山紫水明の美しい地に住みます。ダンジョンも美しいですよ」
レインの解説に、
「それは楽しみだな」
と返す。
可愛い娘も飛んでいるのかな。
「ご主人様は私達だけを見ていれば良いんです」
レインが頬を膨らませる。
「わふ・・・綺麗な場所でお昼寝したら・・・気持ちいい・・・」
ダリオがぽそっと言う。
レインが半眼で言う。
「貴方絶対誘ってるだけですよね?そういうのは夜にして貰えますか」
「わふ・・・そんな事ない・・・」
ダンジョンに入る・・・あれ。
辺りは漆黒の闇。
地面はガラスのタイルが道を作っている。
落ちたらロストしそう。
シュバッ シュバッ
無意味に光が弾けている・・・
パシッ
ライの張った結界に弾かれ、光が霧散。
無意味に、じゃなくて、あたるとやばいのか。
立方体や球体の魔物がふよふよと飛んでいる。
「・・・レイン?」
「これは何かの手違いです」
レインが汗を垂らしつつ、目を逸らす。
「そのユニットに深く関わるようなダンジョンになる筈なのですが・・・何故でしょうねえ?」
ライが小首を傾げる。
フェアリーとしての特性ではなく、チュートリアル側の特性・・・システム的な何かが強調されたのだろうか。
「とりあえず行こうか」
進む。
四角い箱が2体飛んでくる。
「ぽふぽふ!」
パナケアが軽く蹴散ら・・・せず、光の盾が発生してパナケアのキックを弾く。
パナケアがくるっと回り、人化。
「ぽふぽふ!」
パンチ、からの回し蹴り、息をつかせぬラッシュ。
防がれているものの、押している。
パナケアが戦っている物に、レインとライも参加。
もう一方は、ユグドが牽制しつつ、クリーピーとダリオが攻撃。
徐々に押していき・・・やがて、結界を突破、時間はかかったが何とか倒す。
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