第十五章 大魔王、

-900話 『大魔王 ―人形―』

 遥か昔。

 こことは別の宇宙。



 とある巨大な惑星に寄り添うように、宇宙ステーションが浮いていた。

 ここに住む人々は、地球上の人類と外見がほぼ同じ。

 内蔵構造こそ違えど、見た目に差は無いと言える。


 この宇宙ステーションには、たくさんの住民がいる。

 その多くが研究者だ。次に多いのが学生。

 そして残りは日用品店や飲食店の店員。その他サービス業。


 つまりは学術都市ならぬ学術ステーション。

 いくつのか巨大企業が合弁で資金を出し合い、研究施設として作った『船』。

 各国の優秀な人材が集まり、多岐にわたる分野の研究を続けている。



 中でも、最も盛んな学術は、


「出来たよ魔ドローン! 魔力で動くドローンだよ!」

「でかした! さっそく飛ばして女子更衣室を撮……ぐえー! おい! 爆発したぞ!」

「ごめん失敗! テヘ!」


 などと、楽しそうに研究されている。

 これは『科学と魔法の融和』を基調とした研究。


 この宇宙ステーション、そしてそのにある惑星は、科学と魔法が同時に発展した社会なのである。



 宇宙ステーション内には、いくつかの大学もある。

 特殊な環境にある大学。やはりいずれも天才秀才が集まる一流校だ。

 そしてそんな大学の講師や教授ともなれば、いわゆるエリート中のエリート学術者。



 そんなエリートの中に、一人の大男がいた。



「ぐはははは! 吾輩は超天才!」


 と、自ら豪語する天才。


「なれど、日々の精進を怠るわけにはいかぬのだ! ぐはははは!」


 と、努力を怠らぬ秀才でもある。

 彼は中年一歩手前の若者だ。


 筋骨隆々。鋭い目付き。立派なあご髭。

 学者というイメージに沿わぬ、なんともゴツイ容姿。そして尊大な態度。


「この吾輩は、いずれ宇宙を征する男であるからな!」


 と、本気か冗談か分からぬようなセリフ。

 宇宙を征すとはつまり、宇宙の真理を学術的に解明する。という意味だ。


 ごつい外見と大胆な性格、そして一々物々しい口調のせいで、学生達から『大魔王』なんてあだ名を付けられている。

 そして本人もそれを気に入っている。

 変人扱いされているが、皆から慕われている教職員なのだ。




 その大魔王は幼い頃より、自他ともに認める天才だった。


『統括魔力の四元素(地水火風)への同時複合変換、および破裂消滅』


 これは、彼がまだ満足に歩けもしないような幼児の頃に、パパッと考えて書き上げた魔術の構成式である。呼び名は随分後になって付けたものだが。

 大人の研究者でさえも理解困難な、複雑極まりない式。

 簡単に言うと――


 自分の内部もしくは大気中に漂っている魔力を使い、土と水と火と風、四つの魔法を同時に発動する。

 その際、各魔法の配分を一定の割合にする。

 そして四つの魔法を、一定の順序かつ一定のタイミングに則って行う。

 すると発動したはずの魔法が発生せず、元の魔力ごと消えてしまう。


 ――という現象を法則に落とし込み、数式で書いたものだ。


 せっかく唱えた魔法が消えてしまう。という、一見何の役にも立たない法則。

 しかし四つの魔法が消滅する瞬間に、巨大なエネルギーが発生する。

 そのエネルギーでタービンを回せば、多大な電力を得る。


 まだ幼子であった大魔王――正確にはその両親は、数式の特許料で巨大な財を成した。

 魔術発電として、この宇宙ステーションでも使われている技術。



 世の中には『喋り出すのが少し早かった』『算数がクラスで一番得意だった』といった子供に対し、冗談半分で「お前は神童だ!」と持ち上げるケースが多々ある。

 が、彼の場合は違う。

 彼は本当に、紛うことなき神童だった。




 神童が大人になり、魔術学の第一人者になるのも当然の成り行きであった。

 多くの成果や論文を世に出し、魔術学の発展に大きく貢献している。

 彼は今、宇宙ステーションにて最も巨大で最も権威ある大学の、准教授である。

 功績と実力を考えるのならば、とっくに教授になって然るべき。

 だがこの大学は教授になるための最低年齢が定められており、大魔王はまだそのラインより若い。ただそれだけの理由で准教授の座に甘んじているという訳だ。



 そんな准教授は今、大学内の図書館にて、本の編纂へんさん作業をしている。


「その分厚い本って、お前自身が書いたものだろ?」

「ああその通り! 先人達の示した魔術を元に新たなる理論を築き上げ、それを記してある! この天才である吾輩が考案する、新時代の魔術!」


 話しかけてきた同僚に対し、大魔王がそう答えた。

 その説明通り、この本は大魔王自身が書き示した魔術学論文を纏めたものだ。


「でもなんで今更、自分の本を読み返して、ノートに書き起こしてるんだ?」

「それはな! ううむ、悲劇かな。吾輩が天才すぎるせいで、理論が複雑難解でこのままでは実用性に欠けると言われたのだ。もっとシンプルに再編纂するため、こうやって穴が開くほどに見直しているというわけである! ぐはははははは!」


