5.今すぐ泣いておきな
彼が運転席、琴子が助手席に落ち着いても、後部座席にいる母は無言だった。
真っ黒い車が、けたたましいエンジン音を響かせ発進した。
「私、こういうスポーツカー、初めて」
「ヤンキーみたいだって言ってくれてもいいんだけど」
まさに第一印象はそれだった。でも車内はとても綺麗で汚れていない。どこもピカピカ、そして車のシートに響いてくる重低音のような響きが新感覚。でもなんだか心地よかった。
車の走りもすごい安定感。それに隣の彼のハンドルさばき、上手い。ブレーキも丁寧に踏むから、信号停止もすうっと止まって気持ちがよいし、発進も優しかった。
「お母さん、急に俺みたいな男が割って入って驚いたでしょ。俺ね、お嬢さんの新品のコートを汚したことがあるんですよ」
すると後部座席で固くなっていた母が急にハッとした顔。
「あの時の、確か、桜が咲く頃、琴子がコートを汚して帰ってきたことがあったわね」
彼との関係を誤解なく理解してもらうため、琴子はすぐさま口を挟む。
「でもあの後ね。こちらの方、ちゃんとコートを弁償してくれたの。あのね、あの後、私が着ていてたコートがそれなの……」
バツが悪くて琴子が口ごもると、またまた母が驚いた顔に。
「ええ、あれ、自分で買い直したって言っていたじゃない」
「ええっと。本当はこちらの方が、もっと良いコートを届けてくれたの。その、高いコートを男の人にもらったって言えなくて」
『まあ』と、母が目を丸くして、運転席にいる彼をやっと直視。マジマジと見つめ、唖然としていた。
「娘のあのコート、高かったでしょ。買い直したのに高いものを二度も買ったというから、私もびっくりしていたんですよ」
「いや、なんつーか。車乗り回している自分が泥水を跳ね上げたってだけで、プライドが許せませんからね」
変なプライド。と思ってしまったが、走り屋らしくて琴子は笑っていた。
「そうだったの、そうだったのね」
母も飲み込めた様子。ホッとしたのだろうか、表情が柔らかく穏やかになっていた。
「それ以来だったんですが。俺もあそこで食事を終えたところで、お嬢さんをみかけたので驚いて」
そして母との一部始終を見てしまったということらしい。
「お名前は」
まだ琴子も知らない彼の名、母から聞いてしまう。
だが彼は背筋を伸ばし、運転しつつも真っ直ぐに前を見据え、はっきりと返す。
「滝田です」
「滝田さん、有り難うございました」
「いいえ。お母さん、妊婦さんに譲ってあげたいからって自分から歩いて外に出たでしょ。だから俺『あったかい人だなあ』と目についたぐらいですから。お母さんすごいですよ。俺、これぐらいしか出来ませんから」
だが、母は黙って俯いてしまう。でも、次にあげた顔には嬉しそうな笑みが――。そんな母の笑顔、久しぶりのような気がして琴子は驚いた。
運転している彼の横顔をつい見つめてしまった琴子。この人、すごく温度がある人だなと思ったのだ。人なつこくて、そして人と触れたら彼から心地よく溶け込んでくれる。風貌で『近づきたくない人』なんて決めつけた自分が許せなくなってくる。
それでも、せっかく再会したのに、帰り道はあっという間。もう彼と出会った煙草店の前を通り過ぎてしまった。次の角を曲がれば、自宅――。
「次の角を曲がって頂けたら」
「わかった」
どうしよう。彼とまた別れて良いの。このまままたいつか会う日までサヨナラでいいの? その角を曲がったら終わってしまう?
