R3.3.21『あ、安部礼司』の感想

すっかり春めいてきた神保町。つい陽気になってしまう季節だが、サラリーマンは陽気にだけはいられない。それは突然に辞令が出ることがあるため。

そして噂では、出向王子が転勤かも、と。



ランチタイムの神保町でアクリル板を向かい合わせに食事をする出向王子とオモヤマちゃん。出向王子の転勤の噂が気になるオモヤマちゃんだが、しかし出向王子は全然気にしない。出向中なのに転勤なんてあるわけない、と。

しかし開発本部まわりの誰かは転勤する、の本当らしい。


ユウちゃんと安部礼司が黙食しながら目で会話する。それは、安部礼司がもし転勤したらユウちゃんたちは、ついてきてくれるか、という問いかけ。それにNO(自分も仕事がある)と突っぱねるユウちゃん。


⇒リモートワークが主流になりそうなのに、今後も転勤ってシステムは続くのかなあ。



飯野っす君はこの一年で料理を始めた。それは『極上ずぼら飯』というレシピ本。緊急事態宣言で夕食難民となった独身男性たちが、簡単なレシピで極上メシを作ることができるとベストセラーに。

その本に感化された飯野っす君。完璧なズボラ飯(本末転倒)をめざす。すっかりハマってしまい、会社でもズボラ飯を作ってしまう。カルボナーラを作ってオフィスじゅうをニンニク臭くしてしまう。



誰が転勤するのかを、あざとカワイイでおなじみのモエソデリスミが、島原鉄道の赤字ペンをプレゼントして部長さんに尋ねる。それは3色ボールペンのすべてが赤色という自虐ペン。

すると部長さんは白状する。転勤するのは五十嵐さん、とのこと。しかしこの15年で神保町は五十嵐さんだらけになってしまった。社内にも社外にもごまんといる五十嵐さんの誰かが転勤すると分かって、安部礼司たちは一気に興味をなくす。

五十嵐さんの一人がいなくなってもまたどうせ増えるでしょ、とひどいことをいうユウちゃん。


ニッカポッカの脚のダボダボは、高所のバランサーを取ったり、高所の風の強さを確認するためともいわれているが、最近は見た目がおっかないからとニッカポッカ禁止の現場もあるらしい。

⇒昔聞いたのは、ダボダボのところに空気が入って涼しいから、ってのがあった。しかし怖いから、ってのはニッカポッカを着ている一部の人たちの素行のせいじゃないのかな。。



ちなみに転勤が決まったときに言われたくない言葉TOP3は以下の通り。

1位「いやー、がんばってくださいっす」

2位「いやー、良かったすねえ」

3位「いやー左遷っすねえ」


結局転勤となった五十嵐主任は、左遷ではなく栄転だった。それは大日本ゼネラルTKGセンター。TKGは(とんでもない企画を現実にしよう)の略。

⇒栄転とか左遷とかって、本人の気持ち次第じゃないのか。周りが決めることじゃないと思うけどなあ。



最後は、来年度も安部礼司の継続が決定した、とのこと。

来年度も日曜日に会おうよ。

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