このエピソードを読む
2018年6月7日 14:03
初めまして。自主企画をお見かけして興味を持ったのでお邪魔させて頂きました。高柳と申します。カクヨム内ではしがない底辺作家としてマイペースに活動しております。当方の作品は企画の参加規定を満たしていないため企画の方への参加はしておりませんが、ささやかながら一読者としての御意見をと思いまして、失礼なことは承知の上でコメントさせて頂きます。ざっと五話まで拝読させて頂いての感想になるのですが……此処までで、話の展開的に読者を惹き付ける力が弱いかなと思ったのが第一印象でした。昔、当方が教わったことのひとつに「小説は冒頭の一行に全てを込めろ」というものがありました。簡単に言うと、これは冒頭部分のみで読者の心を掴んで引き寄せられるだけのフレーズを作れというものです。如何に中盤、後半が盛り上がっていて面白く書けていても、そこに到達するまでの物語に魅力がなければ読者はそこで読むのをやめてしまう……当たり前ですよね。読者は慈善事業で読者になってくれているわけではないのですから。どんなにPVが低い作品であったとしても、一話目には必ずある程度の足跡が残っているはず。これは拙作もそうです。一話のPVのみが突出しているということは、偶然作品を見かけて興味を持って覗いてくれた読者が少なからずいるということで、それ以降が伸び悩んでいるのは一話で「この作品には今後を読もうと思えるだけの価値はないな」と判断されてしまったからに他なりません。この作品の弱点は、他の方も仰っていますが、語学力はあるけど地の文が単調に纏められていて緩急がないというところだと思います。エッセイや評論だったらそれでも構わないのかもしれませんが、ライトノベルにカテゴリされている作品でこの単調さはかなり致命的です。じゃあ拙作はそれがきちんとできているのかと問われたら微妙なところではありますが、せっかく高い文章力をお持ちなのですから、それを生かしきれていないのは勿体無いと思うんですよね。物語の中に組み込まれたイベント的描写はあくまでスパイスであって、それ自体は読者を惹き付ける要素とはなりません。最後にものを言うのは人を魅了する「書き方」なのではないかと当方は考えています。せっかく良い自主企画を立てられたのですから、これを機会に色々な作品を読んで作品ごとの書き方を見比べてみたら何かしら得るものがあるかもしれません。長々と失礼致しました。もちろんこれらは反論されるのを覚悟の上での発言なので、もしも当方の作品をお読みになられて「偉そうに講釈垂れた割に大したもの書いてないじゃないか」とか思いましたら遠慮なく仰って頂いて構いません。真摯に受け止めさせて頂きます。これからも互いに精進して、多くの人に愛される作品を生み出せるように頑張っていきましょう。企画の運営の方も応援しております。
作者からの返信
コメントありがとうございます! 僕の作品の致命的な部分がすごくよく分かりました。僕も面白いと思った作品は全て惹き付ける力があるなあ、と感じています。 恥ずかしい話なのですが、僕の中では1話、2話ともにこれなら読者を惹き付けられるだろ、と思っていたのです。しかし認識が甘かった。客観的に見る力が不足していたなと感じています。ただただ勉強不足でした。 また、『反論されるのを覚悟で発言しています』と書いていただいております。反論されるのは誰しも気持ちいいものではありません。しかし、それでもより良い作品を作るために反論を受け入れる勇気を持っておられる高柳様には感服いたします。 今後も互いに精進してまいりましょう。
2018年5月8日 12:06
下着姿の女の子キター!ILOVE主張国連邦\(^o^)/↑ちなみに僕は今月のゴールデンウィークに本当にアラブ首長国連邦のドバイに行ってきました(笑)←マジです
初めまして。自主企画をお見かけして興味を持ったのでお邪魔させて頂きました。高柳と申します。カクヨム内ではしがない底辺作家としてマイペースに活動しております。
当方の作品は企画の参加規定を満たしていないため企画の方への参加はしておりませんが、ささやかながら一読者としての御意見をと思いまして、失礼なことは承知の上でコメントさせて頂きます。
ざっと五話まで拝読させて頂いての感想になるのですが……此処までで、話の展開的に読者を惹き付ける力が弱いかなと思ったのが第一印象でした。
昔、当方が教わったことのひとつに「小説は冒頭の一行に全てを込めろ」というものがありました。簡単に言うと、これは冒頭部分のみで読者の心を掴んで引き寄せられるだけのフレーズを作れというものです。
如何に中盤、後半が盛り上がっていて面白く書けていても、そこに到達するまでの物語に魅力がなければ読者はそこで読むのをやめてしまう……当たり前ですよね。読者は慈善事業で読者になってくれているわけではないのですから。
どんなにPVが低い作品であったとしても、一話目には必ずある程度の足跡が残っているはず。これは拙作もそうです。一話のPVのみが突出しているということは、偶然作品を見かけて興味を持って覗いてくれた読者が少なからずいるということで、それ以降が伸び悩んでいるのは一話で「この作品には今後を読もうと思えるだけの価値はないな」と判断されてしまったからに他なりません。
この作品の弱点は、他の方も仰っていますが、語学力はあるけど地の文が単調に纏められていて緩急がないというところだと思います。エッセイや評論だったらそれでも構わないのかもしれませんが、ライトノベルにカテゴリされている作品でこの単調さはかなり致命的です。じゃあ拙作はそれがきちんとできているのかと問われたら微妙なところではありますが、せっかく高い文章力をお持ちなのですから、それを生かしきれていないのは勿体無いと思うんですよね。
物語の中に組み込まれたイベント的描写はあくまでスパイスであって、それ自体は読者を惹き付ける要素とはなりません。最後にものを言うのは人を魅了する「書き方」なのではないかと当方は考えています。
せっかく良い自主企画を立てられたのですから、これを機会に色々な作品を読んで作品ごとの書き方を見比べてみたら何かしら得るものがあるかもしれません。
長々と失礼致しました。
もちろんこれらは反論されるのを覚悟の上での発言なので、もしも当方の作品をお読みになられて「偉そうに講釈垂れた割に大したもの書いてないじゃないか」とか思いましたら遠慮なく仰って頂いて構いません。真摯に受け止めさせて頂きます。
これからも互いに精進して、多くの人に愛される作品を生み出せるように頑張っていきましょう。企画の運営の方も応援しております。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
僕の作品の致命的な部分がすごくよく分かりました。僕も面白いと思った作品は全て惹き付ける力があるなあ、と感じています。
恥ずかしい話なのですが、僕の中では1話、2話ともにこれなら読者を惹き付けられるだろ、と思っていたのです。しかし認識が甘かった。客観的に見る力が不足していたなと感じています。ただただ勉強不足でした。
また、『反論されるのを覚悟で発言しています』と書いていただいております。反論されるのは誰しも気持ちいいものではありません。しかし、それでもより良い作品を作るために反論を受け入れる勇気を持っておられる高柳様には感服いたします。
今後も互いに精進してまいりましょう。