R1.12.15『あ、安部礼司』の感想

あと二週間で今年も終わり。元年が終わり。

野郎限定のさびしい男限定の忘年会・『寂しい会』に出向王子を参加に誘う五十嵐物産の社長。喜んで受け入れる出向王子を安部礼司は心配する。客先の忘年会すべてにYesしていた出向王子は、なんだか自分を追い詰めているようだった。



姫ちゃんがユウちゃんに心理テスト。両手を、指を編みこむように組んで、右手の親指が上にきたら左脳型(=頭脳タイプ)。反対は右脳型(=芸術タイプ)。左手の人はさらに逆(右手の親指が上⇒右脳型)。ちなみに机の上でナチュラルに腕を組んでいた部長さんは右脳型。それもそのはず、部長さんは来る忘年会の出し物で頭がいっぱいだった。そんな部長さんが、自席でタロット占いしているオモヤマちゃんを見つける。話しかけると、オモヤマちゃんは来週の予定について占っていた。その結果は最悪、と出たのだった。


⇒しっかしこのオフィスの連中、全然仕事しねえな!

 


自分を追い込んでいる出向王子は、先週頼まれた忘年会幹事の仕事を全然していなかったので、忘年会マスターの飯野っす君がそのテクニックを伝授する。


マスター曰く『忘年会は店選びですべてが決まる』。それがすべてだという。


⇒だな。これは真理。ちなみに去年の忘年会はレモンサワーブームでした。書き続けてると遡れて便利便利。


そして飯野っす君から幹事の注意点を2つ。

人数が増えれば増えるほどみんな、好き勝手言い始めるようになる(俺は早く帰る/俺は遅れてくる/俺はあいつの隣は嫌だ、などなど)。それをうまくイナしてこその幹事。


そして重い幹事にはならないように注意すること(遅刻はするな、部屋から出るな、4632円の会費をお釣りがないように、飲み物のオーダーは幹事を通すように、などなど)。このエピソードは実は、数年前に幹事をしたイケテルのエピソードだった。数年まえまでイケテルは重い男だったのだ。


⇒おいおい後付け設定多すぎじゃないかい?



そんなイケテルがオモヤマちゃんに猛アタックする。結果、24日を一緒に過ごすことにOKを出した。


そんなことを知る由もない出向王子は、締め切りと外せない宴会で自分の気持ちと向き合うこともできないほどてんやわんやの大忙しで安部礼司に泣き言をいう。しかし安部礼司は「この師走の荒波を乗り越えてこその男だぞ」と言い残してさっさと退社していった。

夜遅く仕事を片付けるパンパンの出向王子に、部長さんが忙しいとわかりながらも相談を持ち掛ける。それは一緒に忘年会の出し物をしてほしい、というお願い。即答で断られた。


⇒仕事は忙しい相手に振れともいうしね。そして本当にパンパンだったら生返事で受けちゃうしね(すでに自分の業務量すら把握できないほどパンパンだから)。



横浜中華街で姫ちゃんとユウちゃんがこそこそと歩いていた。イケテルが、実は重いイケメンという噂を知り、足しげく中華街は占いのお店に通っていることをつかんでいた。そうしてとある占いの館に潜入する姫ちゃん。そこにいたのは、オモヤマちゃんにそっくりの占い師・アレーナ。ユウちゃんを見るやいなや、平均的な夫がいると見抜いたし、姫ちゃんの顔を見るやいなや、ずいぶん彼氏がいないし(この先も)、と見抜くほどの本物の腕前だった。

そんなアレーナこそ、イケテルが思いを寄せている相手だと気づく姫ちゃんだった。



24日に予定していた「寂しい会」は五十嵐物産の社長にカノジョができたため反故になった。そしてアレーナが好きなことを姫ちゃんに教えてもらったオモヤマちゃんは、イケテルに、24日はアレーナに思いを伝えろと発破をかける。重い重いと思われるオモヤマちゃんだが、根っこはポジティブ。逆境が重いほど燃えるタイプで、グジグジするイケテルの背中を押したのだった。



そして開発本部の忘年会の日。

サラリーマンのもっとも大切な仕事のひとつ。それが飲み会のしきり。今どき大学生もいかないほどの大箱の激安居酒屋だった。

しかし出向王子の幹事の盛り上げと、飯野っす君と安部君のサポートによって宴会は大盛り上がり。十分温まってきたところに部長の出し物がさく裂する。それは出向王子との二人で、お笑いコンビ・チョコレートプラネットのTT兄弟というネタを披露した。

身近ななかの色々な「T」を探す、というTT兄弟のネタを使って出向王子は、オモヤマTラミに公開告白。こんどのTuesday(=12月24日)に一緒に過ごしてほしい。


そしてOKとなった。


⇒【自分の備忘】2019年の部の忘年会はしていません。



⇒ちょいと数年前はフラッシュモブが流行ったけど、誰でも世界中に公開できる昨今じゃ、公開告白(周囲の圧力?)をするなんてのは全然ハードルないのかな(するほうも、受けるほうも)。ネットゲームで知り合って結婚なんてのは21世紀の冒頭から出始めてたし、お見合いが壊滅した今じゃマッチングアプリで出会うのがその代替をしてくれてるし。


10年でガラッと変わったなあ。けどこれからはあんまり変わらないかも。次にガラッと変わるのはスマホがスマホじゃなくなったときだな。ワイヤレスイヤホンがスマホになったときだろうなあ。


そして2020年。全力疾走だった・・・かな・・・?



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る