第2話 変身ヒーローが異世界で一狩りする①

気が付くと瞼を通して、穏やかな光を感じた。

それどころか頬を撫でる風まである様に思う。耳を澄ますと、木々を通り抜ける風が山をざわめかせる音が聞こえてきた。

意識が覚醒していくにつれて、むせ返る程の緑の香りと、香しい花の香り、そして山や森に特有の湿った土の香りが鼻孔をくすぐる。

その香りだけで、この土地が豊かなのだとわかる。


ゆっくりと目を開けると、眩い光が射し込んで、咄嗟に瞼を閉じた。

目が光に慣れていないらしい。

今度は先程よりも、さらに慎重に目を開く。やはりまだ眩しさは感じるが、目を閉じる程ではない。

そして、ようやく明るさに慣れた視界を埋め尽くしたのは、どこまでも深い青空と揺蕩う白い雲だった。


―――――いい天気だな・・・―――――


漠然と自然を愛でてしまう程、生命に溢れた空気がそこにあった。

純粋に誰かにこの景色を見せたいとそう思えた。


―――――蜂谷サツキあいつも連れて来たかっ・・・――――


ハッとして飛び起きる。

心臓が早鐘の様に鳴り、弛緩していた思考を無理やり緊張させる。

おかしい。俺はあの時、ジェノサイダーゴールドと対消滅を起こして死んだはずだ。

自分の体を見下ろすと、そこにはいつも通りの黒いビジネススーツがあった。

何度確認しても、焼け焦げどころかほころび一つ無い。


―――――体にも、異常はない。――――


立ち上がり、全身を動かしてみるが、怪我一つみあたらない。

あまつさえ、最終決戦で負ったダメージすら回復している。



――――いや。月光炉こいつが死んでいるな。―――――


そっと、左胸に手を当てる。いつもならそこに感じる力の波動が感じられない。

代わりに、右胸の星光炉が静かに稼働しているのが感じられた。まるで、役目を終えた月光炉を労るように、停止した月光炉の代わりに全身にエネルギーを送り続けている。

通常形態での活動には支障がないが、戦闘形態へのフォームチェンジは不可能だろう。

星光炉は本来、蜂谷サツキことストライカービーのエネルギー炉であった。

同型のエネルギー炉と言えども、月光炉と比較してしまうと出力が圧倒的に不足してしまう。


―――――あの、対消滅から守ってくれたのか。全ての力を出し切って・・・。―――――――


戦友とも言える月光炉の死に、しばし瞑目する。

強い喪失感に呼応するように、と一陣の風が森を鳴らしながら吹き抜けた。

温かいはずの風が、一瞬だけ寂しさを孕んだ気がした。


「しかし、ここはどこなんだ。」


気を取り直して辺りを見渡すが、ざっと目に入るのは緑の木々と風にそよぐ草だけで、人間の気配などは全く感じられない。

山道や山小屋でもあればいいのだが、周囲はうっそうとした木々に囲まれ、見通しはすこぶる悪い。

その森の中の10メートル四方ほどの開けた場所の中心に俺は立っていた。

せめて自分がいる場所がどこなのかだけでも知りたいのだが、生えている植物の植生は見たことがない物ばかりだ。植物の種類から現在地を割り出すのは無理な気がする。

太陽は出ているようだが、高い木々にさえぎられてしまって、どこに位置しているのか判然としない。

せめて星でも出ていれば、ある程度の現在地は判明するのだが、あいにくと頭の上にあるのは星ではなく太陽だ。

ありていに言って、八方ふさがりだ。

さてどうした物かと考えていると、突然、びょうびょうと響く風切り音が聞こえたかと思うと、上空を大きく翼を広げた巨大な影が飛び去って行った。

あいにく周囲の木々が邪魔して全体は見えなかった。


「なっ!?」


飛び去る影に遅れて、突風が巻き起こった。木々が激しく揺れ動き、枯れ葉や砂塵が舞い上がる。

そして飛び去って行った方向から、森を揺るがす程の咆哮が聞こえた。

咆哮の残響ですら周囲の木々が震えている。


「な、なんだ今のは・・・。」


あまりの事に、唖然として影が消えた空を見上げたまま固まってしまう。

だがいくら凝視しようとも、そこには元通り青い空が広がるのみで、巨大な影の残滓も残っていない。


―――パキッ―――


不意に背後で小枝を踏み折る音がした。

咄嗟に、音が聞こえた方を向き身構える。

薄暗い森の奥からガサガサと蠢めく何かが、段々と近づいてきているのが分かる。

目の前の茂みをかき分けて木々の間から現れたのは、ダチョウの様に二足で歩く2メートル程の巨大なトカゲだった。


