R2.12.20『あ、安部礼司』の感想(バブリークリスマス))
3時間前にも聞いたかもしれない、山下達郎のクリスマスイブが流れる。これを聞いて思い出さすのはJRの、牧瀬里穂が駅で恋人を待つCM.1989年の冬。もう31年前の出来事。
バブルのころのクリスマスイブはすごかった、と思いにふける部長。
クリスマスまでに恋人を作り、身の丈に合わない高級レストランで食事をし、ティファニーのオープンハートをプレゼントし、数か月前に予約した赤プリに甘いひとときを過ごす。まさにあの頃はお祭りだった。
今アラフィフくらいの人にはあのころのクリスマスイブはすごかったのだ、としみじみする部長さんを見て、同期のマツテギャクニイウ子は、部長は恋をしたがっている、と察する。しかも簡単な恋ではなくトレンディな恋。それにはライバルが必要だ、と考えていたところにギロッポンシースー戦略室からノーラヒラノがやってきた。そんな今回はぶっとびバブリークリスマス。
⇒バブル世代はまだバブルのバイタリティーなのは確か。失われた10年、20年世代が失われたのバイタリティーを引きづっているのと同じように。
◇
オモヤマちゃんの去年のクリスマスは輝いていた。しかし今年は牛丼屋とコンビニのプチシューで済まそうと提案しようとする出向王子。コロナのせいにて手抜きしようとする出向王子に、ユウちゃんは舐めてるね、と苦言を呈し、ライバルが必要じゃ、と提案する。去年とおなじようにイケテルにお願いしようとしたが、彼は今仕事で参っていた。
イケテルが参っていたのは、取引先の社長。五時から男。アタッシュケースを札束でパンパンにしてザギンを練り歩く、バブルのころブイブイ言わしてたおじさん。ザギンから追い出しないならマブイナオンを連れてこい、と笑った。
そこにシーマ向かったノーラヒラノ。千堂明子と仙道敦子を足して二で割ったようなハクいチャンネーだった。アッシーでメッシーでミツグくんだった社長のドM心が目を覚まして、店から出て行った。
◇
ザギンの交差点で待っていると、部長さんとぶつかってしまうノーラヒラノ。クリーニング代を請求するため名刺をもらう、という往年のトレンディドラマまみれの展開。
トレンディドラマの主人公いきつけのプールバーでバドワイザーを頼む。そんなシャレオツなバーに、偶然、やってきたノーラヒラノ。部長と話をする。部長はノーラヒラノの、昔の恋人に似ているらしい。
キャンパスのときの恋人だったが3年前に別れた。なんとその元カレは部長さんの双子の弟だった。しかし数年前にやまいでなくなってしまっていた、という、あの野球漫画みたいな運命のいたずらが次々起こる。
そんなノーラヒラノは実年齢42歳。なぜバブリーな世代と一緒なのか、と尋ねると、港区の多めに税金を払えば、住民票とか保険証の年齢を止めてもらえるらしい。
沼津じゃ? と尋ねると、港区の沼津、とのことだった。
⇒本当かよ、と思って探したけどわからん。芝浦あたりか?
そこにマツテギャクニイウ子(元カノ)が入ってきた。
あまりのトレンディど定番展開にナレーションの五十嵐さんも噴出してしまう。ちゅくちゅーん。
◇
一万円でバブリーなクリスマスの過ごしかたをノーラヒラノに尋ねる出向王子。
全然ひゅーひゅーにならない・・・と思っていた出向王子だが、バブリーは作れる、と一万円でもバブリーなクリスマスができるという。
1.大事なのは特別感。彼氏ならではの特別ななにかを提供すれば、それでカノジョは喜ぶ。
2.プレゼントはどんな小さなものでも良いから最高級にこだわるべし。
⇒ひゅーひゅーってバブルよりかは後90年代中~後半ぐらいなイメージ。
◇
そんなアドバイスを提供するノーラヒラノから、部長さんのポケベルに「14106(あいしてる)」が届く。
しかし、ラッセンのイルカのジグソーパズル(5000ピース)を西田ひかるの誕生日パーティに持っていくため、今日中に作らないといけない仕事を渡される。
そこにポケベルに送られてきたのは「3470(さよなら)」。
部長さんは雨の中を走ってノーラヒラノのところに駆けつけると、透明な愛の弓矢を投げた。それにい射貫かれて世界一幸せな矢鴨になったノーラヒラノ。
その光景を遠くから、吉田栄作も江口洋介も浅野ゆう子も有森也実も加勢大周も新加勢大周までもが祝福した・・・という設定でクランクアップ。以上、なんちゃってバブリー劇場でした。
◇
今回なかなかのカオス回。面白すぎた。30年前のことでこんなに盛り上がるなんて、やっぱりリスナーの高年齢化が・・・
なお現在、Abetubeの見逃し(聞き逃し?)配信中。
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