百年で収まれよ孤独

絶望した。朝起きて、朝食にソーキそばを食べて、さーて今日も頑張れそうかなーなんて思ったその瞬間であった。


ぼくを絶望させたのは、ニュースだった。いや、特に知らせという訳でもないから、ニュース番組の一節が正しいのかも。


ともかく、ぼくは絶望した。


『ゴッドファーザーのテーマ流しよるやばげな会長を擁護するような発言をする人間が存在すること』に。


えーーーーーーーーーー?って感じ。お菓子を買って欲しくてスーパーの床でバタバタする子どもをご覧になったことがあるだろうか。あんな気分。買って買って!!ぼくにも擁護人間買って!!あの人は持ってるんだよ!?なんでぼくは持ってないの!?うわーーーーーーん


そんな感じで絶望した。千年の孤独、という言葉を聞いた。意味はこれっぽっちも分からん。唱えた人の気持ちもついでに分からん。けれど、ぼくは「これやな」と認識した。いまのこの気分が千年の孤独やな、と。


なんかこのどうしようもない感情が千年の孤独なんだろうなって思う。思いました。でもちょっと寿命の10倍は重すぎるので、せいぜい100年で勘弁してほしい。そうも思った。


思って、祈ってばっかりな気がする。今日もぼくは強い日差しに反して影々しく生きるでしょう。

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