「なっ!?」


予想外過ぎる物の登場に絶句する。

体表は濡れたように光る艶やかな青い鱗に覆われ、鎌首をもたげたように反り返る体は、身体の半分ほどもある太い後ろ脚に支えられている。

後ろ足は筋肉が内側から鱗を押し上げており、その強靭さが外から見ても良くわかる。

その後ろ脚に対して、前脚はむしろ木の枝の様に細く、行儀よく胸の前でそろえられている。

しかし、その前脚は指の一本一本にナイフのような鉤爪が生えており、凶悪な殺傷能力を備えているのがひと目で分かる。

こちらを見据えながら、キョロキョロとせわしなく周囲を警戒する頭は、ニワトリの様に高く持ち上げられ、鮮やかなオレンジ色に染まる刺々しい鶏冠の列が一筋、首と胴の付け根まで続いている。

頭の形状は水鳥の様な細長いくちばしが伸びており、口には肉を引き裂くための牙が並び、感情の読み取れない黄色い目でこちらを捉えている。


「これはトカゲ・・・と呼べる大きさじゃないな。むしろ恐竜だなこれは。

ずいぶん前に映画で見た小型の肉食竜・・・。あれに似ている。

 大きさは比較にならない程でかいが、仮にその生態に大きな違いが無いのであれば嫌な予感しかしない・・・つまり・・・」


言葉の続きを口にしようとすると、木々の後ろに潜んでいたのか、頭を低くしてこちらをうかがうようにしながら、背後にもう二体、同様の個体が現れた。


「・・・そう、つまり。この手の奴らは、群れで狩りをすると、相場が決まっているんだよなぁ・・・。」


合計三体の仮称恐竜はクコココクココココ・・・と喉を鳴らし、互いに何か会話をしているようだ。

最初に現れた個体がギャアギャアと一際大きく鳴いた。他の二体に比べて鶏冠が大きい事から、恐らくこいつがリーダーなのだろう。

そして、リーダーの鳴き声が合図だったのか、背後に現れた二体が鎌首をもたげる。

体重が乗った後ろ足を踏み鳴らし、前足の爪をおいでおいでをするようにカチカチと鳴らす。これがこいつらの獲物を狩る時の体勢のようだ。

後から来た二体が、ジリジリとこちらの様子を見ながら左右に広がる。

俺を取り囲む気なのだろう。


俺は正面のリーダーと正対し、後の二体の気配に注意を向けながら、自然体に立ち直した。

左右の二体が今にも跳びかかりそうな殺気を見せはじめる。

俺は軽く右足を引いて、軽く構えを取った。同時に「◯すぞコラァ!」という気持ちを込めて睨みつける。

本能的に何かを感じたのか、左右の二体がたじろぐのが分かる。

怖気づいて、跳びかかろうとしない二体にイラついたのか、リーダーがまたギャアギャアと鳴きわめき始めた。


「まずは手下をけしかける訳か・・・。

 警戒心を持つのは評価するが、そう言うのはあまり好きじゃないな。」


じろりと、リーダーに目を向け威圧する。すると喉が詰まったように鳴くのをやめ、突然襲ってきた正体不明の圧力に、戸惑っている様だ。


左右のトカゲを意識下に置きながら、瞬時に集中し脳のスイッチを入れる。

撃鉄を起こすのに似た感覚で、脳の機構が入れ替わる。

脳制御システムが平常時のそれから戦闘行動モードに移行し、情報処理能力が急速に跳ね上がった。常人では耐えられない量の情報が脳を駆け巡り始める。

そして、戦闘システムが起動すると共に、全身の感覚が鋭敏になり、周囲の様子が手に取るように感じ取れる。

押し寄せる周囲の情報は脳制御システムと高速思考によりに精査されて、必要な情報だけが抽出される。

そしてその情報は、戦闘行動用の情報表示イメージとして視覚に反映され、自分を中心としてドーム型の半球状の空間に様々な表示として浮かび上がる。さながら、全天周囲モニターのコックピットの様だ。

本来であれば、標的を示すアイコンの横には、索敵データベースに登録されている情報が表示されるはずだが、この三体に付けられたアイコンには「unknown」の文字。


――――やはり、未知の生物なのか。


木々のざわめき、風の動き、鳥の羽ばたき、そして、自分に向けられている、隠しようもない殺気。情報処理速度が加速していくにつれ、それらが全て停滞していく。周囲の時間の流れが淀んでいき、自分の体内時間だけが通常通り流れていく。


いつまでも動こうとしない子分に痺れを切らしたのか、リーダーがまたギャアギャアと鳴いたのだろう。極端なスローモーションで開いていく口から、水中で話す様なくぐもった音がごもごもと発せられた。

