R3.11.14『あ、安部礼司』の感想

すずらん通りのキッチン南海に並ぶ安部礼司と出向王子。

11月11日はポッキーの日。そして、11月14日は「良い石」の日と「良い上司」の日と、「良い歳=人生100年時代」の日でもある。安部礼司は先月50歳になったばかり。人生100年時代だと折り返し。まだまだ若造。昔の50歳と今の50歳は見た目も中身も若い。しかし最近は揚げ物のニオイだけで満足できる安部礼司だった。

⇒貫禄がない、ともいえるかも。



アンジュっちのオフィスの机にはペンギンのフィギュアが並んでいる。

リモートが終わり改めてコミュニケーションが大事だと分かる。それがサントリーが作った、社長のおごり自販機。社員二人が社員証をかざすと無料で缶が二本出る。


人生100年となると、孤独の時間が長すぎると不安になるマツテギャクニイウ子。彼女をいやすのは猫のミーコちゃんだけ。そんな猫と会話することのできるアプリがニャントーク。猫の鳴き声から判断するというのだがそれが本当の本心かは分からない。

⇒これって突き詰めると思想統制に行き当たるよね。相手の気持ちを自分側で勝手に決めつけるんだから。愛玩動物だから許せるかもしれんけど。



人生100年だと定年も伸びるのだろうか。大日本ゼネラル・シルバニアセンターのサイネンチョウスケの好々爺こうこうやが安部礼司のところにやってきて、一緒に立ち食いそばを行く。ちょっと前には立ち食いソバをロボットがゆでる店が実証実験を始めた。人間の仕事がロボットにとられる時代がくる。ロボットにとられないような自分だけの技術やセンスを持つことがこの先大事。独擅場どくせんじょうを得ることが大事。意味は「自分が好きに力を発揮できる場所」のこと。



人生100年もあるとは60歳でも定年退職しないで働かないといけなくなる。それは税金を納めてほしいという国の思惑があるのでは。

⇒そうだろうな。人の命の長さなんて個人ごとだし、自分でも分からないのに大枠にはめようとするのがおかしい話だよ。明日か数時間後にだって誰でも死ぬことはあるのに。



ペンギンは昔は空を飛べたのにいつしか飛べなくなった。それは今の安部礼司の心境と一緒。むかしはなにも恐れず飛ぶことができたが、今じゃ飛ぶのが怖い。これって年齢とともに退化しているのでは、と悩む安部礼司。

⇒成功と失敗の(自分流の)パターンが経験としてあるから、それをもとに行動してしまうんだよね。



退化とは進化の反対ではなく、退化の一つである、と。ペンギンが飛べなくなった理由は恐竜が絶滅したから、空に逃げる理由はなくなり、脂肪を蓄えることで越冬できるようになった。

20代・30代が持つ武器と50代が持つ武器は違う。人生は長い。変化を恐れないことだ、と部長が諭す。

⇒そうなんだよね。この上みたいなことが分かるから年を取るのが楽しいって思えるんだよ。変化があるからこそ毎日が楽しいんだよ。



「世にも美しい三字熟語」という本が今流行中。四文字熟語でもない日本語特有の三字熟語が注目を浴びている。


ちなみにサイネンチョウスケは今年で30歳。見た目も考え方も老けたのは、とにかく一切の冒険をしないでいたため。めっきり老け込んでしまった。



最後は、ユウちゃんが喜びそうな記念日の語呂合わせを3つ。

11月07日:ユウちゃんの日(いいおんなの日)

9月17日:ユウちゃん最高の日(くぅ~いいおんなの日)

6月6日:村上むちゃぶり難しいの日



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