だけれど琴子の葛藤はあっという間に終わる。車が角を曲がらずに、さあっと真っ直ぐ通り過ぎてしまったから……。
「え、過ぎちゃったけど」
「え、過ぎちゃったけど」
琴子も母も通り過ぎる角を振り返り、声を揃えていた。でも彼は真っ直ぐ前を見て運転を続けていたが、急に笑い出す。
「あはは。やっぱり母と娘なんですね。ハモるし、ハモった声がそっくり。いま、俺がびっくりしましたよ!」
じゃなくて。家はあっち! それでも彼がちょっと申し訳なさそうに笑って、琴子じゃなくてフロントミラーに映る母を見ていた。
「ちょっとだけ。ドライブしませんか。せっかく出かけたのにもったいないじゃないですか。俺の車、乗り心地悪いですか」
ドライブって。もう暗いし。どこに行くの? 琴子のほうがハラハラしている。だけど母も戸惑っていたが、なにも言い返さない。
「いいえ。乗り心地いいですよ」
「じゃあ、行きましょうよ」
「では。お願いします。滝田さん」
なんて、母が承知してしまった! いいの、いいの? 戸惑っているのは娘の琴子だけ。その間も、黒いスカイラインはどんどん郊外へと向かっていく。このまま走っていくと峠道になってしまう。こんな暗い夜の峠道なんてなにもない。ただ車を走らせて話に盛り上がるカップルのデートコースでしかないのに?
だけれど、母が嬉しそうな顔をしていた。
そんな母の顔を見てしまい、琴子も思い改める。こうした少し長く走るドライブをするのは、母にとっては久しぶりのこと。父が生きていた頃は、よく三人で出かけていたのに。それ以来ではないだろうか。きっと母もそんな久しぶりのおでかけの喜びを思いだしたのかもしれない。行きたいのかもしれない。
そうして琴子がもう少しこのままついていこうと思っていたら、予測を裏切り、峠まで行かずに、彼の車は山間の農村地帯へと向かい始めている。かなり田舎の人が少ない地域だが、大きな河川がある方向だった。
「さあ、ついた」
走ること数十分。黒い車が辿り着いたのは、河川敷の公園だった。でも田舎の小さな公園。十台も停められない小さな駐車場と、真っ暗な河川敷しか見えない公園。
な、なんでこんなところへ? いったい何を見ろと? 峠なら夜景が見られるのに。
「見て、琴子!」
後ろから母が琴子の腕をがっしりと掴み、なにやら興奮気味。母はフロントを指さしている。母がなにを見つけたのか、琴子も前を見据えた。
すると隣の彼が、ついていた車のライトを切った。さらに辺りが暗くなる。その途端――。
車の前を、黄緑色の沢山の光がすーいすいと夜空に舞っていた。
「ほたる?」
「そうだよ、螢だよ!」
暗くなると次から次へと四方八方から、淡く小さな灯火が集まってくる。
本当に沢山。まるでここへ来た自分たちを迎え入れてくれるかのように、優しい光が黒い車を取り囲んだ。
運転席で彼も穏やかな微笑みを浮かべ、暫し黙って眺めている。
「これが見られるのは、この時期、ほんの十日だけなんですよ。今夜は俺もこれを見ようと思って、早めの夕飯を取って走ろうと思っていたところだったんです」
だから特別に、予定を変更した訳じゃない。またそうして、こちらの母娘が気遣わないようにしてくれている? でも彼が言うと自然に聞こえる。
「いつもこうして走っていのですか」
琴子も聞いてみた。すると、彼がにっこり。
「そう。走れるところまで走るのが俺の好きなことだから。この季節ならここって場所をその時期に見に行くのがまた楽しみ」
「いいですね。そういうの」
思わず琴子も賛同していた。そうでなければ、こんな素敵な光景には出会えなかったはずだから。
「今でもこんなに蛍が出る河原があったのねえ」