それを狩りの合図として、右の奥にいた1体が、ゆっくりと浮き上がり風に漂う気球の様な速度で、ふわふわと近付いて来た。

つまり俺に向かって飛びかかってきたのだ。


本来であれば一瞬にして喉笛を食いちぎられていたか、刃物のような爪でボロ雑巾のようにされていたか、はたまた強靭な後脚で蹴り砕かれるかしていた事だろう。

しかし、感覚が異常加速された世界では、間抜けな姿勢で中で、ふよふよと宙を漂う歪な風船だ。恐ろしげな見た目でも、間抜けなまとにしかならない。


――――け星光炉――――


倍力機構を稼働させるために、待機稼働だった星光炉を積極稼働にシフトする。

戦闘形態を取れない状態での積極稼働は、細い電線に許容量以上の電流を流す様なものだ。

負荷がかかり過ぎると、あっという間に焼ききれてしまう。

この恐竜の戦闘能力が未知数である現状で、起動後の戦闘不能や機能低下を招きかねない倍力機構を稼働させ、戦闘を行う事は非常にリスキーな賭けと言える。

しかし、武器もなく戦闘形態へのフォームチェンジ出来ない現状では、戦力を小出しにして様子を見る余裕はない。

初手で圧倒する事が出来なければ、状況がどう転ぶにしろとなってしまう。


「かける時間は瞬き一回分だ。」


星光炉から生み出されるエネルギーを全身に行き渡らせる。

ジンジンと熱を持った様な鈍い痛みが走り、それと同時に全身の筋肉が一回り膨れ上がる。

俺は、調度よく目線の高さを漂い、無防備にさらけ出されている恐竜(仮)の白い腹に向かって左脚を一歩踏み込み、腰の回転を乗せた右の掌底を外側から捻り込むように打ち込んだ。

遠心力と螺旋状の回転がかかった掌底は、枕に腕を押し付ける程度の抵抗を残して、薄い鱗に覆われた腹部にめり込んで行く。

皮膚を突き破り、あばらを砕き、その奥にある肺と心臓を圧し潰した。

鈍い音と内臓が潰れる感触が、腕を伝って来る。

停滞した時間の中では、空気そのものが冷えた水飴のように粘付き、行動の障害となるが、倍力機構によって強化された四肢は、通常と何ら遜色ない身体運動を可能とする。

そのあまりにも速過ぎる挙動から打ち出された掌底は、空中を漂う恐竜(仮)を後方に吹き飛ばす事なく、その場で刺し貫いてしまった。

圧縮された内臓や血液が撹拌されて、背中の外皮と鱗を突き破り真っ赤な華を咲かせる。


ずるりと右手を引き抜くと、空中に赤い筋が残った。

そして、引き抜いた掌底の勢いをそのまま利用して、踏み込んだ左脚を軸に半回転し、右正面にいた個体の頭部に、右手の裏拳を打ち下ろす形で叩きつける。


「―――シィイッ!―――」


食いしばった歯の隙間から息が漏れる。

半回転分の遠心力が乗った裏拳は、まるで豆腐を金槌で潰すように。抵抗らしい抵抗も感じぬまま、二体目の頭をただの肉塊に変えた。

潰れ弾ける頭蓋と、今にも飛びかかろうとしている躍動感溢れる体は、不気味なチグハグさを残しながら、ゆっくりとその体勢を崩していった。


リーダーが鳴き声を上げる姿勢で固まり、瞬きすら出来ない一瞬の出来事。

生物の規範を超えた速度で成された殺戮劇は、二体いた子分の胴を貫き、頭を潰し、自身の目の前に迫っている俺に気付く暇すら与えていない。

恐らく、人間が持ちうる反射速度よりも、高度な反射神経と動体視力を持つであろうこの捕食者のリーダーを以ってすら、その目は未だに、俺が最初に立っていた場所と、そこに向かって飛びかかる一体目へ向いている。

