見聞録 大旅行記

イブン・バットゥータの「大旅行記」という本を読んでいます。

西暦1300年代のアラブ世界で書かれた見聞記ですが、なかなかおもろいです。


主人公バットゥー太が王様の命令でアフリカに行ったりインドや中国まで行ったりするんですけど、登場キャラがたいがいナイスな感じのいい人ばかりです。

アフリカ人やアラブ人は、故郷を遠く離れて一人で淋しいバットゥー太に優しく接してくれたり、パーティーに呼んでくれたりします。


中世のアフリカアラブと聞くと、もっとこう 北斗の拳の世紀末みたいな暴力と何かが支配する野蛮な世界かと思っていたのですが、この14世紀頃のアフリカ、イスラム世界はとても豊かで人々は親切だったのです。


この頃は、逆にヨーロッパの方が貧しく野蛮な後進国でした。そりゃそうです。

医学的見地からして白人は脳みその容量が有色人種より少ないのです。

ヨーロッパの思想哲学は、古代オリエント世界で途切れたものがアラブ世界で発展してて、それをぱくってきただけです。


500年くらい前に、ヨーロッパが豊かになりはじめると比例して、アフリカはどんどん貧しくなっていきます。

そう、富のある所から、タダ同然で奪ってヨーロッパに持ってきたという事です。


アレっすよ。人間って誰を相手にしても「普通そこまでやらねーだろ」と相手の良心に期待してますが、たまに「そこまでやってくる」全く善意の通じないサ〇コパスみたいな奴らがいるんです。


そう、そこの貧しくて野蛮で、黒猫嫌いで脳みその容量足りない人たちの事ですよ、うんうん。


ぼくらは いくらなんでも そこまではやらないからね。

ブッダが「自分に与えられてないものは盗るな、それはお前のモノじゃない」って言ってるし。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る