先日、BSのHNKを見ていたら、「北斗の拳」の原哲夫先生の番組がやっていました。

北斗の拳の世紀末世界も、実は原作者がブルース・リーと映画「マッドマックス」の世界観をかけ合わせて合成したもので、他人の作品をパクりまくるのは私だけじゃなかったと安堵しました。

私はこの作品を最初から最後まで通して読んだ事がないのですが、先日チョロっと見てみました。

結論から申し上げまして、こんなの絶対子供に見せてはいけません。

「死ねー！」とか「殺してやるー！」とか、そんなやりとりばっかりです。

だいたい主人公の性格が悪過ぎます。

敵が謝っていても絶対に許さないし、しかも必ず嬲りものにして殺しています。

でも、困った事に、この漫画は面白すぎます。

面白い漫画は子供の心を不安定にします。

不安定になったところで、「右腕？俺の右腕はここにある！ﾎﾟﾝ」とかやられたら、人間どうなると思いますか。

その子の人格は完全に粉砕され、二度と元通りにはなりません。

この面白さが当たり前になってしまうと、平気で部下や弱者を見捨てる冷酷非道な人間になる事でしょう。

漫画の威力を侮っちゃいけません。

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