第14話 愚者の魂

「愚者の魂」


愚者の魂は永遠の命を遠ざける

灯る炎は仄暗く、道先案内の用を成さない


グシャリ......


もう終いだと足元の砂利を踏みつけ苦笑い

このギクシャクした毎日を誰に捧げよう


あゝ、

朝が消えた

昼が消えた

夜が消えた


時という概念が消えた


魂がふっと浮いた

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