 学会、関係企業、学生。

 様々な学術の徒に、


「理論は合ってるんだろうけど、よく分からない……」


 と言われた、複雑な研究結果達だ。

 ここで一つ、分かりやすく纏め直しておこう。と思い立ったのである。


 ただ再編するだけでなく、ついでに追加の研究結果も差し込んでおく。

 奴隷人形の新型――『先進機能型泥人形ゴーレム』もその一つ。


 奴隷と言うとあまり良くない響きであるが、要は『お手伝いロボット』だ。

 泥で作った人形を魔法で動かし、家事や雑用をさせる。

 地球の言葉で訳すならば、まさにユダヤ教神話のゴーレム。


 そのゴーレムを作る魔術構成式について、大魔王が新たな改良版を提案したのである。


 従来のゴーレムは知能が低く、ただ術者が命令した単純作業を繰り返すだけの存在であった。

 しかし、この『先進機能型泥人形ゴーレム』は、


「体組織は泥人形ゴーレムと同じだが、比べ物にならない高い知能と魔力を持つ! 従来の一万倍(吾輩比)だぞ、一万倍!」


 だそうだ。


「ほう、ゴーレムの一万倍の知能と言うと……」

「だいたい犬くらいである! ぐはははははは!」


 犬と訳したが、地球の犬に似ている別の生物である。

 とは言え、頭の良さは地球の犬と同等だろう。


 そんな犬程度でも、元々知能など無いに等しいゴーレムにとっては大革新。

 何百段も飛ばして一気に進化するようなもの。


 大魔王は自信に満ちた顔で胸を張り、豪勢に笑った……かと思えば、急にぴたりと笑うのを止め真顔になり、自身が書いた本をじっと睨む。


「……しかし。油断すると、吾輩自身でも意味が分からなくなる程に難解な理論である。いや正直、書いた本人でも理解し切れていない部分さえある。はっきり言って、吾輩の魔術理論はまだ完成していないのだ」


 それ程までに、難解な理論達。


「そうなのか……? ううーん、凡人の俺にはさっぱり分からんのだが」


 と首を捻る同僚の隣で、大魔王は気晴らしのストレッチとして首筋を伸ばし、天井を見上げた。


「本の妖精でもやって来て、この本に纏めた事を、全て鮮明に脳ミソへ刻み付けてくれるとありがたいのだがな。そうして完璧に理解、昇華出来れば、魔術理論を完全なものに出来るやもしれぬ! なんてな、ぐははははは!」




