漫画 はじめの一歩

今日はアーネスト・ヘミングウェイの短編集「我らの時代/男だけの世界」、それからいくつかの短編詩集の文庫本をポチっとしました。


まぁ、それはどうでもいい。

わたくし足かけ17年くらいキックボクシングをやってまして、4回ジムは変えました。ええ、嫌われ者なので。

オラッチのド田舎では、どこのキックボクシング・ジムでも必ずボクシングかぶれがいまして、そいつらの知識はだいたい「はじめの一歩」から得たものです。


ちなみにオレははじめの一歩は嫌いです。

登場人物の服装がえなりかずきみたいだし、主人公に屈折したマゾヒズムみたいな変態性を感じるし、ギャグが薄ら寒いです。

見ていて辛くなります。


先日、山岡家で醤油つけ麺中盛り(麺固め・味濃い目・脂普通)を食べながら久しぶりに読みましてね、やっぱダメでした。

受け入れられません、こんなの。

「さわむら」という挑戦者がスパーリングで打倒した相手を「誰か俺を止めろ~!」と叫びながら殴り続けてるとか、「うわっ…」って思いました。


これねぇ読者の際限なくエスカレートする欲望を充足し続けるための装置でしかありません。そのために小出しにボクシング豆知識をちょくちょく入れて、読者を面白がらせてるのは見事っちゃ見事ですが、所詮ボクシング豆知識漫画ですね。

「あしたのジョー」とか「ミリオンダラーベイビー」みたく人間の一番大切なアレに、ガッツーン!てぶつからないで逃げ回ってるそ、100巻もかけてソレかよと思います。


こんなもん読む時間があったらオレの「うどん谷ナナ子さん」を読んで欲しいです。私のは無料で読めますし。


そんな事はどうでもいいですが、

わたくし この、どこにでもいる「漫画の知識で格闘技を語る奴」が嫌いなので、奴らにデカイ面されるのも癪ですし、だからと言って「決闘だ!」と痛め付ける訳にもいきませんし、ヘミングウェイ先生でちょっくら教養を付けて彼らに対抗しようと思った次第であります。


それと、こんな事はどうでもいいですが、

私が「あしたのジョー」の次に面白いと思ったボクシング漫画は宮下あきら先生の「BAKUDAN」という漫画でした。

たった2巻で打ち切りになっていましたが。

Kindleで読めるみたいなので、余裕のあるの人はぜひ読んでみて下さい。

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