R3.1.24『あ、安部礼司』の感想(二度目の緊急事態宣言)
安部礼司、飯野っす君、出向王子の3人は、プロジェクトが終わったので、引き連れて赤ちょうちんへ。安部礼司はその日の勘定をスマートに払おうと考え、トイレに行くふりをしてレジに向かった。しかしそこではすでに、常連の部長さんが払ったあとだった。
……という話も一年前。年明けから始まった感染爆発でふたたび窮屈な生活になってしまった。大変な毎日が続くが、なんでもないような小さな日常を音楽とともにお届けする今週(毎週)の安部礼司。
◇
出向王子の今年の目標は「素敵な大人になること」。いつまでも若手ではいられない。後輩の力になりたい、と思い、後輩のナツトに話しかけるから「大丈夫でーす」とあしらわれる。
後輩に煙たがれてるんじゃ、とマツテギャクニイウ子課長が指摘。そんな後輩に媚びたりしないで、シンプルに仕事ができる男を目指せばいい。子供のころは足が速いのがモテたが、大人だと仕事が早いのがモテる。
しかし自称仕事早いマンにならないように。以下のようなことをしないように。
・メールは即レス⇒しかし単純ミスや勘違いが多い。
・会議は結論を簡潔に⇒過程を言わないから意味が分からない。
・いらない資料は捨てる⇒自分にとっては要らないものでもほかの人は要るものかもしれない。
⇒最後のはいいと思うけど。自分のデスクにある資料は自分のものなんだから、と思うけど。
◇
横浜のガンダムを見行きたい安部礼司と部長さんのあいだには、大人の男と大人の男によるプライドをかけたマウント合戦。
安部礼司:俺ってそこらへんのにわかには足元にも及ばない筋金入りのガノタだからなあー。
部長:え、今、筋金入りのガノタって言った?
安部礼司:ええ、ガンプラからガノタですから。
部長:それってベストメーカーコレクション・1/144のガンプラのこと? だったら1980年7月だ。ガンプラはガンダム放送半年後に発売したから。俺はガンダム放送開始だから1979年の4月7日だもーん。
安部礼司:へえー
部長:だから俺、ガノタのなかのガノタなんだよね。知ってる? ガンダム初回の視聴率は5.3%だったんだよ。だから
安部礼司:ふーん
部長:お前はリアルタイムで知らないんだ。
安部礼司:部長は知ってるんですね。
部長:そうだね、なんせ俺はガンダムが流行るまえから好きだったからね。
「アレ流行るまえから好きだったんだぜ」という謎にマウントを取りたがるんだろう。「俺は誰よりも早く魅力に気づいていたすごいセンスの男なんだぜ」ってだけのアピールだとしたら男って面倒くさーい、とあきれるナツトとオモヤマちゃんだった。
⇒これって年功序列で先輩後輩、縦社会の強い日本社会・男社会特有なのかもしれない。女社会でもマウント合戦はあると思うけど。他人と趣味嗜好を共有することは、仲良しクラブではなく部活動のような感覚なんだと思う。試合はないけど。
◇
出向王子は、おなじ後輩キャラの飯野っす君には負けたくない。そんな飯野っす君が最近、二枚目に見えてしまっていた飯野っす君。イケリーマン化なんて変だ、とちょっとひどいオモヤマちゃん。
気になって飯野っす君を尾行するオモヤマちゃん。するとフルモデルチェンジしたノートeパワーを買っていた。新車パワーによって飯野っす君は毎日に張りが出る二枚目キャラになっていた。
⇒唐突な宣伝ぶっこみ。
◇
立場が人を作る、という言葉通り最近の飯野っす君の見違えるような仕事ぶりは、新車のオーナーという感じがする。それを聞いた出向王子は、あの禁じ手で返すしかない、と考えた。
それはみんなの前で自慢をしようとした飯野っす君を先回りして自慢するという、新車の自慢横取り大作戦という禁じ手だった。
⇒これは禁じ手。これだから戦争はなくならない。
そんな光景を見たオモヤマちゃんはカンカン。飯野っす君に対する子供じみた仕打ちの出向王子に怒っていた。
そんななか緊急事態宣言がまた出てしまった飯野っす君。車を買い替えたタイミングで出てしまった緊急事態宣言だったが、これが終わったら家族でドライブするぞという気持ちが生きる希望になっている、という。
これが終わったら絶対にあきらめずにやりたいことを、探しましょう。
⇒二度目の緊急事態宣言は、一度目よりかは緊迫感がないのは確か。でも確かに、外を走る救急車の音がまえより多いのも確か。
◇
ナツトは緊急事態宣言に伴うリモートワーク。自宅で仕事。化粧や満員電車に乗らなくていいのは楽だが、あこがれの東京で働きたかったのに、とため息。だらしないスウェット姿でため息。
⇒本当だよね。年明けからスーツ着てないもんね。髭剃り頻度も衰えてるもんね。
◇
1月3日が奇跡が起きた。売れ残ったAbetive通販カレンダーが売り切った。
以上
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