R2.1.26『あ、安部礼司』の感想

安部四輪の企画で頭を悩ましているインターン高校生・ミナノコナツ。そんな悩んでいるコナツの力になろうと考える暇そうな大人のサラリーマンたち。ここは、大人らしく格好いい声掛けで励まそうと考えた。以下のような言葉をかけようとする。


安部礼司

「やれば、できるよ」

はいだめー。できなかったらどうするのか。


飯野っす君

「悩むだけ無駄。だって仕事ができてもできなくても報われないのがサラリーマンなんだから」

はいだめー。シニカルすぎる。


出向王子

「みんなそんなに期待してないから」

はいだめー。期待してないって言われてうれしいか。


そんな声掛けスキルのないサラリーマンに、部長さんが、偉人の言葉を引用することだ、と告げる。


部長

「今は下り坂にいるかもしれない。しかし、古代ギリシャの哲学者・ヘラクレイトスは言った。登り坂と下り坂はひとつの同じ道である、と」

意味はよく分からないが、声が良いのでなんだか納得感があった。

 ⇒他者の言葉を引用すると、なぜだか説得力増すよね。それくらい本人の言葉に説得力がない、ってことなのかしら・・・



悩んだ末に出したのは、大きなサラリーマンの像を作ること。20メートルくらい。お台場の等身大ガンダムくらいのサラリーマン像を作って、みんなで眺める、という企画を考える。


どうやって作るのか。業者に頼むにしても今から間に合うのか、と不安視する安部礼司たちに、コナツは、暇そうな安部礼司や飯野っす君に作ってほしいとお願いする。当然できるはずなく逃げ出した。

どうしてみんな、手伝ってくれないのか、と嘆くコナツのところに、それは交渉下手だから、とやってきたのはオモヤマツラミ。

上手にお願いするには、甘えることだ、とアドバイス。甘える女なんて自分オモヤマちゃんは嫌いだが、男は女に甘えられるのが嬉しい生き物。そんな甘え上手がこの会社にはいる、と教えてくれた。


それはモチロン、姫川さつきパイセンである。


大場部長に、チョコレートを渡しながら甘えて有給のお願いをする。即OKとなった。

甘え上手なパイセンだったが、その甘え方には技が隠されていた。それは相手の名前を連呼すること。

心理学用語で“ネームコーリング”と呼ばれるこの技は、人は自分の名前を良いものと思い込んでいるため、相手の名前を会話のなかでバンバン使うことで、相手に親近感を与えることができるのだった。

人は自分の名前を無意識にいいものと思っている。たとえばパイセンは、姫路城や皐月賞に好意を抱いている。

 ⇒あー、これは分かるかも。あと、引っ越し先を見つけるときに、あざ名が昔住んでいたところとおなじだったりしたら、それが決め手になったりするし。


総務部のミナミノナツコにお願いに行く。ミナミコナツと名前が被っているため親近感を抱いた彼女に、世界の大魔神フェスティバルを開催したときに使った実物大大魔神を借りに行く。



明治のバレンタインのトレンド予測によると、令和最初の今年は、義理よりも感謝を伝えるサンクスチョコレートが流行るという。義理チョコは送るほうも渡すほうもポジティブではない。感謝を伝えるサンクスチョコのほうがどちらもハッピーだ、という考え。

 ⇒また職場のバレンタインがやってくるのか。。


それを踏まえて、部長さんはサンクスチョコレートをサラちゃんに渡す妄想。一緒に、部長さんと誰かをモチーフにした官能小説を渡す妄想。。。

 ⇒事案です。



コナツはミナミノナツコから言われた通り、別館の保管庫にいるヒトリヤマアキラにお願いしにいく。しかし保管庫の管理をひとりでしていた彼は、あんたらは簡単にあれ出せこれ出せと言うが、整理するのはこっちだ、と不機嫌で取り付く島もなかった。

 ⇒ショムニのBGMいいね。やっぱりドラマは印象的なBGMで決まるよね。しかし【♪「DA.YO.NE」EAST END×YURI】なんて、しぬほど懐かしいなおい! 涙出てきたわ!


それを聞いた安部礼司は、確かに今まで、ヒトリヤマさんに不要になった備品を渡して管理させていたことを反省していた。

 ⇒うーん。仕事=業務=役割だと思うけどなあ。それは感謝の気持ちとは別の話だし、自分の仕事に誇りを持つ持たないってことからも別も話だと思うけど。倉庫番が仕事の人はそれを全うしてて他部署はそれを信頼してるんだから。

 まあ、業務が人に依存してるのは健全な組織じゃないけどね。


ヒトリヤマの機嫌を取るために、彼が昼休み一人で屋上でやっている体操に付き合うことで、懐柔することに成功した。久しぶりの体操は気持ちがいいな、と安部礼司たち。ミナノコナツも、体操すれば体が軽くなる、と満足そう。

 ⇒体操で体が軽くなるとか、本当に女子高生?



クレイジーケンバンドのぃ横山剣さんが、大日本ゼネラルの横浜支部の人役でラジオドラマ出演。彼がいうには、会場には20メートルの人形は入らないという。

それをコナツに伝えると、すんなりあきらめる。無理なことは無理なので次を考える。そして考えていたのは、体操。


安部四輪では、安部礼司エクササイズ・FMラジオ体操を開催することが決定する。

⇒みんなで体操かあ。ドンずべりしないといいなあ。。。


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