第6話 あたらしいなかま

レインに連れられ、洞窟に入る。


さっきと同じように、レインを召喚。

レインについて、先に進んでいく。


「あ、私は貴方のユニットに正式に入ったので、私に対して素材を使う事が可能です。いらない素材があれば、使えば成長します。戦闘でも経験値は入るので、今は素材は温存する事をお勧めします」


分かった。


途中宝箱等も開けつつ、進む。

順調だ。

レインも戦闘後に経験値が入るようになり、レベルも上がっていく。

目的の素材・・・ネムリタケやら、シメジ、やらが手に入っていく。


ダンジョンクリア。

目的の素材には少し足りない。


「周回しますか」


レインの提案通り、再度突入。

次もクリアし、素材が足りた。

尚、最初の1回目は初回クリアボーナスで。

次はボスのレアドロップで、合計2個のルーンストーンを貰っている。


ギルドに戻り、納品。

報酬を受け取る・・・そして・・・クエスト達成ボーナスでルーンストーンを1個入手。


「30個集めて回して、と言いたいところですが、とりあえず1回回しましょう・・・どうせ☆4確定でも☆3しか出ませんし」


この固有スキル、呪い過ぎるだろ。


ガチャ、は、端末からアクセスする。

回すと、銅色の光が回転し・・・


ぽむっ


カードが出てくる。

スポア、キノコの魔物だ。

名前は何にしよう・・・「パナケア」かな。

カードからパナケアが飛び出してきた。


「ぽふー、ご主人様よろしくですー」


おう、よろしくな。

これでデッキが2枚か。


「ご主人様ー?どうされましたー?」


ん・・・聞こえてないのか?


「よろしくな」


「はい、よろしくですー!」


心を読めるのはレインだけらしい。

俺の言葉は、一応パーティーチャットにしているので、外には聞こえない。


「ご主人様、名前を付けるのはいいですが、あまりやると負荷がかかりますよ。魂がすり経るので、マナの回復が遅くなったり、減り始めたりします。また、常時召喚も同じです。辛くなったら、名前を消去したり、常時召喚を解除して下さい」


そんなシステムあったのか。


レベル:6

マナ:106/106

デッキ枚数:2

デッキコスト:6/30

固有スキル:すりいすたあず、ねえみんぐ


ん、何か増えてる気がする。

でもこれ聞いたらまた何か呪われた効果言われそうで怖い。

黙ってよう。


「不穏な言葉が聞こえましたが、聞こえなかったことにします」

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