第35話 だぶる

ホテルに戻り、食事とお風呂を終えた。

お風呂も少しずつ慣れてきた。


ファンド

 レベル:131(+49)

 マナ:230/230

 所属クラン:ソロモンの泉

 常時召喚数:4

 常時召喚コスト:0

 デッキ枚数:8

 デッキコスト:24/43

 固有スキル:すりいすたあず、ねえみんぐ、だぶる

 ユニットスキル:

  マップ、初心者の加護、

  ライト、聖なる加護、

  エンカウント率操作、キノコの加護、自然回復、

  警戒、罠無効

 ルーンストーン:38(+8)

 進化カード:

  ユニット☆3:0枚

  魔法☆3:3枚

  武器☆3:0枚


レイン

 種別:アークフェアリー

 ランク:☆3(☆5)

 レベル:83(+40)/150

 武器:

  ミスリルスタッフ ☆3 50/50


パナケア

 種別:アークスポア

 ランク:☆3(☆5)

 レベル:86(+40)/150

 武器:

  ミスリルグローブ ☆3 50/50


ユグド

 種別:アークトレント

 ランク:☆3(☆5)

 レベル:87(+40)/150

 武器:

  ミスリルソード ☆3 50/50


ライ

 種別:アークウィルオーウィスプ

 ランク:☆3(☆5)

 レベル:87(+40)/150

 武器:

  ミスリルメイス ☆3 50/50


順調に育っている。


「30個貯まったから、ガチャを回そうと思う」


「カードの種類が増えると良いですね?」


人化したままのレインが、横でぽそっと、気にしていることを言う。

その可愛らしい口を塞いでやろうかな。


「な・・・何をする気ですか」


赤くなって身構える。


「何で塞いで欲しい?」


そっとレインの頭に手を回し、顔を近づける。

レインは赤くなりながらも、目を閉じ・・・


「回さないの〜?」


パナケアがひょこっと覗き込んでくる。

く・・・


「ま、回すさ」


離れようとすると、レインが涙目で睨み、そのまま唇をくっつける。

レインの肩に手を伸ばし・・・ややあって、唇を離す。

レインが俺の胸に顔を埋め、


「何時もお預けは嫌です」


可愛い・・・


「うー・・・」


不満そうにするパナケアを、ライが引き離す。


「・・・と、とりあえず回そうか」


ユニット

 スポア、スポア、スポア、スポア、スポア、フェイクトレジャー(new)


魔法

 サンダー(new)、ファイアーボール、クイック


武器

 ミスリルソード、ミスリルハンマー(new)


進化カード:

 ユニット☆3:0枚→5枚

 魔法☆3:3枚→5枚

 武器☆3:0枚→1枚


「良い被りっぷり」


うんうん、と頷く。

やや復活したレインが、まだ俺に体重を預けながら言ってくる。


「ユニットカードだけで300種類あるのに・・・ここまで来ると、何かの呪いやスキルの影響を疑いますね」


ぎく。


「・・・心当たりが有るのですか?」


「スキルにだぶるって言うのがある」


「それは関係ないですね。ダブル、3分間、パーティの戦闘能力を2倍にする神スキルです。瞬間火力は、1分間3倍にするトリプルの方が強いですが・・・ご主人様、そんなスキルあったんですね」


意外と強いスキルだった。


ともかく、新しく手に入れたユニットを呼び出そう。

そうだな・・・クリーピーで。


ぽむっ


コインの形をしたユニットが現れる。


ぽふ


ネックレス、指輪、短剣・・・形を変えつつ、挨拶。


「ぴきー、貴方がご主人様?いい男ね。よろしく!」


「うん、よろしくね、クリーピー」


クリーピー

 種別:フェイクトレジャー

 ランク:☆3

 レベル:1/50


これを、素材食べさせて、


クリーピー

 種別:フェイクトレジャー

 ランク:☆3

 レベル:50/50


で、進化させて、


クリーピー

 種別:ハイフェイクトレジャー

 ランク:☆3(☆4)

 レベル:1/80


「促成栽培ね」


レインがぽそっと言う。


「素材は貯めてあるからな」


「ぴきー、すくすく育つ・・・ご主人様、やり手ね!」


「数多のソシャゲでそこそこの位置に食い込んだからな」


胸を張る。

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