第7話 しゃべってるよ

「とりあえず、次の依頼・・・の前に、今日は休もうか」


「そうですね」


「わーぃ、お休みー」


「何処かいい宿屋あるかな?」


「初心者はこの宿屋がいいでしょう」


飛んでいくレインについて行く。

そして、宿屋に入る。


宿屋で3人分のお金を払い、料理を堪能し、部屋で・・・休む。

色々あったが・・・ソシャゲのログインリレーが出来ない事が心に引っかかっていた。

連続ログイン逃すと悲しい事になるんだよなあ・・・


次の日、次も☆1のクエスト。

岩石採取。


岩の洞窟に入り、敵を倒す。

レインは水の魔法で攻撃、パナケアは毒の胞子や酸液で援護。

レインは各属性操るのか、便利だな。

パナケアの補助もいいタイミングで出ている。


「このスポア、意外と賢いですね。まるで言葉が分かっているかのようです」


レインが変な事を言う。


「パナケアは普通に喋ってるだろ?」


俺が不思議そうに言うと、


「だよー?」


パナケアも言う。


「え、マタンゴが喋る訳ないでしょう」


レインが変な顔をする。


「・・・パナケアの言葉聞こえてないのか?」


「そうなのー?」


「・・・え、本当に喋っているの?動作が妙にそれっぽいとは思ったけど、そのマタンゴ言葉は発してないですよ?」


聞こえてないのかー。


「まあ、パナケアは普通に喋ってるし、俺の言葉も、レインの言葉も理解してるみたいだぞ?」


「ええ・・・」


レインがもっと変な顔をする。


「・・・まあ、疑っても仕方ありません。恐らく事実なのでしょう。とりあえずクリアしてしまいますか」


ボスも普通に倒せた。

初回クリアボーナスでルーンストーンを入手。


クエスト素材は集まっていたので、ギルドで報告。

報酬のルーンストーンを手に入れた。


「次は討伐クエストをやりますか」


レインの勧めで、☆1討伐クエストを受注。


近くの森、に入る。

こちらも順調に進み、最後のボス、ターゲットを撃破。

初回クリアボーナスをゲット。


ギルドに報告、これでルーンストーンが4つ。


ガチャを回し・・・スポアっ!


「流石残念マスタですね。☆3だけでもかなり種類があるのに、まさか被らせるとは」


く・・・


しかし、手に入ったカードはスポアではなく、☆が3つだけ書かれたカードだった。


「それは進化素材。☆3の被りで手に入るカードは、☆3のユニットが進化する時に使えます。☆4のユニットの進化にも使えますが、その場合は2枚必要です」


なるほど、被り救済か。

なかなかいいシステムだ。


よし、この調子で・・・集めるぞ!

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