母も感慨深げに、暗がりを舞う幻想的な光をずっとずっと眺めている。その表情は既にリラックスしているいつもの母の顔だった。
そのうちに、彼が静かに運転席を降りてしまう。どこに行くのかと眺めていると、彼は母側のドアを開けた。
「外に出てみませんか。もっと遠くまで空まで見られますよ」
いつもならここで人の手を借りることで、母は『でも』と躊躇う。しかしそれも察していたかのようにして、彼が母の手と肩をぐっと持ち上げ、優しい介抱をしてくれていた。
「せっかくだから、そうしようかしら」
そして母も。ここまでされたら嫌なんて言えなかったのだろう。いや……琴子同様『この彼なら』と思って、心を許してしまっているように見えた。
しかも彼は手慣れていて、杖も持ち、そして母を側にある公園ベンチへと連れて行ってくれる。
母が彼を頼ってベンチに座ったところで、茫然としていた琴子もやっと我に返って助手席から外へと出た。
空を見上げると、ますます沢山の蛍が飛んでいた。
「懐かしいわね。暗がりの蛍、水が流れる音、そして蛙の大合唱」
母の機嫌の良い声が聞こえてくる。
「ここかなり田舎の農耕地帯ですからね。人が少ない場所だけれど、昔ながらの良い物を持っている土地ですよ」
母はベンチに座っているが、彼は母の側の地面に跪き、そっと母を見上げて話し相手になってくれている。
「本当ね。まさかこんな良いものをまた見られるとは思わなかった」
「お母さん、この市街のご出身ですか」
「いいえ。峠を越えた東にある町で……」
「ああ、桜とか柿が有名ですよね。俺、そちらへも、よく走りに行きますよ」
「ほんとう、あの車はどこまでも走っていきそうね」
「あちこちの、こうした景色を見るのが好きなんですよ」
『いいわね』。母の笑い声。
何故か。琴子の目頭が熱くなる。涙が溢れていた。そんなつもりなかったのに。
どうして自分はあんなにしてやれなかったのか、そんな情けなさが込みあげてきた。でも、母が笑ってくれている。父が側にいた時のように。琴子が知っている優しくて暖かくてドンとおおらかだった母そのものを思い出させる。
でも思う。家族だからこそ、駄目なことがあったのかもしれない。家族だからこそ……。
それを今、知った気がした。『外の空気』というのは、このようなことなのかもしれないと。
『待っていてくださいね』
ひとまず母を安心させてくれた彼が、今度は琴子のところにやってきた。慌てて涙を拭ったのだが、間に合わず気づかれてしまう。目の前に来た彼は琴子の顔を見るなり困った顔になる。
「大丈夫」
「ちょっと……ほっとしちゃって」
そして彼が肩越しで母へと振り返る。機嫌良く蛍を眺めているのを確かめると、今度はグッと琴子の腕を掴んで強引に歩き出した。
「え、ちょっと」
「喉渇いた。つき合ってよ」
スカイラインの後方、暗がりの駐車場の片隅に、そこだけ煌々と明るい自販機があった。そこへと連れて行かれる。
「お母さんは、なにがいいかな」
「いえ、もう本当にそんな気遣いは」
「茶でいいか」
琴子の遠慮など皆無。彼が勝手に決めてしまい、『ガコン』と音が鳴ったそこには既にペットボトルのお茶。
そうだった。この人、決断が早い人だったんだ。改めて感心する。
「姉さんは、なに」
「このカフェオレ」
今度は物怖じせずに甘えてみると、彼もちょっと驚いた顔。そして直ぐに笑顔。
琴子にカフェオレの缶を手渡すと、彼は冷たいコーヒーを買う。
「そうやって。自分の気持ちとか後回しにしてきたんじゃないのって思うわ、俺」
缶コーヒーの栓を開けた彼が、そう言う。その通りだと思う。そしてまた言い当てられる……。本当にこの人、人を見る目があるみたい?
