R2.10.18『あ、安部礼司』の感想(筒美京平・パトレイバー)

そろそろ神田古本祭りのシーズンだが、今年は中止。


10月誕生日のヒタチノナツトにケーキを渡すサプライズを実行したアンジュっち。

サプライズすればするほど喜んでもらうと思っていたアンジュっちだったが、ナツトは微妙な顔。なんでも今の20代は災害や不況などの不安な時代で育ったためサプライズはノーサンキュー。むしろネタバレ大歓迎。先の読めないことは怖いため、すべて知ったうえで楽しみたい、とのこと。

サプライズは仕掛ける側の自己満足であることに気づいたアンジュっちは自己嫌悪に陥ってしまった。


⇒施す・施されるに限らず、金銭無関係の行為のすべては自己満足じゃないかな、とも思えてくるけどね。しかし今の30代だって不況と災害で育ってるぞ。

⇒五十嵐さんがひさびさ復帰。声がちょっとお疲れ? ちなみに五十嵐さんは15年前なにをしていたかというと、焼酎のソーダ割に凝っていたという。



ちくわの穴にキュウリを挿した奴をマヨネーズにつけて食べたら最高だよな、とテンション高めで話しかける安部礼司。


飯野っす君もサプライズは苦手。仕掛けられたほうもリアクションを期待されるのが困る。



時代はDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代。大量消費と大量生産す勝者となる。

安部礼司の同期で経営企画部のゴンドウ部長が、安部礼司たちの開発本部に要請する。それは昔、安部礼司と飯野っす君が15年前に作った「ご当地ナビ」を超えるアプリを作ること。それを部の存続とした。


しかしスマートフォンが普及した今、「ご当地ナビ」が流行るのだろうか、と不安にする飯野っす君たち。


2006年に気分が飛んでいた安部礼司。

その日も古本屋で15年前のCanCanを見ていた安部礼司。表紙は蛯原友里。いわゆる「エビちゃん」。当時の安部礼司はエビちゃんと言えば、ユニコーンのベースの人か、海老名緑かと思っていた。



いまだに茨城を「いばらぎ」と言う人がいて悲しむナツト。


この15年でいろいろ変わった。

スマートフォンも2010年には9.7%だった普及率が2019年には85%を超えたとか。

⇒この普及は意外だったんだよな。出た当時は「Ipodに電話機能がついただけじゃーん。こんなのすぐ廃れるだろー」とか思ってたから。

そして3Dテレビはどこへいった!?


それと2008年に日本に上陸したTwitterが世界を変えた。

⇒初期のころは匿名性がないから2chよりも健全だ、とか、言われていましたですけどね。そしてすっかり2chは死んじゃいましたね。


昔はmixiの招待状が届かないと部長が怒っていたな、としみじみしていた安部礼司。ナツトが「招待状?」と首をかしげる。


2007年3月からPASMOが登場。駅の改札の風景がすっかり変わった。

⇒Fericaは日本発で画期的だよね。なのにQRコードが世界で流行っているからって一旦アプリを立ち上げる必要のあるQR決済に寄せるのは。逆に不便にしているよね。(というかQRも日本発だけど)



「行動の源にまじりけのない優しさがある限り、この世に誤解はない」と金言を発する安部礼司の手には河合その子が表紙のBOMBが。



パトレイバーの漫画は本当にいい。文庫で全館持っているけど、社会人になって読んで本当に楽しい。漫画家という個人事業主なはずなのに、どうしてこんなに組織のこと、会社のことを描けるんだ。登場するキャラクターすべてが良い!!!



その後、同期のゴンドウからサラリーマンの意地はないのか、と挑発される安部礼司は、あるよ、と答える。

安部礼司が持つサラリーマンの意地は『一番最後を歩くこと』。

みんなが歩いて落としたものを最後を歩くことで色んなものを拾える。そのなかにものすごいものが入っている。

それを気づかせてくれたゴンドウに頭を下げた安部礼司だった。



令和2年10月7日に誤嚥性肺炎で死去した筒美京平氏をしのんで、今回はほぼ筒美京平曲。


・水の中の逃亡者/SHOW-YA(1987)(作詞・秋元康 作曲・筒美京平)

・どうする?/田原俊彦(1987)(作詞・橋本淳 作曲・筒美京平)

・ドラマティック・レイン/稲垣潤一(1982)(作詞・秋元康 作曲・筒美京平)

・エスカレーション/河合奈保子(1983)(作詞・売野雅勇 作曲・筒美京平)

・コンディション・グリーン ~緊急発進~/笠原弘子(1990)(作詞・田口俊 作曲・TSUKASA)

・強い気持ち・強い愛/小沢健二(1995)(作詞・小沢健二 作曲・筒美京平)

・Romanticが止まらない/C-C-B(1985)(作詞・松本隆 作曲・筒美京平)

・また逢う日まで/尾崎紀世彦(1971)(作詞・阿久悠 作曲・筒美京平)


ご冥福をお祈りいたします。



最後は、安部礼司がこれまで一番のサプライズのエピソード。

それは福岡のイベントの時、会場に移動するバスに乗ってから、ホテルに全部のすべての荷物を忘れたサプライズ。本当にダメなやつ。


来週のゲストはキャンプ好き芸人のヒロシ。

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