R3.2.28『あ、安部礼司』の感想☆
さやえんどうのスジとヘタを取りながら親子会話をする安部礼司とエイタ。エイタはこの前、多摩川線のエスカレーターでペンギンを見たという。それもファーストペンギン。それはエスカレーターの歩く列(関東じゃ右側の列)で、ジッと動かないおじいさんのこと。本来エスカレーターは2列でジッと立っていないといけない。
ファーストペンギンとは、ペンギンの群れのなかから一番手に海に飛びこむペンギンのこと。群れの大将のいないペンギンのなかで、獲物を取るためシャチなどがいる海の中にまっさきに飛び込むペンギン。そこには功名心もなにもない。
⇒ペンギンにも個性がある、ってことなのかな。毎回おなじペンギンが飛び込んでいるのかな。面白い話だ。
そんな、おじいさんを見てエイタは恰好いいと思い、片側だけ歩くエスカレーターはバランスが悪い、と感じていた。そんな話をきいて安部礼司は動揺していた。バランスを取ることは難しいなあ。と。
◇
そんな安部礼司のことを、バランスが良いと感じていた飯野っす君。そんなに悪口も言われていない、と言うと安部礼司は、ちょっとは悪口言われていることを気にしていた。100人いて100人が好きになることはない。100人のうち99人が良く言っていても、1人の悪口が気になるガラスのハートの安部礼司だった。
⇒こういうの気にしだしたら、とり憑かれたように気にしだすからね。特に最近はLINEやSNSで大変だよね。逆に若いひとは耐性が付いているのかね。
会社員としてキレないって大事だ。
◇
家に帰るとユウちゃんが頭痛していた。そんなユウちゃんに病院に行ったほうがいいよ、と勧める安部礼司。しかしユウちゃんは変な笑み。
ユウちゃんは安部礼司に問題解決を求めていなかった。同意と共感、なんなら同情を求めていた。
しかし皆まで言わない。期待しすぎないことが夫婦間バランスの鉄則。何度も裏切られてきた、と自分に言い聞かすユウちゃん。安部礼司は安部礼司で、一言多いより一言少ない、が良いと口数少なくしていた。
『未来を変えるには、過ぎ去った過去を見るのが良い。by.渋沢栄一』
◇
久々に出社したオモヤマちゃん。マリーアントワネットみたいな恰好で出社しているのに驚く安部礼司。それは出向王子に見せるため。
ロシアのことわざ「愛する人のためなら7ベルスタの道のりも大したことはない」を実践したが、その日は出向王子はリモートだった。
そんなバランスを崩しているオモヤマちゃんを見て安部礼司はふと思う。
ときどきバランスを崩した映画や本、アニメや演劇を見るのは、毎日バランスを保って暮らしているのに疲れたからかも、と。
⇒たまになら良いんだけど、どっぷり浸かってしまうと、それこそバランスが悪くなるからね。毒と薬の間で過ごすのは難しいね。
自己肯定感は誰も授けてくれない、自分で築くしかない、とポジティブなこと言ってオモヤマちゃんは去っていった。
⇒ネガティブなのかポジティブなのか分からないなオモヤマちゃん。
◇
「論語と算盤」を読め、と部長さん。論語は思想、そろばんは経済。思想のないお金稼ぎも、お金稼ぎを忌み嫌う思想もどちらも良くない。バランスよくしなければならない、と説く渋沢栄一が書いた名著。
バランスを守れる人は平気でバランスを崩せる、と言う部長さんは、安部礼司と飯野っす君を連れて浅草の「かわらな」に連れて行く。ここは瓦割ができるお店。そこでは五十嵐さんが叫び声をあげながら瓦を割っていた。
◇
最後に最近感じたストレスは?
安部礼司:最近、俺のアドリブ誰も聞いてくれないとき。
ユウちゃん:本当にヤバイのは言えない。けど、一番やばいストレスは自分が気づかないストレスだから、こまめに発散しないといけない。
今週もスロースタートでいきましょう。
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