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  • 『世界』の『作者』に私もなりたい……

    作者からの返信

     前回に引き続きまたしても、ご丁寧な応援コメントをお寄せいただき、誠にありがとうございます!

     『異能棋戦血風録』の作者の、881374でございます。

     今回の応援コメントに記されておられたように、本当にこの『現実世界の作者』になれたら、どんなに素晴らしいことでしょうね。

     ただし、これについても前回の『ループ』同様、現在においては少々考えを変えておりまして、やはりただ単に自作の小説を書き換えるだけで、現実世界を無制限に改変できたりするなんて、どう考えてもおかしいので、基本的に『作者』というものを、二種類に分けることにいたしました。

     一つは、『外なる神(アウター・ライター)』というもので、基本的に本人は現代日本にいて、ただ単に自作の異世界系Web小説を書き換えているつもりなのですが、彼が小説に書く前から存在していた、彼の自作そっくりそのままの異世界が、何と彼の自作の修正に合わせて、世界そのものが物理的にも精神的にも改変されてしまうことになります。

     もう一つは、『内なる神(インナー・ライター)』というもので、現代日本からの転生者か生粋の異世界人かにかかわらず、とにかく現在においては異世界にいて、『作者』の力で自作の小説を書き換えると、自分が存在している異世界に変化を及ぼせるのであるが、それはあくまでも『精神的改変』にとどまり、例えば『戦争を無かったことにする』場合、世界中の人々から戦争に関する記憶がすべて抹消されて、事実上戦争は無かったことになりなりますが、戦争によって死んだ人が甦ったり、荒廃した国土が元通りになったりするわけではありません。

     最近よく、『作者』が自作の異世界に転移して、ただ単に自作を書き換えるだけで、魔物の軍団を一瞬で消滅させるなんていう作品をよく見かけますが、そんなことなど『物理法則』的にけしてあり得るわけがなく、そもそもそんな『何でもアリ』な作風だと、長期的にストーリーを続けていけるはずがなく、必ず途中で頓挫してしまうことになるでしょう。

     とはいえ、こうして文章だけでご説明するのはやはり限界があり、具体的にどういった感じになるかについては、同じく拙作の、『わたくし、悪役令嬢ですの!』や『転生法』や、前回ご紹介した二次創作の『うちの病室にはハルヒがいっぱい♡』や『教えて、理央先生!』あたりを、お暇な時にでもご参照なさってください。

     ……とまあ、最後には結局自作の宣伝みたいになってしまって、大変申し訳ございません。

     どうかこれに懲りずに、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  • ループしなかったり出来なかったりしたらどうなるんだろう……

    作者からの返信

     初めまして、『異能棋戦血風録』の作者の881374でございます。

     今回はご丁寧な応援コメントをお寄せいただき、誠にありがとうございます!

     確かに、ループしなかったり出来なかったりしたら、大変ですよね。

     中でも一番困るのは、某作品の『エンドレスエイト』のように、ループの世界の中に閉じ込められてしまうことでしょう。

     ──実はこのことに関しては、私自身現在においては、まったく新しい見解を有するようになっております。

     具体的には、非常に斬新なもので、「実はループなんて実際には行っておらず、現実世界に対してあらゆる別ヴァージョンの世界の『記憶』を、すべて一気に脳みそに刷り込まれて、そのすべての記憶を実際に脳内で映像的に再生するわけではないが、あくまでも知識としてすべてを知っている」といった状態にあるものとしております。

     つまり『エンドレスエイト』で言えば、キョンたちには最初から『無限の8月の記憶』を与えられていて、別にいちいちそれぞれの一日を体験しているわけではなく、ループ内のそれぞれの『8月』にも順番なぞなく、けして原作における最後の『8月31日』が、無限の『ループの記憶』の最後の日付では無いということになります。

     もっとわかりやすく例え直しますと、レンタルビデオ屋からアメリカの超人気テレビシリーズを、シーズン1からシーズン10までの全巻を一気に丸ごと借りてきて、確かにその作品のすべてのエピソードが手元にあるものの、そのどのエピソードを見るかも、どの順番で見るかも、すべては借主次第というようなものなんですよ。

     実はヒロインの『負ける未来だけを予知する力』も、この『ループの記憶の丸ごと脳内インストール』の『不幸な未来限定版』みたいなもので、彼女が勝負に負ける『未来の記憶』のみを、丸ごと一気に脳内にインストールされて、それをすべて瞬時に参照して、絶対に負けない戦法をとり続けることを可能にしているといった次第であります。

     ちなみに他人様の作品になりますが、『リ○ロ』のス○ル氏も、あくまでも脳内において、『自分が失敗して死ぬ記憶』を延々とループすることによって『敗北から学んで』、たった一度の『現実の勝負』においては、必ず勝利を得ているものと、勝手に想像しております。

     ……とまあ、長々といらぬことまで述べまして、大変申し訳ございません。

     これに懲りず、また私めの他の作品にもご興味を持たれますよう、心からお祈りいたしております。