 という冗談を飛ばしていたら、本当に妖精が来た。




「こ、これは……本の世界!? 吾輩の書いた論文……おお、おお、おおおお! なるほどおおおおおおお! ぐっはははははははは!」


 大魔王は論文の世界へ行き、数式達を俯瞰ふかん的に眺めた。

 数字の意味が。物理現象の意味が。全て解き明かされていく。

 脳へ、魔術理論の本質が鮮明に刻まれた。



 正確に言うとこれは本の妖精ではない。

 遠い昔、別の宇宙でフィクスとルミナレスという二匹の猫が作り出した『力』。

 本の世界へ人を招き入れ、本の世界を堪能させ、本の内容を理解させる。

 そんな便利能力だ。



「分かった。理解した。吾輩の知的欲求が満たされてゆくううううぁああ!」


 こうして大魔王は、自身の研究結果を完璧に復習した。

 それだけではなく、新たな学術的発見もする。

 その発見を考察し、新しく論文として書き、本に纏め、再び『妖精の力』で理解し、更にまた新たな発見。また論文と本を纏める。

 その繰り返し。


 大魔王の編纂へんさん作業は、順調に進んで行くのであった。


 教師としての仕事や私生活が忙しく、編纂を一時中断する時もあった。

 しかしまた余裕が出来ると、すぐに作業を再開。



 そんな日々が三年続き……ついに、編纂が終わった。



 ようやく完成した大魔王の『魔術学書』。

 当然のように、多くの研究者から大絶賛された。


「この本で、人類の文化発展が三百年進んだ」


 とまで評される。


 特に奴隷人形――『先進機能型泥人形ゴーレム』の項目は、各企業の研究者や学生から注目された。

 精度の高いお手伝いロボット。将来的には商業として大いに期待できる可能性がある。

 だがそれよりも何よりも単純に、「知能の高い疑似生命を生み出す」という点に誰もが興味を持った。


 ただし、大魔王の本はあくまでも理論を纏めたもの。

 実際に『先進機能型泥人形ゴーレム』を作り出すためには、膨大なエネルギーが必要となった。

 そのエネルギーを作り出す機械を用意出来たのは、魔術学書を発行してから更に二年後。


 その二年間で、『本の妖精』はいつの間にかどこかへ消えてしまっていた。

 既に役目を終えていたので、困りはしなかったが……



 それよりも、先進機能型泥人形ゴーレムだ。

 学者、企業付き研究者、学生、マスコミ、更には掃除のおばちゃん達まで。

 大勢の人々に見守られ、実験が開始された。


「この装置のスイッチを押すと、吾輩が特許を持っている『統括魔力の四元素(地水火風)への同時複合変換、および破裂消滅』の法則に従い、エネルギーを……」


 大魔王は巨大な箱のような装置を操作しながら、皆に説明した。

 特に学生達の表情を見ながら、きちんと言葉が伝わっているかどうかを確認している。意外と気配りのできる先生なのだ。


 エネルギー発生装置である箱には送信アンテナが付いており、アンテナの前には土がこんもりと積まれ山になっている。

 この土を材料として、先進機能型泥人形ゴーレムを作り出そうという訳だ。


 大魔王は、エネルギー発生装置の側面にある小さなカバーを外し、中を見せた。

 そこには小さな集積回路が入っている。


「この基盤には、吾輩が構築した『先進機能型泥人形ゴーレム』の魔術構成式と、その他環境要因としての物理式、および適合マップをインストールしてある。ぐはははは!」


 大魔王はカバーを元に戻し、装置側面にあるパネルに手を置いた。


「それでは、吾輩の天才的魔力を起動動力スターターとして送り込もう。この起動作業にはちょっとしたコツがあり、機械には無理なのだ。まあ提携企業で機械スタートの方法も開発中だが……それはまた別の機会に、いずれ公表するであろう……ぐははっははははは!」


 と大笑いしながら両手に魔力を込め、装置へ送り込む。

 パネル上部にあるランプが光り、機械が作動した事を皆に伝えた。


「では、実験開始ィィィィイイイ!」


 発光。爆発。砂煙。

 なんて分かりやすい演出があれば良かったのだが……実際は、装置が一回だけ大きな音を出したくらいで、概ね静かにエネルギーを送信し終えた。

 大魔王の声がうるさいだけだった。


 ただ爆発こそしなかったが、装置から白い煙は上がっている。

 発生した膨大なエネルギーにより、多くの部品が消耗し破損。

 この装置は、一回使用しただけで修理が必要という、デリケートな代物なのである。



 そして、装置がエネルギーを送った先では。


「おお、土が……!」

「動いてます! 実験成功ですか准教授!」


 土の山がもぞもぞと動き、人の形を成していく。

 学生達は興奮し、騒いだ。


「慌てるでない学生どもよ! ぐははははは! ここまではただのゴーレムと変わらんだろう!」


 大魔王は偉そうに大笑いしながらも内心冷静なまま、事象を観察している。

 土の山は魔力と共に湿り気を帯び、泥となる。

 泥は固まり、ハロウィンのジンジャーブレッドマンのような、シンプルに省略化された人型を成す。


 そこから徐々に細部が定まる。

 腕。足。それぞれの指。

 輪郭。目。鼻。口。髪の毛。


「おお……す、少なくとも見た目は、これまでのゴーレムとは全然違うぞ!」


 同僚が驚愕と興奮しながらそう言って、大魔王の肩を強めに叩いた。


 従来のゴーレムは、まさに泥を固めただけの人形だ。

 岩場のように凹凸が多い体は、少し乾燥すると土がボロボロ落ちる。

 顔は申し訳程度に『目っぽい穴』が二個あるだけ。それさえ無い個体もある。

 手足が二本ずつあるので、一応人形という体裁をとっている……が、やはり手足が無い個体もある。

 そんな、お世辞にも美しいとは言えない物。


 それに対して先進機能型泥人形ゴーレムは、完全に『人間の外見』をしており……


「…………」


 むくりと、泥人形が起き上がった。

 白い大きな布を体に巻いて服代わりにしている。この布も泥から出来た物だ。


 そしてその場に集まっている者達は皆、一様に呆けた。

 変人の大魔王でさえも言葉を忘れている。


 泥人形は、男であるとも女であるとも解釈出来るような顔立ちだった。

 ただ少なくとも、ここに住む人類たちの基準として――



 非常に、美形。



「僕は……」


 泥人形が喋った。


 僕?

