狂い、彩られた箱庭の


住んでる小さな黒蟻の


6本の細いてとあしの


無数の乾いた球体の


地球のやうな球体の


そこに住んでる人間の


ひどく乱れたささやきの


言葉の中のぬるい火の


その日のその火の状態の


仮面の祭りの端っこの


自分とおぼしき人間の


言葉で包んだ箱庭の
















火が足りない

火が足りないと

叫び声




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六本の鉛筆に捧げる短編集 西塔那由多 @asahiruyoru4321

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