第2話 一日目朝
どこからか鳥の鳴く声がした。僕は気が付いたらベッドの中にいた。慌てて周りを見渡すが誰もいない。それどころか今自分がいる場所はまるでログハウスのような部屋の中にいた。
(僕は誘拐されたはず……、でもなぜか束縛されていない……なんで……?)
僕は必死に試行錯誤した。しかし、どうしてもわけがわからなかった。
するとそこでどこからか放送が流れた。女性の声だった。
『ただいまより人狼ゲームを開始いたします、プレイヤーの皆さまは机の上にある封筒の中にあるご自分の役職を確認してから広場へ集まってください』
「プレイヤー?封筒?」
人狼ゲームというのは僕も知っている。確か今そのアプリが人気だとかでクラスメイトも何人かプレイしているヤツだ。僕もルールは一応わかる。
「……封筒とか言ってたな」
よくみると部屋の奥には机があり、その上には茶封筒があった。
僕はその茶封筒を開け、役職を確認した。
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