「でも。そうならざる得ない時はあるかもな。特にさ、家族になにかあると、それまで通りの毎日ってわけにはいかないもんな。それが重なっちゃっていたのかな、姉さんは」
また涙が滲んできた。もうダメ。さっき、本当にどん底まで落ちた気持ちになっていたから。こんな理解してくれる言葉をかけられたらもう……。
「ご、ごめんなさい。今日の私、ダメみたい。本当にさっき、母があんなになって……本当にもう投げ出したくなっていて……」
今まで誰にも言えなかったことを、いつの間にか吐露している自分がいて驚きながらも、涙が溢れるばかり。
そして今度の彼は困った顔など見せずに、ただ琴子を黙って見てくれているだけだった。
「今すぐ泣いておきな。後でじゃない。今日の泣きたいは、今日のうちに」
琴子も頷く。
「俺、お母さんのところに行くな」
涙で声にならず、また頷く。彼が歩き出す。だがまた琴子へと振り返り言った。
「泣いている娘を知ったら母ちゃんがまた動揺するから、涙は拭いてこいよ。それでも母ちゃんには一生誤魔化せなくて騙せないだろうけど。それでも娘が泣いても自分で拭いて戻ってきたなら、そっとしてくれるよ」
また琴子も頷く。彼が長い足で母の元へ戻ってくれる。
本当に彼の言う通りだと思う。母に勝てるはずない。何故泣いたか、その気持ちも直ぐに見抜かれるだろう。そして気に病むだろう。それでも、琴子自身が泣いた後、立ち直ったよと笑顔を見せれば母もそれだけで安心してくれるものだって、彼が諭してくれる。
彼が母の側に再び付き添う。彼からお茶を受け取ると、また嬉しそうな母の顔が見える。一度だけ、自販機にいるままの娘へと振り返ったので、琴子は慌てて缶を開け自分なりに休憩している様子を見せる。安心したのか、山間の村集落の灯りを指さして、その煌めきを彼を相手に堪能しているようだった。
溢れるまま涙を流していたが、それもほんのひととき。泣こうと決めたら、意外と直ぐに涙は止まってしまった。そして心がどこか澄んだ気持ちになる。
そして琴子も、夜の光の美しさを笑顔で堪能する。蛍、山間の村の灯り。そして、星まで見えてきた。
―◆・◆・◆・◆・◆―
幾分かして、彼が母を車に乗せるのが見えた。
またきちんと介抱して丁寧に後部座席に乗せてくれている。
そこで、落ち着いた琴子を見て、また彼が戻ってくる。
「もう大丈夫そうだな」
「ありがとう、滝田さん」
神妙な面持ちのまま、彼がそっと首を振る。
そんな彼がおもむろに、デニムパンツのポケットから携帯電話を取り出した。
「連絡先、ちょうだい」
え。と、また琴子は目が点になる。
「勿論、無理強いはしないけど。困った時、いつでも呼んで。女二人だけだと心許ないことも多いだろ。力仕事とかなんでも。ボディガードだって駆けつけてやるし、足にもなるよ」
ええ。でもでも。またいつもの琴子らしい迷い。どうしてこの人は、琴子がいつも躊躇うことをこうも簡単に恥じらいもなくすらすらと? でも全然自然だからびっくりしてしまう。
「やっぱ、俺みたいな元ヤンキーバレバレな不良中年オヤジは信用ならないか」
とりだした携帯電話を彼はポケットにしまいそうになる。それを見た途端だった。琴子が今度は後先考えずに、慌てて携帯をバッグから出していた。
「いいえ。是非、お願い致します」
琴子から彼の携帯へと送信をする。着信を確認した彼がやっと笑顔になる。
お互いの携帯電話を近づけて、連絡先をついに交換してしまう。
「大内琴子、コトコさんか」
笑うと本当に安心感ある暖かい笑顔。怒ると癖なのかヤンキーらしい表情を見せる。そんなギャップ。
琴子も確認する。
「滝田英児。エイジさん?」
「うん。きっと琴子さんよりオヤジだけど、よろしく」
琴子は首を傾げる。
「オヤジ、オヤジって……。同じ三十代ですよね」
「え、そうなんだ?」
「三十二ですよ、私。滝田さんでオヤジなら、私、オバサンになっちゃう」
「待て待て。だって俺、三十六だよ。充分、中年オヤジだろ。しかも今でも独り身で車を毎晩乗り回している成長しないままの中年男」
え、ええ!? 今度は琴子がビックリする! せめてせめて、一、二歳だけ年上の同世代だと思っていたから?? 四つも年上! 結構年上!
