男女の秘密の物語。タイトルは『薔薇香る憂鬱』なのだけれども、ちょっとわたくしには早かった。
再会した男女のチャーミングな会話から、「?」と感じさせられる点、それから見えてくる取り返しのつかないかつての過ちが見えてくると、それにどきりとさせられました。お店の描写の仕方や、激しく愛し合った二人が醸し出す雰囲気が大人っぽい分、より悲しみが強く感じさせられました。