格闘漫画に関しては悪食なんでなんでも読んでます。ボクシング漫画なら、新井英樹の「シュガー」とかオススメです。これは才能ありすぎるけど人格的に破綻している主人公のボロクソ人生と、最強の主人公に挑む挑戦者たちの葛藤が描かれていて面白いです。あとは山本康人の「僕」ですかね。これは主人公が平凡な男だけど、その凡庸さから抜け出ようとする葛藤が描かれています。パパンが長嶋茂雄語録で息子を育てようとするほど凡庸な家庭に育った設定です。技来静也の「セスタス」もいいですよ。ローマ時代の拳奴が底辺から這い上がろうとする作品ですが、資料と書き込みの綿密さには目を見張るものがあります。もしかしたら連続射殺魔さんには合わないかもしれないですが、機会があれば一読どうぞ。セスタスに関しては、マンガparkのアプリで一気に読めます。

追記
人格破綻している人物を主役にするのは難しいですね。ハマるよりも、その前に嫌われる確率の方が高いですから。人って好みの人格破綻（気分障害ってい言い換えたが良いかも）があるもんです。連続射殺魔さんも、自分が嫌いなタイプの人格破綻者が主役の話なら、数ページで読まなくなるんじゃないでしょうか。