「えー、見えないっ。それにオヤジなんて言葉、滝田さんに合わないですよ」
「俺のなにを知っているっていうんだよ。洒落っ気も忘れた、油まみれで車の整備ばかりして、夜は愛車を乗り回しているだけの中年だぜ」
でも。よく見ると。半袖でむき出しになっている腕は逞しいし。身体もスリムで引き締まっていて、ティシャツにデニムパンツというシンプルな格好でも、出ているところ一つもない。それに夏になったせいか、前に出会った時ほど黒髪も伸ばしっぱなしではなく、ごくごく普通にまとまっているし、顔だって……。
じっと見つめたら、思いっきり彼と目が合ってしまう。大きな目、黒目が大きくてまつげも長いし、前に感じたとおり鼻筋も通って、けっこういい男。
いい男っぷり――と、今夜は言いたくなる。
「やっぱりオヤジってイメージではないんですけど。少しだけ年上の同世代かと思っていたぐらい。どちらかというと『お兄さん』というイメージだけれど」
今度は琴子が真顔で言ったから、彼が仰天した顔になる。
「お、お、お兄さん!? 俺が?? ち、違うよ。俺はな、オヤジなんだよ、オヤジっていったらオヤジなんだよ」
「そんな否定しなくても」
ついに琴子は笑っていた。『若く見えますよ』と言った途端に、照れて慌てるなんて。あんなに落ち着いた行動が取れる人なのに、笑わずにいられなかった。
しかも独身……だって。こんな気持ち良い男っぷりを発揮する人が、よく見ると男前のこの人が独身というのも不思議なくらい。
でも、と。蛍に囲まれているスカイラインを見た。……確かに『生活感なさそう』ではある。
あんな立派なスポーツカーを、夜気ままに乗り回すなんて家庭持ちの男がしていることではないと思う。
車好きが高じて女性にのめり込めないタイプ、あるいは車のせいで女性とは長続きしないタイプかと感じた。
「さ、帰るか」
気恥ずかしいのか、携帯をぱぱっとポケットにしまうと彼が行ってしまいそうになる。
「あの。よろしかったら、お礼に。お食事でも」
思い切って琴子から告げたいた。だけど、彼はあまり快くない顔を見せている。
「俺がしたくてしたんだ。これっぽっちのことにまで、『遠慮』しなくていいんだよ。琴子さん」
「違うの。本当にお礼がしたいの。滝田さんにとって、いつも通りのなんの変哲もない言葉を言っただけかもしれないけど、私には……とっても救われた言葉がいっぱいあったの。だから」
「……それだけでいいよ。礼なんて」
つまり。琴子には別に、また直ぐ会いたいほどでもないということらしい。……いや、違う。琴子でなくても『誰であっても同じ手助けをした』だけのこと。彼に下心なんて一切無い証拠。だから礼はいらないと言っている。
でも、だからこそ。嘘偽り無い彼の気持ちだからこそ……! 琴子も携帯電話を握りしめる。
「私、絶対に連絡しますから」
今までの自分からはあり得ない積極性だった。これって彼の影響? それとも……。
だけど目の前の兄貴は、あの優しい笑みを浮かべている。
「わかった。楽しみに待っているよ」
また彼と会える――。既に嬉しい自分がいるだなんて。
私、こんなに簡単でいいのかな。ふと、そんな戸惑いが湧いた。
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