R2.7.12『あ、安部礼司』の感想

暑い神保町をマスクで歩く限界の安部礼司。そこに飯野っす君がやってきて、子供のころの夢が実現したを報告にくる。それは蛇口からジュースがでる、という妄想の類。しかし現実で出るのはジュースではなく焼酎だった。


中央線西荻窪にある居酒屋『とらや』にあった。30分・399円(税込)で、カウンターの蛇口から出る焼酎が飲み放題。昭和生まれのオジサンばかり。

しかしオジサンになって良かったこともある、と安部礼司。それは若者に対してオジサンなら寛大になった。ミスをする若者へ応援して、がんばれよ、と言ってしまう。昔はもっと自分のなかに毒があった気がする、と思ったとき、安部礼司の頭のなかに『POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~/反町隆史』が流れる。これが流れたら安部礼司は夏が来た、と感じる。

夏は焼酎でGTO(気をり戻せ、ジサン!)と意気込んだ。


⇒ひとそれぞれの夏唄ってあるよね。


ついに先月からパワハラ防止法が施行されたため、部長さんのあのフレーズも優しくなる。


⇒こうやって創作がしぼんでいくんだよ。



オモヤマちゃんはイライラしていた。それは飯野っす君が、入社2年目の川崎小惑星(23)にデレデレしていたため。しかしオジサンの安部礼司は少し気持ちが分かる。男女問わず頑張る若者にはついついデレデレしてしまう。

しかし話が嚙み合わないのは問題。こち亀の日暮寝男とか、ファイト一発とかの話題が全然分からない川崎小惑星。リポDをエナジードリンクみたいなのと、という認識だった。そんな若者に出向王子も完全にGTO(ェネレーションのいに手上げ)だった。


そんな小惑星の着けるマスクは斬新でおしゃれ。『MASK WEAR TOKYO』というWebストアで、斬新なマスクが売れていた。しかし出向王子は、そのマスクにいら立つ。しかし取引先の社長は、その斬新なマスクを着けている小惑星に、仕事を任せる。その帰り、一人でさぼうるで毒を吐く出向王子だった。


⇒もうタピオカは古いか。盛者必衰早いなあ。それは人材にも言えるのかな。



気落ちした出向王子を連れて安部礼司が、神保町にある『揚子江菜館』の五目冷やし中華を注文。それは昭和8年に日本で初めて誕生した冷やし中華。モリモリの麺の上に具材をモリモリに積み上げた冷やし中華。まるで富士山のようだった。

安部礼司も、昔、部長さんにここの冷やし中華を進めてもらった。いわば御恩送り。


トレンドはもういい、と番組のコンセプトを全否定するようなことを言い出す安部礼司。これからは、昭和の味や音楽をこよなく愛する変なオジサンを目指す。

世界一のスパコンが2・3台投入されたら日本のITをすべて賄える。そうなればリストラだ、と戦々恐々の安部礼司。しかし出向王子は、安部さんは計算はできないけど性格が良いから大丈夫、と嬉しいことと嬉しくないことを言ってくれる。


⇒仕事ができるけど性格が悪いと、周りがついていかないよね。それが分からないのも若さ(挫折をまだ知らない)からかな。


ここでドラマに流れるように新製品・日産キックスのCMが入る。



その後心入れ替えた出向王子は、若手でトンガってるアピールをやめて、今度はキッチリ仕事にできる奴をアピールすること、とアドバイスする出向王子だった。



最後にユウちゃんから、ガチンコトレンドクイズ。

Q:今、欧米や韓国で流行している、前髪だけブリーチの髪型は?

A:バングカラー、でいいのかな? バンビカラー? え?(ユウちゃんも知らない)。



今回の話はキッチリとサラリーマンの組織の話で面白かった。

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