仲間に何が起こったのかすら、わかっていないだろう。


振り抜いた裏拳と共に、右脚を踏み締める。

停滞した時間の中では、落ち葉が舞い上がる事はないが、ずしりと地面に足がめり込んで行く感覚は伝わってくる。

際限なく沈んで行きそうな足を蹴り上げ、一体だけ残るリーダーの懐へ潜り込む。

加速する身体が、慣性の法則に従い滑ろうとするが、加速をそのまま利用し、リーダーの下あごを目掛けて、左脚を軸にした右回し蹴りを放つ。

下顎から脳天を打ち抜くように打ち込まれた蹴りは、顎を砕き、そのまま頭蓋へと到達、頭骨の付け根から顔面を形で吹き飛ばした。

首に別れを告げた顎骨が、振り下ろした足の下で、虚ろな目を宙に向けている。


一旦、三体の恐竜から離れ、脳制御システムの異常加速を終了させると、一瞬にして世界が、息を吹き返したように音を取り戻す。


風に撫でられる木々、遠くから響く動物たちの鳴き声


そして


血しぶきを噴き上げながら、崩れ落ちるように倒れる二体の恐竜と、赤い飛沫を撒き散らして落下する一体の恐竜。

そのいずれもがビクビクと死後痙攣を起こし、その動きに合わせて切断面から赤い液体がゴポッゴポッと流れ出している。

緑に覆われていた場所は赤黒い水たまりに覆われ、濃密な生臭さが辺りに立ち込めている。


生命活動の停止を確認して、倍力機構の稼働を停止し、星光炉を待機稼働へと戻す。

脳制御システムが戦闘行動モードから平常モードへ移行した途端、焼け付く様な痛みが全身を走り抜けた。


「ぐっぅ・・・う」


思わずその場に膝を着いてしまう。

フォームチェンジをせずに、星光炉のエネルギーを使用したフィードバックが襲ってきたのだ。


「倍力機構の起動だけでこのザマか・・・。

迂闊にエネルギー兵器は使えないな。」


今まで、組織相手に行ってきた戦闘との落差に苦笑する。

そして、改めて月光炉を失った事を実感した。


「しかし、なんだんだこいつは。」


改めて、三体の恐竜の死体を観察する。

ワニやサイ、ゾウなど、体長が数メートルを超える爬虫類は存在する。目の前に転がる死体はそれに比べてるとむしろ小振りと言えるから、とりわけ驚くような事ではないのかもしれない。

恐竜っぽい外見にしても、新種のオオトカゲ類という例もあるが・・・トカゲと言うよりモロに恐竜だよなあこれ。

近寄って、手近な一体の前足をつまみ上げてみる。体が大きいため華奢に見えていたが、骨は硬くその下の筋肉も厚い。指先の爪は、その威力を発揮する事はなかったが非常に硬質で、そのまま小型の刃物として使用出来そうな程の鋭利さを持っている。

そしてその体表は、滑らかで強靭な鱗に覆われている。良く観察すると鱗が丸みを帯びており、刃物を突き立てようとしても刃が滑りやすい上に、その下の皮膚は柔軟性があり見た目に反して良く伸びるようだ。素人が振るうナイフ程度では突き通す事も困難だろう。

はっきり言って、規格外の生き物だ。少なくとも、地球上で生きるのであるとすれば、


「考えられる可能性は、恐竜が絶滅せずに生き残っている前人未踏の森、生態系が独自進化した絶海の孤島・・・。

あの時に発生した対消滅のエネルギーは強大だ。時空間転移が起きたとしても不思議じゃない。」


何十年も前の怪獣映画じゃあるまいし。荒唐無稽過ぎる推論に苦笑する。


「とは言え、世界征服を目論む悪の組織があったくらいだし、人為的に生み出された生物兵器の実験場って線が濃厚かもな。」


もし、悪質な組織が生物兵器を作っているなら、二度と復活できないように潰してやる。と、心の奥底に閉じ込めていたかつての復讐心が覗きそうになるが、わざとヨイショ!と声を出して立ち上がり、どす黒い感情を頭から追い払う。

フィードバックによる体の痛みは、思索している間に消えている。ダークマクロによる改造人間の標準装備「医療用ナノマシン」の恩恵だ。


「なんにしても、現在地がわからない事にはどうしようもないな。

まずは、川を探して下るか、それとも山に登るか。どうするか・・・。」


方針の検討は、ほぼ一瞬で終わった。

まずは川を探し、流れに沿って移動しよう。改造体と言えども、全く水が必要ないわけではない。

人里があるとは思えないこの場所で、最も優先されるのは飲み水の確保と、シェルターの設営だ。

それに、山奥よりも川沿いや下流に広がるであろう平地の方が、人の気配がするだろう。現在の地球上で、全く人が住んでいない地域という物もかえって珍しい。何かしらの人の気配がする物は見つけられるはずだ。

仮に、前人未到の無人島であったとしても、海に出ない事には、日本に帰る事も出来ない。


じっと耳をすますと、遠くで流れるせせらぎが聞こえる。常人では絶対に拾えない音だが、強化された聴覚がそれを可能としている。


「ん・・・向こうだな。」


水と、可能であれば意思疎通が出来る人類との遭遇を求めて歩きはじめる。

足を踏み入れる先は、鬱蒼とした木々が光を遮る仄暗い獣道だった。






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