 男なのだろうか?


 人々は「本当に知能の高いゴーレムを作れるのだろうか?」という当初の見学目的を忘れて、ただ泥人形の言葉に聞き入っていた。

 何故ならば泥人形が――

 彼が、どう見ても泥人形には見えなかったからだ。

 彼が、あまりにも自然に言葉を発したからだ。


「僕は、先進機能型泥人形ゴーレムプロトタイプ。創造主はギェギゥィギュロゥザム……あなただ。お父さん・・・・


 泥人形は地にひざまずき、大魔王へそう言った。

 大魔王――ギェギゥィギュロゥザム准教授は口を開け、泥人形に向かって何かを言おうとし……言葉が詰まる。

 泥人形はその端正過ぎる顔をピクリとも動かさず、立ち上がり、創造主に一歩近づいた。


「さあ、何なりとご命令を。お父さん」

「……っだ……」


 ここで大魔王は、ようやく言葉を口から出せた。


「失敗だああ! 先進機能型泥人形ゴーレムは失敗に終わったのである! 実験中止ィィイイ!」


 その台詞に人々は驚いた。

 何が失敗なのだろうか、と考え……そして研究者達は、やっと当初の目的を思い出す。

 そう、元々は泥人形の知能を確認したかったのだ。


「スラスラと喋っている。自分が泥人形ゴーレムである事も知っている。創造主であるギエっちゃんの事も認知している。何が失敗だと言うんだ?」


 同僚が言った。

 他の研究者、学生達も頷いている。

 だが大魔王は渋い顔をして、獣のように「ぬぐう……!」と唸る。


「賢過ぎるのだ、想定以上に! 誤差許容範囲を越えている。つまり失敗! 以上である!」


 その台詞に、大人の研究者たちは「なるほど」と頷いた。

 確かに学術的研究としては、「何故か分からないけど想像以上の効果だった」と言うのは頂けない。

 ただ学生達は、納得いかない顔をしていたが。


 そして当人である泥人形は何も言わず、ニコリともせず、ただ黙って創造主の顔を眺めていた。


「よし! 今すぐ土塊に戻すのである!」

「待て待て待て待てってギエっちゃん」


 再び同僚が、大魔王の肩を叩いた。


「確かに実験としては失敗だけど、性能の良いゴーレムが完成したのは確かなんだ。こいつを解析し、理論を更に改良すべきなんじゃないか? いや改良はしないにしろ、失敗の原因を探るためにも人形を解析する必要はあるだろう。新しく作るにしても、エネルギー発生装置は一回動かすだけで色々壊れちゃって、しばらくは無理だし。金もかかるし」


 その台詞に、またもや研究者たちは「なるほど」と頷く。

 何にせよ、このまま泥人形を土に戻すのは勿体ない。


 大魔王もその理屈は分かっている。

 渋い顔をして、


「それも一理あるやもしれぬ」


 と一度だけ首を縦に振った。

 しかし……


「だが、それでもダメである!」


 と、次は首を横に振る。


「どうしてダメなんだよ」

「造詣が気に喰わぬ!」

「ぞ、ぞうけー!?」


 造詣。

 つまり見た目が気に入らないという意味。

 人々はその言葉に唖然とし、その常人から見て理解出来ない『こだわり』に苦笑する者も出て来た。


「ふふっ……ふふふ……」


 そして泥人形も、初めて笑った。

 台詞だけの笑いで、顔はまったくの無表情であったのだが。

 とにかく笑った。


「ふふ。酷いね、お父さん・・・・

「その顔で吾輩を父と呼ぶな!」


 いつもうるさい大魔王が、更にいつもより数段大きな声を出した。

 突然の怒声に皆が驚き、しんと静まり返る。

 大魔王はそのあだ名通り、背丈が大きく、怖い顔。怒るとますます怖いのだ。


 その静寂で大魔王は我に返り、さすがに居心地の悪さを感じ始めた。

 眉間にしわを寄せ、口を尖らせる。


「ぐぬぬぬう…………分かった。せっかく作ったのだし、しばらくそのままでいろ!」


 そう叫んで、どすどす地面を踏み鳴らしながら自室に帰って行った。

 大魔王の研究室に所属している学生達は、慌てて後を追う。


「楽しい創造主だね。あはは」


 泥人形は再び笑った。

 やはり無表情なままだが……しかしその顔に、特に女生徒達はウットリとする。

 そんな生徒達を見て、泥人形は丁寧なお辞儀をした。


「よろしくね、皆」

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