H30.8.12『あ、安部礼司』の感想

【第一話】

 苗場は先々週でしたか。台風参戦で染みるだけじゃすまなかったテント組だそうで。

 隠れフェス民(とは言わないと思うけど)はケッコウいると思いますね。これはあるある。フェスとキャンプって一緒くたにしていいのかだけど。



【第二話】

 安部ファミリーのキャンプ(前半)。

 新車のセレナにキャンプ道具を詰め込みながら、男の夢たる飯盒炊さん(または飯盒炊はん)がしたくて興奮全開の安部礼司。


 ◇


 舞台変わってカリードカリー。

 独り言の活舌がよくなっている姫川パイセンが、プレミアムフライデー、シャイニングマンデー、ファンタスティックチューズデー、エキゾチックウェンズデー、ドリーミングサーズデーと、つぎつぎ増える休みに嘆く。

 <夏の思い出>を強要させる世間の風潮に辟易へきえきしながらも、その風潮を跳ね返せないでいる姫ちゃんの頭のなかに『夏の終わりのハーモニー(井上陽水・安全地帯・姫川さつき)』が流れだす。


 ペグ(?の上の方みたいな奴?)を打ちこみ、ビクトリノックス(十徳ナイフって言わないんだ)を使いこなし、カレーを作る(パパってしゅごおい、だいしゅき、ちゅ!)ことでパパの復権をめざす安部礼司は、サラちゃんにカレーを作らせてキャンプに持っていこうと企てていた。

 復権方法はそれでいいのか、とも思うが『我々のもっとも誠実な努力はすべて、無意識の瞬間に成し遂げられる』というゲーテの言葉を引用し、安部くんの、復権のためなら手段をえらばない無自覚の行動を称賛するサラちゃんだった。


 そして無自覚で衝動的に姫ちゃんをキャンプに誘うサラちゃん。

 そこに歌いながら入店してきた部長。

 二羽の小鳥をアウトドアにいざなおうとするキャンプの帝王だったが、パイセンが全力で跳ね返して、サラちゃんと二人でキャンプに行くことを決める。


 夏は<夏の思い出>が活気づく季節。

 特に今年は平成最後の夏であるため、否が応でも威勢がいい<夏の思い出>。

 ふと思うに、元号が変わるのが前もって分かっているのは、日本の歴史上初めてではないだろうか。

 と、考えちゃうとさらに<夏の思い出>はますますその力を強くして、大型で非常に強い勢力となってお盆明けの日本に襲い掛かってくるだろう。

 ……ああ、なにかしないといけないのか。。。


【第三話】

 安部ファミリーのキャンプ(後編)。

 ペグ(?の上の方みたいな奴?)を打ちこみ、ビクトリノックス(十徳ナイフって言わないんだ)を使いこなし、カレーを作る(パパってしゅごおい、だいしゅき、ちゅ!)ことを妄想していた安部礼司だったが、息子はペグを使いこなし、娘はナイフを使いこなし、カレーは自宅に忘れてくるという奇跡的状況で(パパの復権的に)ピンチに陥る。


 というか、十徳ナイフを使いこなす三歳児ってしゅごすぎるだろ。


 そんなピンチの安部礼司のもとに飯野クンと部長が、午後半休で森のなかキャンプに闖入するという超展開を見せる。綱紀粛正レベルにやりたい放題の大日本ゼネラルの面々たち。→と思ったら夢オチ。

 結局、パパの復権はできず、最後はとなりのヒゲ親父に良いところをすべて持っていかれることに。


 今週は『キャンプ』くくり回でした。

 夏も折り返しです。

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